2026年、本当に“入る”ブレードパターはどれか

ブレードパターは、見た目やフィーリングで選ばれることが多い。しかし実際のスコアに直結するのは、感覚ではなく「結果」だ。

では、2026年において本当にパットを決められるブレードパターはどれなのか。

MyGolfSpyは『PuttView』との共同テストにより、従来を大きく上回る精度でパター性能を検証している。すべての結果は客観的なデータのみに基づいており、マーケティング的な要素は一切排除。数字がすべてを物語る。

今回のテストでは、トップブランドから新興メーカーまで全24モデルを対象に検証。120時間、15,360回のパットを通じて、各モデルの実力を徹底的に可視化した。

その結果から導き出されたのが、2026年のベストブレードパターだ。


2026年ベストブレードパター|総合

最終評価は、『PuttView』ハンディキャップの総合スコアによって決定している。

特定の距離で突出した性能を発揮するモデルもあれば、ショート・ミドル・ロングすべてで安定した結果を残すモデルもある。

アプローチは異なるが、共通しているのは「スコアに直結する距離で明確な差を生み出している」という点だ。

ここでは、2026年におけるベストブレードパターを紹介する。


2026年ベストブレードパターランキング

ミズノ「M.Craft Osaka」

「総合」1位 – ミズノ「M.Craft Osaka」

PING「スコッツデール Anser 4」

「総合」2位 – PING「スコッツデール Anser 4」

 PING「スコッツデール Anser 2D」

「総合」3位 – PING「スコッツデール Anser 2D」

ミズノ「M.Craft Osaka」

「ショートパット」1位 – ミズノ「M.Craft Osaka」

ベティナルディ「BB-8W」

「ミドルバット」1位 –ベティナルディ「BB-8W」

PING「スコッツデール Anser 2D」

「ロングバット」1位 – PING「スコッツデール Anser 2D」

「総合」1位 ミズノ「M.Craft Osaka」

「PuttView HCP」総合
-5.5
「PuttView HCP」ショート
-6.5
「PuttView HCP」ミドル
-1.8
「PuttView HCP」ロング
-7.4

こんなゴルファーにおすすめ

  • 1〜4mのパット成功率を高め、スコアを安定させたいゴルファー:

    パターテストにおいて最もスコアに影響するのは、4〜12フィート(約1.2〜3.7m)の距離だ。ミズノ「M.Craft Osaka」は、『PuttView』ハンディキャップにおいて、ショート・ミドル・ロングすべての距離で高水準の数値を記録。特にショートパットでトップ、ミドルパットでも2位と、スコアに直結する距離で圧倒的な強さを発揮した。

このパターが合わないゴルファー

  • 強めのトゥハングを好まないゴルファー:

    ミズノ「M.Craft Osaka」は強めのトゥハング設計(クラブを水平に持ったときに、ヘッドのトゥ側が大きく下を向く形状)が特徴であり、それがパフォーマンス向上に寄与している。一方で、この特性を好まない、あるいは必要としないゴルファーにとっては最適な選択とは言えない可能性がある。

