2021年ドライバーランキング(高ヘッドスピード:47M/S以上向け)
あなたの「ヘッドスピードは47m/s以上」だろうか?だとしたら、このテストはあなたのためにある。ここで紹介するのは「高ヘッドスピード向けのベストドライバー」ばかりだ。
「高ヘッドスピード(47m/s)向けベストドライバーのテスト結果」を本日発表する。あなたがこの層に当てはまるならお読みいただきたいし、そうでないのであれば少々お待ちを。他のヘッドスピード向け(中・低)のテストも進行中だ。
我々のミッションは、ゴルファー個々の最適なクラブを理解し見つけることにある。
2021年の「Most Wanted」ドライバーテストでは、それぞれ個別のスイングの特徴を持つ35名のテスターが38モデルをチェック。最終的に高・中・低と異なる3つのヘッドスピードごとの最適ドライバーを、18,000に及ぶショットデータで分類した。
高ヘッドスピード向けベストドライバー:キャロウェイ「EPIC MAX LS」
2021年「Most Wanted」ドライバーテストで総合1位となり、「高ヘッドスピード向け」のベストドライバーにもなったモデルは、キャロウェイの「Epic Max LS」。その全体的なパフォーマンス(ランキング結果)も素晴らしいものだった。
・ストロークス・ゲインド:1位
・合計飛距離:4位
・寛容性:1位
ストロークス・ゲインドから見ても、「Epic Max LS」は素晴らしいパフォーマンスを実現し、。他の競合よりも約倍の数値を叩き出した。もしヘッドスピードが速いなら、このドライバーを購入候補No.1にしておくべきだろう。
高ヘッドスピード合計飛距離トップ:コブラ「RADSPEED」
コブラの「RADSPEED」は、「高ヘッドスピード向けドライバーの飛距離部門」において間違いなく圧倒的の存在だった。競合との飛距離差は2.91ヤードで、まさにパンチ力抜群。純粋に飛距離だけを求めるなら、このドライバーを試してみると良いだろう。
ドライバーの購入で検討すること
2021年のベストドライバーを買う時は、パフォーマンスを一番に考えるべきだが、購入を決める前に考慮した方がよい点が他にもある。
コスト
2021年の「Most Wanted」ドライバーテストは、特殊なシャフトアップグレードを除いた229.99ドルから700ドル台のドライバーが中心だ。2021年の「Most Wanted」ドライバーとなったキャロウェイの「EPIC MAX LS」は529.99ドル。
これが高いと感じるならPXGの「0211」(249ドル)やツアーエッジの「Exotics EXS Pro」が非常にお買い得だ。この間をとるならコブラの「RADSPEED」と「RADSPEED XB」が良いパフォーマンスを発揮。449ドルという価格も魅力的だと思う。
専門家のアドバイス – 正確性の改善方法
多くの場合シャフトが打ち出し角とスピン量を最適化させると思われがちだが、むしろシャフトは精度と方向性に大きく影響する。ウェイトや、硬さ、トルクといった要素はすべてシャフトのしなりやねじれに関係し、これが結局のところ、クラブの動きの一貫性や真っ直ぐなショットを打つことに影響する。
シャフト選択
多くのメーカーが低価格におさえたオリジナルシャフトを用意している。これらは最低限の性能は備わっているものの(正確にフィッティングしたカスタムシャフトほどの性能は望めない)、間違いなく性能で選ばれたものではなく、コストカットや利益優先で選ばれる。
最善の方法は有能なフィッターの助けを借りることだが、既製品を選ぶのがここでは一般的だろう。
それならば、通常2-3種類のオリジナルシャフトが用意されているため、そのオプションから自分に最適なシャフトを選ぶことが重要だ。
最終的に、我々は常に性能ファーストであることを勧めているが、値段で比べるならば、ゴルファーはシャフトラインナップに力を入れているメーカーの方がより“価値を見出せる”ということを理解すべきだ。タイトリストは、特徴のあるシャフトを豊富に取り揃えている。ミズノとコブラも「本物の」フジクラ「Motore X F1」と「F3」シャフトを純正シャフトのラインナップに加えていることは伝えておきたい。
飛距離重視か方向性重視か
飛距離に勝るものはなく、1ヤードでも2ヤードでも飛ぶことに主眼を置きたい気持ちはわかるが、ドライバー同士の飛距離はそんな変わらないことを考えると、数ヤードの飛距離よりもバラつきを抑えたり、ショットの「方向性」や「安定性」を優先させた方が絶対にいい。
弾道測定器の飛距離を気にするよりもバラつきなどの細かなデータに注目してほしい。
弾道調整
スライスが直らないなら、選択肢があることを知っておくことは大切だ。ドローの球筋に注力したドライバー(可変式ウェイトなし)は、基本的に右サイドへのミスを軽減するには最も効果的だ。しかし、スイング改善中にクラブを探しているなら、「可変式ウェイト」が搭載されたドライバーの方が良い選択肢と言える。
高ヘッドスピード向け寛容性トップ:キャロウェイ「Epic Max LS」
高ヘッドスピード向けドライバーのトップというだけではなく「寛容性でもNo.1」だった。キャロウェイ「Epic Max LS」は、「フェアウェイキープ率」も素晴らしく、有益な結果をもたらす一本として試しておくべきドライバーと言える。
MYGOLFSPY版の「ストロークス・ゲインド」について
