先週、オデッセイとトゥーロンデザインは膨大な数のパターをリリースした。その数は、へッド、カラー、ネックオプションを含めると37モデルほどあったと思う。正確な数は多少前後するかもしれないが、業界の標準からするとかなりの数のリリースだ。今年オデッセイは、彼らの膨大な種類のパターでゴルフショップのパターコーナーを占領する準備を整えているようだ。

しかし、オデッセイのパターの展開はこれで終わりではない。

今日は、近々発売予定の新モデルのパターについて話そう。オデッセイはネックのオプションを2つ増やし、マレットパターの数をさらに拡大する予定だ。EXOは単にモデル数を40以上に増やすために造られたのではなく、オデッセイのパター造りの限界を超えるための挑戦なのである。

 

オデッセイEXO

先週リリースされたパターの1つに、EXO 2-Ballがある。これは、オデッセイの最強トリオ、ウィリアムズ、ローリンソン、トゥーロンによるデザインで、究極の2-Ballを造るために素材コストやミーリング(削り出し)にかかる時間など、製造に関する制約をすべて度外視して造られ、その結果すばらしいパターが出来あがった。今回の2-Ballの仕上げはローズゴールドだ。

新しいオデッセイEXOラインの方向性は、これまでとは少し違っている。もちろんEXO2-Ballという名前や複合素材の性質は共通しているが、新EXOパターはルックスを売りにしているわけではない。確かに見た目もすばらしいが、プレーすることを目的にデザインされている。

 

複合素材がもたらす慣性モーメント(MOI

最近のパターは、MOI(慣性モーメント)が重要視されている。MOIを上げることで、パターストロークの安定性が向上する。従来のパターでは安定性があるほど精度の高いパターだと考えられていた。たとえ精度がそれほど正確でなかったとしても、安定性は欠かすことができない。

新EXOラインには、3つのマレットモデル(Rossie、Indianapolis、定番の7番)がある。これらのモデルのすべてが、以前より高いMOI値を特長としている。EXOの7番についてはMOI値を50%向上することに成功した。7番のヘッド形状ですでにMOI値が上がっていることを考えれば、これはとてつもない数字だ。

どのようにして、これを可能にしたのだろう。

EXOラインでは、パターの中心部分に軽量のアルミニウムを使い、外側部分にはより重いスチールが使われている。物理学者によれば、重量を外側に移動させるとMOIが上がり、ボール回転の安定性が向上するという。ヘッドに2種類の金属を使うことで、重量配分を変えることに成功した。さらにEXOパターは、他のモデルよりも浅い重心位置を特徴としており、寛容性も加わった。

安定性と寛容さ以外に、あなたがパターに求めるものは何だろう。

 

ホワイト・ホット・マイクロヒンジ・インサート

オデッセイパターの競合は、オデッセイパターであることは興味深い。その理由は、「ホワイト・ホット・インサート」の詳細を知れば納得すると思う。多くのゴルファーに大変人気があるのは、事実のようだ。先週のオデッセイの記事に対するコメントには、センターシャフトに関する質問や、O-Worksの「マイクロヒンジ・インサート」の代わりに「ホワイト・ホット・インサート」が欲しいといったコメントがあった。だがもし、「マイクロヒンジ・インサート」と「ホワイト・ホット・インサート」の両方が手に入るとしたらどうだろう。

オデッセイの技術者たちは、O-Worksに採用したボールの転がりを増すマイクロヒンジ・テクノロジーと、打感と打音に優れたホワイト・ホット・インサートを融合させ、「新ホワイト・ホット・マイクロヒンジ・インサート」を開発した。懐疑的な人もいるだろうが、従来のインサートを単に白塗りしただけではなく、確実に技術が向上している。

従来のホワイト・ホット・インサートの打感を再現するために、ポリマーのブレンドを調整して硬さを増した。この硬いエラストマーと標準のマイクロヒンジフェースを合わせることでインサートのスチールフェースを変化させ、全く異なるボールのロール特性を生みだす。

ホワイト・ホット・マイクロヒンジ・インサートのヒンジは、O-Worksよりも大きいことがお分かりいただけるだろう。実際には従来の3倍ほどの大きさだ。ヒンジの大きさの変更は、直接ボールの転がりに影響するだけでなく、インパクト時の打音に変化を与える。金属が多いほどインパクト時の打音は大きくなる。これらすべての変化をもたらすには、多くの微調整が必要だった。

オデッセイは多くの微調整を重ね、人気のあったホワイト・ホットインサートの持つ打音と打感に加え、ボールの転がりを向上するマイクロヒンジテクノロジーの両方の特長を兼ね備えた新しいインサートを開発した。

インサートの白色は、アドレス時にホワイトフェースが見えることを好むゴルファーには嬉しいポイントでもある。ゴルファーの個人的な好みはさまざまだ。

ホワイト・ホットのファンが、今回の新ホワイト・ホット・マイクロヒンジ・インサートにどのような反応を示すか楽しみだ。オデッセイのデザインチームは、新テクノロジーの開発に多くの時間を費やし、思考を重ねてきた。おそらく将来、他のブランドが真似したいと思うような一流のインサートになるだろう。

 

追加されるEXOモデル

今年EXOモデルが3種類発売されることで、オデッセイのパターは37モデルから40モデルになる。1つのブランドから40モデルものパターが発売されるのは前例のないことであり、しかもこれからまだ増える可能性もある。実際にはEXOの3モデルに、それぞれスラントネックのオプションが可能なので、最終的に43モデルになるだろう。

前回の記事で述べたように、今年オデッセイがリリースしたパターは全てマレットタイプだ。特に、従来のブレードパターを好むゴルファーに適したマレットである。これは、先日カリフォルニア州カールスバットのキャロウェイ本社を訪問した際の感想だ。スラントネックのIndianapolisはすばらしいフィーリングだった。2018年にはスラントネックのマレットが大ヒットするかもしれない。

オデッセイのデザインチームは、実際にEXOラインのパターを試し、そのデザインに大きな自信を持っているようだ。オースティ・ローリンソンが、EXO7番で数ヤードのパットを沈めたのを目撃した。オデッセイ自身も、EXOラインは多くのゴルファーを魅了すると確信している。

もしEXOモデルを試打する機会があれば、ぜひ感想やコメントを聞かせてほしい。

Shares 0