注目すべきポイント

ミズノ「M.Craft Osaka」は、『PuttView』ハンディキャップ総合で全モデル中トップ(-5.5)を記録した。

ショートパットで1位(-6.5)、ミドルパットでも2位(-1.8)と、スコアに直結する距離で上位の数値を示している。

さらにロングパットでも上位に入り、ショート・ミドル・ロングすべての距離で大きな弱点がない点が特徴だ。

テスターたちの声

「重量バランスがしっかりしており、構えたときの見た目もシンプルで、ターゲットに合わせやすい」

「ミルドフェースの打感が良く、距離コントロールも安定している」

「コード入りグリップは好みが分かれるが、セットアップしやすく、見た目のコントラストとアライメントの視認性は高い」

「ストローク中のバランスと流れが良く、構えたときから安心感がある。デザインの完成度も高い」

専門家の評価

ミズノ「M.Craft Osaka」は、1〜4mの成功率を高めることでスコアを変えるパターだ。

特に3m前後のパットを安定して決められることで、パーセーブ率が上がり、取りこぼしを減らすことができる。

さらにミドルパットでは大きく外すリスクが低く、ロングパットでも距離感が安定するため、3パットのリスクを抑えながらスコアをまとめやすい。

「外さない距離」と「崩れない距離」の両方をカバーできる点が、このモデル最大の強みだ。

結果としてミズノ「M.Craft Osaka」は、「決める距離」と「寄せる距離」の両方で安定したパフォーマンスを発揮し、スコアそのものを変える力を持つブレードパターと言える。


総合2位 PING「スコッツデール Anser 4」

「PuttView HCP」総合
-4.5
「PuttView HCP」ショート
-6.4
「PuttView HCP」ミドル
0.2
「PuttView HCP」ロング
-5.6

こんなゴルファーにおすすめ

  • 1〜2mのショートパットを確実に沈めて3パットを防ぎたいゴルファー:

    ショートパットを外すことは、スコアに直結する最も大きなミスの一つだ。PING「Scottsdale Anser 4」は、この“外してはいけない距離”で非常に高いパフォーマンスを発揮し、総合2位という結果につながった。

このパターが合わないゴルファー

  • 3〜10mのミドル〜ロングパットの距離感を最優先したいゴルファー:

    PING「Scottsdale Anser 4」はショートパットで優れた数値を記録した一方で、ミドルパットおよびロングパットでは平均的な結果にとどまった。距離の長いパットでの再現性を重視する場合は、他モデルとの比較も必要になる。

注目すべきポイント

PING「Scottsdale Anser 4」が総合2位となった最大の要因は、ショートパットにおける圧倒的な安定性だ。

テストデータでもショートパットはトップクラスの数値を記録しており、スコアに直結する1〜2mの成功率を大きく引き上げる性能を持つ。

ロングパット後に残る短いパットや、決め切りたい場面での成功率を高められる点が、このモデルの明確な強みと言える。

一方でミドルパットでは平均的な数値となっており、距離が伸びた際の優位性は限定的だ。

それでも「外してはいけない距離を確実に決める」という性能においては、今回のテストでもトップクラスの結果を示している。

テスターたちの声

「打感が非常に良く、全体のバランスも優れている。PINGの完成度の高いモデルだ」

「インパクト時の打感が良く、フェースからしっかりボールが出ていく感覚がある」

「全体的にバランスが取れており、ストローク中に余計な操作をせずに打てる」

「パフォーマンスは非常に高い。見落とされがちだが完成度の高い1本だ」

専門家の評価

PING「Scottsdale Anser 4」は、ショートパットの成功率を安定させることに特化したブレードパターだ。

テストデータではショートパットでトップクラスの数値を記録しており、特に約1〜2mの距離でのミスを減らせる点が最大の強みとなっている。この距離の成功率向上は、そのまま3パットの減少とスコア改善につながる。

例えば、2m前後のパットを安定して沈められることで、ロングパットを寄せた後の「最後の1打」の成功率が大きく上がる。

一方でミドルパットおよびロングパットでは平均的な結果にとどまっており、距離が伸びた際の優位性は限定的だ。

それでも、外してはいけない短い距離の精度を高めたいゴルファーにとって、このモデルはスコアに直結する実戦的な選択肢と言える。


総合3位 PING「スコッツデール Anser 2D」

「PuttView HCP」総合
-4.3
「PuttView HCP」ショート
-3.4
「PuttView HCP」ミドル
-0.9
「PuttView HCP」ロング
-9.3

こんなゴルファーにおすすめ

  • 5m以上のロングパットで距離感を安定させ、3パットを減らしたいゴルファー:

    ロングパットの距離感が合わないと、2パット目が長く残り、スコアを崩す要因になる。PING「Scottsdale Anser 2D」は、この“寄せたい距離”で圧倒的なパフォーマンスを発揮したモデルだ。