ストロークス ゲインド:元々は2011年からPGAツアーで導入されたプレーヤー指標。コースの難易度により大きく変動する「平均パット数」や「パーオン率」等では比較できない、選手の「本当の実力」を比較するために生まれた指標。同じコースでの全選手の平均ストローク数、あるいは同程度の難易度のコースや状況における平均ストローク数と自分のストローク数との「差」で示される。
「スコアを何で稼いでいるか」という観点で、「ドライバーショット」「アイアンショット」「アプローチショット」「パッティング」それぞれのショットが、平均値より何打“少ないか(ゲイン)“を数値化している。
MYGOLFSPYの「MOST WANTED」における製品テストでは、この「ストロークス・ゲインド」の考え方をベースとして、プレーヤーではなく“商品そのものの実力”を見るため、「ドライバー」「アイアン」「パター」等、各カテゴリーの「商品の実力」を比較する指標として用いている。
高ヘッドスピード向けベストドライバー:データ
今年は、テストデータをタブ表示で見ていただけるようにした。3つあるうちの最初のタブは、主要3つのデータのランキング。データタブには、弾道測定器でお馴染みのデータが掲載されている(フェアウェイキープ率も含む)。3つ目のタブは、テスト中の全ショットを図表上に示したものだ(異常値は省いた)。
分かりやすくするために、データはグリーン(緑)からレッド(赤)にグラデーションする形で色分けした。ダークグリーンは高い数値(最高/最上位)でダークレッドはその逆となる。
スマホでも見やすいようにしているが、PCで閲覧いただくのがベストだと思う。
※下記は、2021Most-Wanted-DriverRankings(2021年「Most Wanted」ドライバーランキング)/2021Most-Wanted-Driver Data(2021年「Most Wanted」ドライバーデータ)/Distribution(分布)を表示している。
Distribution(分布)以外は別表示あり。見づらい方はそちらを参考にしてほしい。
2021年「Most Wanted」ドライバーデータ
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専門家のアドバイス
ウェイトを浅くする(前方に動かす)と弾道は低くなり、スピン量も250-500rpmほど減少する。逆にウェイトを深くする(後方に動かす)と弾道は高く、スピンも増え、MOI(寛容性)もアップする。ヒール寄りにすると深重心ほど寛容性はないが、スライス抑制には役立つ。
ウェイトを浅くする(前方に動かす)と弾道がフェード系になる一方、深重心だとドローバイアスになる(ヒールに重心がある時ほどではない)。
知っておくべきこと(箇条書き)
おめでとう!よくぞ、他の読者よりもここまで読み進めてくれた。ここまで来たということは、より詳細な情報を手にすることができるので、友人にも伝えて欲しい。もし「ヘッドスピードが47m/s以上」なら、下記のことはしっかり覚えておこう。
・ウィルソン・スタッフ「Launch Pad」は寛容性に優れているが、高ヘッドスピードのゴルファーには魅力的に映らないだろう。なぜなら、高ヘッドスピード部門において合計飛距離で最下位。トップのコブラ「RADSPEED」よりも35.09ヤードも飛んでいなかった。
・飛距離といえば、コブラの「RADSPEED」が際立っていた。2位のツアーエッジ「Exotics EXS Pro」との差は2.91ヤードだった。
・誰もがボール初速を追求しているが、高ヘッドスピード部門でボール初速トップとなったのはタイトリスト「TSi3」だった。
・高ヘッドスピードの短所の一つは、スピンがかかり過ぎてしまうこと。一貫した飛びに、そこまでのスピンは必要ない。もしスピンが掛かりすぎてしまうというなら、PXGの「0811 X Gen4」、コブラの「RADSPEED」、ツアーエッジの「Exotics EXS Pro」を検討してみると良いだろう。これら3モデルは「高ヘッドスピード部門における低スピンベスト3」(それぞれ1位から3位)となっている。
ドライバーの豆知識
・飛距離 vs. 正確性 – 2、3ヤードのために「正確性」を犠牲にしてはいけない。というのは、ゴルファーが飛距離を求めることをメーカーは熟知していて、シャフトを長めにして飛距離をごまかすことがあるからだ。46インチのシャフトなら大抵、距離を稼げるだろうが、通常は正確性が損なわれバラつきが増えることになる。
・調節可能ロフト – ロフト調整するとフェース角が変わる。ロフトを寝かせれば(増やせば)フェースは閉じ、ロフトを立てれば(減らせば)開く。ロフト角とフェース角の関係性とフェース角の出球に対する影響を理解することで、ロフト調整機能を活用して「正確性」を改善することが可能となる。
・見た目 vs. 性能 – ルックスに価値を置き過ぎてはいけない。好みのルックスでなければうまく打てないという説もあるが、これを証明するエビデンスは特にない。全く興味のなかったクラブでいい結果がでることもよくあるので、見た目だけで判断せず、幅広く興味を持つことも大切だ。
・調節可能ウェイト – 全てのウェイトシステムが同じように作られているわけではない。ウェイトをクラブの周辺にキープする一方、相当な質量をクラブヘッドの広範囲に渡って動かすことで、可動式ウェイトのポテンシャルは最大限に発揮される。軽めのウェイトを少し移動させたり中央付近で動かしても、弾道への影響はほんの僅かだ。
2021「Most Wanted」ドライバー商品スペック
FAQ
ニュードライバーの購入にあたって
Q:どれくらいの頻度でドライバーを買い代えるべきか?
