新モデルの価値

500ドルもする新モデルドライバーは、50ドルでバーゲンセールされているドライバーより本当に性能が良いのか?これは、私達MyGolfSpyにたくさん寄せられる質問のひとつだ。

もし信じることがあるとすれば、ゴルフクラブの技術は確実にここ10年で大きな発展を遂げているということだ。ウェイトトラック、重心、スピードスロット、タービュレーター(空気抵抗のための突起物等)、そしてヘッドの音、など多くの技術を得た。

だが、これらは何か違いや差を生んでいるのだろうか?とにかくボールを遠くに打つ、そうだとすれば、それはいくらに値するのか?

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1年か10年か?

テーラーメイドは、長い間ドライバーの革新において最先端をいっていて、一貫してナンバー1ドライバーとしてその名声を誇っている。

2004年 r7 Quadドライバーの発売とともに、テーラーメイドは可変式ウェイトの技術を世にもたらした。その3年後、テーラーメイドは再びr7SuperQuadの発売を機に、ゴルフ業界に革命を起こした。460ccという最大許容範囲のクラブヘッド重量と4種の可変式ウェイトを備え、多くのゴルファーの核心であった、ロフトを立てない技術に、一躍注目を集めた。

SuperQuadは革命的なクラブだった。調整可能な26グラムは、バックスウィングに多くの影響を与えた。それは今日まで続いている。

 

R7、 M1に屈する

急成長した10年の間、テーラーメイドは、プラグから始まり、2つの交換式ウェイトのねじを装備した高度なシステムまで、ドライバーの調節機能を進化させた。チタン製は、メタルなどの複合素材に取って代わった。

これらは功を奏した。2016年のM1は、テーラーメイドが開発したドライバーの中でも一番の性能を誇るベストドライバーとして、アイコン的立場に上り詰めた。このドライバーは、MyGolfSpyが行った“2016年 MOST WANTED DRIVER”でもランク入りしている。

現代の人気クラブは、10年前の革命的クラブににどう立ちはだかるのか?我々MyGolfSpyは、この数年でどれ程の技術が進化してきたのか知るために、M1ドライバーとSuperQuadをテストにかけけたのだ。

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テスト方法

・M1とr7SuperQuadの比較テストを行った。

・両ドライバーのロフト角は、10.5度で、M1のウェイトはニュートラル、SuperQuadのウェイトは12グラム前方に設定した。

・ハンディキャップが、0~15、ヘッドスピードが40~51m/sの7人のゴルファーに参加してもらった。それぞれのテスターには、各クラブにつき、交互に12~14ショット打ってもらった。

・ミスショットについては、データから排除し、打数にカウントしていない。

・残りの異常値は中央絶対偏差(飛距離と方向安定性の両方)を使って明確にし、最終平均値を算出する前にデータから削除した。

・テスター全員が、ブリジストン B330-RXゴルフボールを使用した。

・ボールデータは、Foresight GC2の計測器を使用し記録されている。

 

THE RESULTS

見解

結果は予想通りになった。少なくとも消費者が望む通りになったと言ったほうがいいかもしれない。10年に及ぶ技術の進化は、あらゆる点で性能のよいドライバーを生んだと我々のテストが証明している。

  • 平均のボール初速は、ちょうど0.22m/s上回る位だったが、キャリーとトータル飛距離の差は明らかだった。M1は平均して14ヤード以上(トータル飛距離)の差をつけた。
  • このことは、M1の一層優れた打ち出し角と回転数の特徴に起因してくる。ボールは、より高く打ち出し、低スピンであった。さらに、ボールは高く遠くに飛び、転がっていった。
  • SuperQuadはM1ほどの優れた性能は持ち合わせていないが、両クラブのボール初速とキャリーの距離における標準偏差値が小さな差異だったことは、SuperQuadが、わずかながらよりやさしいドライバーだということを示している。
  • 一貫性を測定するために、各ドライバーのショット範囲を比べた結果、SuperQuadの方がわずかにばらつきが見られた。これに関しては驚くべきことではなく、一般的に知られているように短いクラブほどボールが左右に散らばらない。
  • 特筆すべきは、SuperQuadを使用した一人のテスターのみが大きなばらつきを出したのではない。

 

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評決

未だにSuperQuad(もしくは他のアンティークドライバー)に固執している知り合いがいるとしたら、彼らは自らのゴルフを苦しめていることを、これらのデータは教えてくれている。

  • 一つを除き他の全てのカテゴリーで、M1の方がSuperQuadよりはるかに優れている。
  • 10年の技術進化は、スピン量を減らすと共に、ボール初速、打ち出し角、そして飛距離を伸ばすことに成功した。
  • これらの結果は大変意義深いものと感じているが、2007年のr7SuperQuad以来テーラーメイドが発売したドライバーの数を記述しておくのも悪くないだろう。
  • 私達が数えただけでも、SuperQuadやM1、及びTourもしくはTPモデルを除き27本のドライバーを発売している。
  • それぞれ違うドライバーは、別々のマーケットシェアを占めていたことを認めつつも、テーラーメイドは27本のドライバーを生み出す中で約800mphもの回転数を落としながら、平均14ヤードの飛距離を伸ばすことに成功してきた。1年に2.7本のドライバーを生み出し、1.4ヤードの飛距離を伸ばしたことになる。
  • M1とSuperQuadどちらも、テーラーメイドの画期的な技術進化を象徴しているが、“得るは捨つるにあり”の概念を立証するに十分な10年であったと言える。

これからの10年間は、“新しいものは古いものを追い出す”と言い換えた方がいいかもしれない。

しかし、是が非でも古いクラブでゲームをして、Cleveland Launcher(昔のクラブ)が未だに今日の市場で他のクラブより勝っていると議論している間は、飛距離のことは忘れた方がいい。

 

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