このパターが合わないゴルファー

  • 1〜4mのショート〜ミドルパットの精度を最優先したいゴルファー:

    PING「Scottsdale Anser 2D」はロングパットではトップの数値を記録した一方で、ショートおよびミドルパットでは平均的な結果にとどまった。短い距離での成功率を重視する場合は、他モデルとの比較が必要になる。

注目すべきポイント

PING「Scottsdale Anser 2D」は、今回のテストでロングパットの『PuttView』ハンディキャップにおいて最も優れた数値を記録した。

これは長い距離での距離コントロールが安定しており、直接カップインする確率が高いだけでなく、セカンドパットを打ちやすい位置に寄せられることを示している。

特に5m以上の距離でも安定してカップ付近に寄せられる点が、このモデル最大の特徴だ。

一方でショートおよびミドルパットでは突出した数値は見られず、性能の軸は明確にロングパットに寄っている。

ロングパットの距離感に課題を感じているゴルファーにとって、このモデルは明確な改善につながる可能性がある。

テスターたちの声

「インパクトのフィーリングが安定しており、直進性の高い転がりが出る。バランスも良く、完成度が高い」

「順回転が安定しており、無駄な滑りがほとんどないため、距離とラインを合わせやすい」

「転がりが安定していて、ラインに乗せやすい。パッティングの再現性が高い」

「バランス、打感、距離コントロールのすべてが高水準でまとまっている」

専門家の評価

PING「Scottsdale Anser 2D」は、ロングパットの距離コントロール性能において今回のテストで最も優れた結果を示したブレードパターだ。

ロングパットの『PuttView』ハンディキャップは全モデル中トップで、5m以上の距離でも安定してカップ付近に寄せられる点が特徴となっている。

例えば、10mのロングパットを1m以内に寄せられる確率が高くなることで、返しのパットを確実に沈められる状況を作りやすい。

結果として3パットのリスクを減らし、ラウンド全体のスコアを安定させることにつながる。

一方でショートおよびミドルパットでは平均的な数値にとどまっており、短い距離での優位性は限定的だ。

それでも、長い距離での距離感を安定させたいゴルファーにとって、このモデルはスコアを崩さないための実戦的な選択肢と言える。



2026年ブレードパターランキング 総合TOP5

2026年ブレードパターランキング比較画像

2026年最新ブレードパターランキング


ベストブレードパター|ショートパット部門

ショートパットの成功率は、そのままスコアに直結する。特に約1〜2mの距離は、外すと即ボギーにつながる可能性が高く、ラウンド全体の流れを大きく左右する。今回のテストでも、ショートパットの精度は『PuttView』ハンディキャップに最も大きな影響を与える要素の一つとなった。つまり、この距離で確実に沈められるパターほど、スコアを安定させる力が高いと言える。

ここでは、ショートパットにおいて最も優れたパフォーマンスを示したブレードパターを紹介する。


「ショートパット部門」1位 ミズノ「M.Craft Osaka」

「PuttView HCP」総合
-5.5
「PuttView HCP」ショート
-6.5
「PuttView HCP」ミドル
-1.8
「PuttView HCP」ロング
-7.4

こんなゴルファーにおすすめ

  • 1〜2mのショートパットを確実に沈めてスコアを安定させたいゴルファー:

    ショートパットを外すことは、そのままスコアロスにつながる。ミズノ「M.Craft Osaka」は、この“外してはいけない距離”で最も優れたパフォーマンスを発揮したモデルだ。

このパターが合わないゴルファー

  • ロングパットの距離感を最優先したいゴルファー:

    ミズノ「M.Craft Osaka」はショートパットで最も優れた性能を発揮する一方で、ロングパットに特化した設計ではない。長い距離での距離コントロールを最優先に考える場合は、ロングパットでより高い数値を記録したモデルと比較する必要がある。