A:革新的技術が豊富に何年も続く稀なケースもあるが、通常メーカーがクラブの性能を向上させるには3~5年かかる。特にUSGAがさらにメーカーへの規制を厳しくしたことから、大きな改革を進めるにはさらに時間がかかる可能性がある。私達がおすすめするのは、今使っているドライバーよりも、明らかに性能が優れたクラブが見つかったときに買い代えることだ。
Q:新たなフェーステクノロジーが話題だが、ボール初速をかなりアップすることができるドライバーは一つだけ?
A:違う。誰もがボール初速をアップさせることができるドライバー、というものはない。毎年、突出したドライバー(テーラーメイド「SIM2」はボール初速でトップ)はあるが、トップレベルのドライバーの平均ボール初速は、かなり近い傾向にある。しかしながら、ランキングの下の方を見ると、ボール初速が遅いと言えるドライバーがあることも確かだ。
Q:シャフトは重要か?
A:もちろんだ。スピンや打ち出しの変化はそれほど大きくないが、シャフト交換によって得られるのは、精度や、ボールのばらつき、総合的な安定性などの向上だ。
Q:ドライバーの試打では、何に注目すればよいか?
A:飛距離だけにこだわらないでほしい。あと数ヤード伸ばしたいのはわかるが、方向性や安定性を示す細かい数値を見逃してはいけない(弾道測定モニターには平均値の下に小さく標準偏差が表示される)。よく見逃がされがちだが、これらの標準偏差が安定性に深く関連する。
フラットでアップライトなライ角
アイアンと同じように、ドライバーもモデルによってライ角が異なることをご存じだろうか。ライ角がアップライトのドライバーを選ぶか、調節機能でアップライトに調節すれば、スライスがドローボールになることもある(右利きの場合)。同様に、フックボールばかり出る人はライ角をフラットにするといいかもしれない。
MOST WANTED
Q:テスターにはどのようにフィッティングするのか?
A:オリジナルスペックから選ぶ方法をとっている。アップグレードオプションはなく、オリジナルのみ使用。ロフトは、表示ロフトが9度か10.5度を使い、メーカーラインナップの中で利用できるフィティング機能はすべて使う。つまり、ロフト角やライ角、フェースアングル調節機能(ホーゼル)、可動式ウェイト、シャフトオプションなどの機能は最大限利用する。
Q:「Most Wanted」ドライバーはどのように決めるのか?
A:異常値を除いた後、各テスターとクラブの各組み合わせの平均ストロークス・ゲインド値を計算。フィールドの平均と比較して最高のストロークス・ゲインドとなったドライバーが「Most Wanted」ドライバーとなる。
Q:「最も飛ぶドライバー」はどのように決定するのか?
A:飛距離効率(エフィシェンシー)で最も飛ぶドライバーを決める。
Q:「最もやさしいドライバー」はどのように決めるのか?
A:「最もやさしいドライバー」を決めるために、各テスターの各ドライバーのベストショットとワーストショットのストロークス・ゲインドを比較。ストロークス・ゲインドの幅が一番狭かったクラブが「最もやさしいドライバー」となる。
Q:ルックスや、打音、打感などの主観的なフィードバック要素はどれくらいランキングに影響するか?
A:まったく反映されない。MyGolfSpyのランキングは、弾道解析モニター上のデータとパフォーマンス測定項目のみを基準とする。