注目すべきポイント

ミズノ「M.Craft Osaka」は、ショートパットの『PuttView』ハンディキャップで全モデル中トップの数値を記録した。

これは約1〜2mの距離で高い成功率を示しており、パーセーブやバーディチャンスを確実にものにできる性能を意味する。

例えば、2m前後のパットを安定して沈められることで、1打の取りこぼしを防ぎ、スコア全体の安定につながる。

ショートパットの精度を高めたいゴルファーにとって、このモデルは今回のテストで最も信頼できる選択肢と言える。


「ショートパット部門」2位 PING「スコッツデール Anser 4」

「PuttView HCP」総合
-4.5
「PuttView HCP」ショート
-6.4
「PuttView HCP」ミドル
0.2
「PuttView HCP」ロング
-5.6

こんなゴルファーにおすすめ

  • 1〜2mのショートパットを外さず、スコアの取りこぼしを防ぎたいゴルファー:

    ショートパットは“入って当たり前”の距離でありながら、外したときのダメージが最も大きい。PING「Scottsdale Anser 4」は、この距離での成功率を高めることに特化した性能を持つモデルだ。

このパターが合わないゴルファー

  • 3m以上のミドル〜ロングパットの距離感を最優先したいゴルファー:

    PING「Scottsdale Anser 4」はショートパットで非常に優れた数値を記録している一方で、距離が伸びた際のパフォーマンスは平均的な水準にとどまる。長い距離での距離コントロールを重視する場合は、他モデルとの比較が必要になる。

注目すべきポイント

PING「Scottsdale Anser 4」は、ショートパットの『PuttView』ハンディキャップでトップクラスの数値を記録したモデルだ。

特に約1〜2mの距離で安定した成功率を示しており、スコアに直結する「最後の1打」の精度を高められる。

例えば、2m前後のパットを確実に沈められることで、パーセーブや流れを切らさないプレーにつながる。

ショートパットの取りこぼしを減らしたいゴルファーにとって、このモデルは非常に実戦的な選択肢と言える。



2026年ブレードパターランキング|ショートパット部門 TOP5

ショートパット向けブレードパターランキング

ショートパット性能で比較したランキング

ベストブレードパター|ミドルパット部門

ミドルパットの成功率は、スコアだけでなくラウンドの流れを大きく左右する。特に約3〜5mの距離は、入ればバーディやパーセーブにつながり、外しても2パットで収められるかどうかが重要になる。今回のテストでも、この距離帯ではモデルごとの性能差が最も明確に表れた。実際にミドルパットで優れた数値を記録したモデルは、総合ランキングでも上位に入る傾向があり、2026年の結果にもその傾向がはっきりと表れている。つまり、この距離で安定して決められるパターほど、スコアメイクに直結する性能を持つと言える。

ここでは、ミドルパットにおいて最も優れたパフォーマンスを示したブレードパターを紹介する。


「ミドルパット部門」1位 ベティナルディ「BB-8W」

「PuttView HCP」総合
-3
「PuttView HCP」ショート
-0.4
「PuttView HCP」ミドル
-2.5
「PuttView HCP」ロング
-8.9

こんなゴルファーにおすすめ

  • 3〜5mのミドルパットを決めてバーディやパーの確率を高めたいゴルファー:

    ミドルパットは、入ればスコアを伸ばし、外しても流れを維持できる重要な距離だ。ベティナルディ「BB-8W」は、この“スコアを動かす距離”で最も優れたパフォーマンスを発揮したモデルである。

このパターが合わないゴルファー

  • 1〜2mのショートパットの成功率を最優先したいゴルファー:

    ベティナルディ「BB-8W」はミドルパットでトップの数値を記録した一方で、ショートパットでは平均以下の結果となった。短い距離での確実性を重視する場合は、他モデルとの比較が必要になる。

注目すべきポイント

ベティナルディ「BB-8W」は、ミドルパットの『PuttView』ハンディキャップで全モデル中トップの数値を記録した。

この距離帯ではモデル間の性能差が最も大きく現れるが、その中で最も安定した結果を示した点が評価につながっている。

例えば、4m前後のパットを決め切れることで、バーディチャンスを確実にスコアへ変えられる。

さらにロングパットでも上位の数値を記録しており、距離が長くなってもパフォーマンスが大きく崩れない点も特徴だ。

一方でショートパットでは弱点が見られるため、性能の軸は明確にミドル〜ロングに寄っているモデルと言える。

テスターたちの声

「ソール幅に安定感があり、グリップ形状によって毎回同じ位置で握りやすく、ストロークの再現性が高い」

「重量配分とバランスが良く、動きがスムーズに連動する。構えたときの見た目も良好」

「見た目の仕上がりが良く、構えたときの視認性も高い。転がりも安定している」

「打感はソリッドでフィードバックも明確。『BB-1』よりワイドな形状で構えたときの安心感がある」

専門家の評価

ベティナルディ「BB-8W」は、ミドルパットの成功率を高めることでスコアを伸ばすことに特化したブレードパターだ。

ミドルパットの『PuttView』ハンディキャップは全体トップで、特に約3〜5mの距離で高い成功率を示している。この距離でのパフォーマンス向上は、バーディやパーの獲得率を直接押し上げる要素となる。

例えば、5m前後のパットを決め切れる場面が増えることで、スコアカードにプラスの結果を残しやすくなる。

一方でショートパットでは平均以下の結果となっており、短い距離での安定性には課題が残る。

そのため、ショートパットに不安があるゴルファーよりも、ミドルパットでスコアを伸ばしたいゴルファーに適したモデルと言える。


「ミドルパット部門」2位 ミズノ「M.Craft Osaka」

「PuttView HCP」総合
-5.5
「PuttView HCP」ショート
-6.5
「PuttView HCP」ミドル
-1.8
「PuttView HCP」ロング
-7.4

こんなゴルファーにおすすめ

  • 3〜5mのミドルパットで大きく外すミスを減らし、3パットを防ぎたいゴルファー:

    ミドルパットは、パター性能の差が最もはっきりと現れる距離だ。入るか外れるかだけでなく、「どこに外すか」でスコアへの影響が大きく変わる。ミズノ「M.Craft Osaka」は、この距離で大きく外すリスクが低く、外しても次のパットを確実に決められる位置に残せる安定性を持つモデルである。

このパターが合わないゴルファー

  • 強めのトゥハングを好まないゴルファー:

    ミズノ「M.Craft Osaka」は強めのトゥハング設計(クラブを水平に持ったときに、ヘッドのトゥ側が大きく下を向く形状)が特徴であり、それがパフォーマンス向上に寄与している。一方で、この特性を好まない、あるいはストロークタイプに合わないゴルファーにとっては、ミドルパットにおいても本来の性能を引き出しにくい可能性がある。

注目すべきポイント

ミズノ「M.Craft Osaka」は、ミドルパットでも全体2位の『PuttView』ハンディキャップを記録している。

特定の距離に偏ることなく、ショート・ミドル・ロングすべてで安定した数値を示している点が、このモデルの最大の特徴だ。

例えば、4m前後のパットでも大きく崩れることなく、安定して2パット以内に収められる確率が高い。

ミドルパット単体で見ても高い性能を持ちながら、距離を問わず再現性を維持できる点が総合評価の高さにつながっている。

特定の距離に特化するのではなく、すべての距離で安定した結果を求めるゴルファーにとって、有力な選択肢と言える。



2026年ブレードパターランキング|ミドル部門 TOP5

ミドルパット向けブレードパターランキング

ミドルパット性能で比較したランキング

ベストブレードパター|ロングパット部門

ロングパットの精度は、3パットを防げるかどうかを左右する重要な要素だ。

特に5m以上の距離では、カップインよりも「どれだけ寄せられるか」がスコアに直結する。

距離感が合わなければセカンドパットが長く残り、3パットのリスクが一気に高まる。

今回のテストでは、ロングパットにおける距離コントロールとカップ付近への再現性が、パフォーマンスを大きく分ける要素となった。

つまり、この距離で安定して寄せられるパターほど、スコアを崩さない性能を持つと言える。

ここでは、ロングパットにおいて最も優れたパフォーマンスを示したブレードパターを紹介する。


「ロングパット部門」1位 PING「スコッツデール Anser 2D」

「PuttView HCP」総合
-4.3
「PuttView HCP」ショート
-3.4
「PuttView HCP」ミドル
-0.9
「PuttView HCP」ロング
-9.3

こんなゴルファーにおすすめ

  • 5m以上のロングパットで距離感を合わせ、3パットを減らしたいゴルファー:

    ロングパットは“入れる”よりも“確実に寄せる”ことがスコアを守る鍵となる。PING「Scottsdale Anser 2D」は、この距離での距離コントロールにおいて最も優れた結果を示したモデルだ。

このパターが合わないゴルファー

  • 1〜2mのショートパットの成功率を最優先したいゴルファー:

    PING「Scottsdale Anser 2D」はロングパットでトップの数値を記録した一方で、ショートパットでは平均的な結果にとどまる。短い距離での確実性を重視する場合は、他モデルとの比較が必要になる。

注目すべきポイント

PING「Scottsdale Anser 2D」は、ロングパットの『PuttView』ハンディキャップで全モデル中トップの数値を記録した。

これは5m以上の距離で安定した距離コントロールを発揮し、カップ付近に寄せられる確率が高いことを示している。

例えば、10m前後のパットでも1m以内に寄せられる場面が増えることで、3パットのリスクを大きく減らすことができる。

ショートパットでの突出した強みはないものの、ロングパットの安定性という一点においては今回のテストで最も信頼できるモデルと言える。


「ロングパット部門」2位 ベティナルディ「BB-8W」

「PuttView HCP」総合
-3
「PuttView HCP」ショート
-0.4
「PuttView HCP」ミドル
-2.5
「PuttView HCP」ロング
-8.9

こんなゴルファーにおすすめ

  • 5m以上のロングパットでも距離を合わせつつ、チャンスがあればカップインを狙いたいゴルファー:

    ロングパットは寄せることが前提だが、入る可能性を残せるかどうかでスコアは変わる。ベティナルディ「BB-8W」は、この距離でも安定した距離感と転がりを両立するモデルだ。

このパターが合わないゴルファー

  • 1〜2mのショートパットの成功率を最優先したいゴルファー:

    ベティナルディ「BB-8W」はロングパットで上位の数値を記録している一方で、ショートパットでは平均以下の結果となった。短い距離での確実性を重視する場合は、他モデルとの比較が必要になる。

注目すべきポイント

ベティナルディ「BB-8W」は、ロングパットの『PuttView』ハンディキャップでも上位の数値を記録している。

ミドルパットでの高い性能に加え、ロングパットでも距離コントロールが安定しており、カップ付近に寄せられる再現性が高い。

例えば、8〜10mのパットでも大きくオーバーせず、1〜1.5m以内に収められる場面が多くなる。

さらにミドルパットでの成功率が高いため、ロングパットで寄せた後の“次の1打”でスコアを伸ばせる点も特徴だ。

ロングパットでも安定性を確保しながら、スコアを伸ばすチャンスを残したいゴルファーに適したモデルと言える。



2026年ブレードパターランキング|ロングパット部門 TOP5

ロングパットに強いブレードパターランキング画像

ロングパット性能で比較したパターランキング


2026年ベストブレードパター|テスト結果一覧

各項目をクリックすると並び替えができます(▲昇順 / ▼降順)。

モデル名 ▲▼ 総合 ▲▼ ショート ▲▼ ミドル ▲▼ ロング ▲▼
ミズノ「M.Craft Osaka」-5.5-6.5-1.8-7.4
PING「Scottsdale Anser 4」-4.5-6.40.2-5.6
PING「Scottsdale Anser 2D」-4.3-3.4-0.9-9.3
Evnroll「Orgin ER2」-3.8-3.6-0.1-8.0
Cobra「3DP Tour Grandsport」-3.7-5.63.3-7.1
LA GOLF「Bel Air II DW」-3.7-3.30.1-8.5
Scotty Cameron「SS Newport 2」-3.3-3.91.0-6.4
PXG「Brandon Battle Ready II」-3.2-4.12.8-7.4
Ballistic「Saber」-3.2-3.01.5-8.3
Bettinardi「BB-8W」-3.0-0.4-2.5-8.9
Scotty Cameron「SS Newport」-2.9-2.4-1.0-5.9
Cobra「MIM Sport」-2.7-2.7-1.0-4.5
JAG「Putter」-2.7-2.51.4-7.3
Toulon「Hollywood」-2.6-4.24.7-6.5
ミズノ「M.Craft Kyoto」-2.5-2.93.0-7.1
Odyssey「AI-Dual DW」-2.3-5.46.4-5.0
Odyssey「AI-Dual #1」-2.3-1.1-0.4-6.5
Sub 70「007W」-2.2-4.24.7-5.1
LA GOLF「Bel Air II」-2.0-0.6-0.1-6.7
Runner「Pro Blade」-2.0-1.31.3-6.7
Bettinardi「BB-1」-1.8-1.81.5-5.0
Makefield「Proto」-0.51.12.3-6.3
Sausage Golf Design「No. 2」0.30.35.8-5.5
Edel「The Brick」0.90.67.2-4.7

🏆2026年ベストブレードパター総括

2026年のブレードパターテストで明らかになったのは、ブレードパターは「見た目が似ていても、スコアへの影響はまったく異なる」という事実だ。今回の『PuttView』テストでは、24モデルを120時間、15,360回のパットで検証した結果、総合成績には明確な差が表れた。感覚やブランドイメージではなく、実際にどれだけスコアへ影響するかを数字で比較すると、選ぶべきモデルははっきり見えてくる。

特に重要だったのは、ショートパットとミドルパットだ。ロングパットは3パットを防ぐうえで大切だが、総合評価を大きく左右したのは1〜5m前後の“入れたい距離”でどれだけ再現性を出せるか。つまり、ブレードパター選びで本当に見るべきなのは、ロングパットでのカップインではなく、パーを拾う1〜2m、流れを変える3〜5mでどれだけ結果を残せるかという点にある。

総合1位のミズノ「M.Craft Osaka」は、その答えを最も明確に示したモデルだ。ショートパットでトップ、ミドルパットでも上位、さらにロングパットでも大きく崩れない。特定の距離に偏らず、すべての距離で安定していたことが、総合1位につながった。1〜4mの成功率を高めたい、外してはいけない場面で取りこぼしを減らしたいゴルファーにとって、今年もっとも実戦的なブレードパターと言える。

一方で、今回の結果は「“総合1位=すべてのゴルファーに最適”ではない」ことも示している。PING「スコッツデール Anser 4」はショートパットの精度で強みを見せ、PING「スコッツデール Anser 2D」はロングパットの距離感で際立った。ベティナルディ「BB-8W」はミドルパットで最も優れた結果を残している。つまり、自分がどの距離でスコアを落としているのかを把握すれば、選ぶべき1本は変わる。1〜2mを外して流れを失うのか、3〜5mでチャンスを決め切れないのか、5m以上で3パットが増えるのか。その弱点に合ったモデルを選ぶことが、パター選びでは最も合理的だ。

今回のランキングがゴルファーに示しているのは、パターは感覚のクラブであると同時に、結果で差が出るクラブだ。打感や形状の好みはもちろん大切だが、スコアを本当に変えたいなら、まず見るべきは「どの距離で結果を出しているか」である。ブレードパターを選ぶなら、見た目の美しさではなく、自分の1打を減らしてくれる性能があるかどうか。2026年のテスト結果は、その判断基準をこれまで以上に明確に示している。

ブレードパター選びで迷っているなら、まずは自分のミスの傾向を確認したい。短い距離の取りこぼしを減らしたいならミズノ「M.Craft Osaka」やPING「スコッツデール Anser 4」、ロングパットの距離感を安定させたいならPING「スコッツデール Anser 2D」、3〜5mで流れを変えたいならベティナルディ「BB-8W」が有力候補になる。大切なのは、感覚だけで選ばず、どのモデルが自分のスコアの弱点を埋めてくれるかで選ぶことだ。 その視点こそが、今回のランキングの本質と言える。


パター性能の差はどこで生まれるのか|PuttViewが示した決定的な距離

ブレードパターは“どれも同じ”ではない


パター選びにおいて、最も重要なのはパフォーマンスだ。この前提は今も変わらない。

今回のテストでは、ブレードパターにおける『PuttView』ハンディキャップのベストとワーストの差は6.4ストロークに達した。

これは決して小さな差ではない。

同じブレード形状でも、結果には明確な性能差がある。

つまり「見た目が似ているから性能も同じ」という考えは成り立たない。

パターは感覚だけで選ぶクラブではなく、実際の結果で差が出るクラブであることを、このデータは裏付けている。

「見た目がいい」だけではスコアは変わらない。

EVNROLL ER2ブレードパターのフェースクローズアップ

EVNROLL ER2の精密ミルドフェース

スコアを分けるのはショートとミドルパット


総合パフォーマンスに最も大きく影響しているのは、ショートパットとミドルパットだ。特にミドルパットは、明確な性能差を生み出す要素となっている。

従来からミドルパットの重要性は知られていたが、今回のテストではショートパットの影響も同様に大きいことが明確になった。

言い換えれば重要なのは「ロングパットの一発」ではない。短〜中距離をどれだけ安定して決められるかだ。

実際のラウンドでも、スコアを左右するのはこの距離帯である。

ミルド加工されたブレードパターのフェース

精密加工されたパターフェースのディテール

ショートパットで差がつく


ショートパットにおけるベストとワーストの差は7.6ストロークと、全距離の中でも大きな差が確認された。

これはロングパットよりも大きな差であり、短い距離での安定性が結果に大きく影響していることを示している。

特に4フィート前後のパットを外すと、その影響はハンディキャップに大きく反映される。

つまり「短いから簡単」ではなく、「確実に決めるべき距離」だ。

以下は、ショートパットで最も優れたミズノ「M.Craft Osaka」と最下位となったMakefield「Proto」パターのばらつきの差だ。

ミドルパットが“決定的な差”を生む


ミドルパットでは、ベストとワーストの差が9.7ストロークと、今回のテストで最大の差となった。

この距離帯は、パター性能の違いが最も顕著に現れるゾーンだ。

入るか外れるかだけでなく、「どこまで寄るか」も含めて結果に影響する。

スコアを安定させるためには、この距離での再現性が極めて重要になる。

以下は、ミドルパットで最も優れたベティナルディ「BB-8W」と最下位となったイーデル「The Brick」のばらつきの差だ。

ロングパットは“寄せ”がすべて


ロングパットにおける差は4.8ストロークと、他の距離帯と比べると小さい。

ただし、ここで重要なのは「入るかどうか」ではない。

次のパットを確実に沈められる距離に寄せることが、最終的なスコアに直結する。

そのためには、スピードと距離感のコントロール性能が不可欠だ。

以下は、ロングパットで最も優れたPING「スコッツデール Anser 2D」と最下位となったコブラ「MIM Sport」のばらつきの差だ。

「入るかどうか」だけでは評価できない


パッティング性能は、単純な成功率だけでは測れない。

『PuttView』では、ボールが止まった位置も含めて評価される。

例えば4フィート(約1.2m)のパットを大きく外した場合、その影響はハンディキャップに大きく反映される。一方で20フィート(約6.1m)のパットをわずかに外した場合、その影響は比較的限定的だ。

つまり重要なのは「どれだけ入れたか」ではなく、「どこに外したか」だ。

安定してカップに寄せる能力こそが、総合的なパフォーマンスを左右する。


関連項目

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