「No.1ゴルフボール」がどれかって考えたことはあるだろうか?

初めてMyGolfSpyを見る方でもリピーターさんでも、我々が全てのゴルファーのために、ゴルフボールも含めて最高のパフォーマンスを実現するゴルフ用品を見つけられるように全力を注いでいるのは周知の通りだ。

独自のゴルフボール実験施設は、2019年のロボットによるボールテスト後、性能に対する好奇心が発端で作られた。ほとんどのゴルファーは、ボール初速や打ち出し、スピンなど「見ればわかる」特徴ばかり注目しているが、品質面、つまりどのくらい良いボールをどのくらいの一貫性で製造されているかには着目していない。

「大切なのは中身」だっていうのに。


そこで、ここまで何年も業界専門家の話しを聞き、数えきれないほどのボール工場を視察し、そしてテスト機材と大量のボールに莫大な費用を注ぎ込んできたが、そろそろ我々の厳しいチェックをくぐり抜けたボールを発表する時期ではないかと思ったわけだ。

今回の点数は100点満点で、掲載されているゴルフボールは全て販売されているもの。また、我々の『品質比較ツール』で「85点以上」のものとなっている。そして、今回のリストとツールは、今後さらに『ベストゴルフボール』をテストすることで更新することになっている。

では、前置きはこれくらいにして、肝心のゴルフボールを紹介していこう。


タイトリスト「Pro V1」ゴルフボール 2021年モデル – 97点

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コンプレッション(硬度):優良

直径サイズ:

重量:平均

タイトリスト「Pro V1」ゴルフボールが97点を記録した。

このスコアは、我々が見た中で最高得点。コンプレッション(硬度)の一貫性でも「優良」という評価で、他を圧倒する結果となった。

1ダース49.99ドルという価格とタイトリストが「品質」と「一貫性」を重視していることを考えると、これぞゴルファーが期待すべきボールと言える。


テーラーメイド「ツアーレスポンス」ゴルフボール 2022年モデル – 93点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:

重量:

このスコアは、テーラーメイドのゴルフボールでは最高の結果であり、2022年モデルの「ツアーレスポンス」が、中ヘッドスピードのゴルファー向けに設計されたウレタンカバーボールの中で、“最高クラス”と言って間違いないだろう。

「ツアーレスポンス」は、テーラーメイドの「お手頃なウレタン」とも中ヘッドスピードのゴルファー向けに設計されたウレタンボールとも言える。ソフトな打感を実現するため、3ピースのキャストウレタンを採用している。


タイトリスト「Pro V1x(プロV1x)」ゴルフボール 2021年モデル – 93点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:

重量:

タイトリスト「プロV1x」の2021年モデルは、まさにタイトリストらしいボールで、データによると圧倒的な一貫性がある。また、全てのボールが完璧だなんて思ってはいないが、サンプルに目立った欠陥がないことから、これがコースで何か問題が起きても、ボールのせいではないという確信を持つことはできる。


タイトリスト「Pro V1x レフトダッシュ」ゴルフボール 2019年モデル – 93点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:

重量:

「Pro V1x レフトダッシュ」は、コンプレッション(硬度)、直径サイズ、重量の測定値の一貫性で、それぞれ「良」という結果となった。

予想通り完璧でなかったが、特にコアが中心から少しずれてしまうなどのちょっとした欠陥やレイヤー(層)の同心性に問題がみられたことは、珍しいわけでもない。また、このボールの硬めの打感を好まないゴルファーがいることも想定できる。

さらに、「レフトダッシュ」は「市場シェア」が小さく、他のタイトリストボールほど製造されていない。製造数が少ないということは、製品のバラつきも小さくなりやすいということだ。


マックスフライ「TOUR X」ゴルフボール 2021年モデル – 91点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:

重量:

前世代から大きく進化したマックスフライ「Tour X」2021年モデルは、それぞれの主要指標でまずまずの範囲に収まった。また、特筆すべきはサンプルの全てが重量と直径サイズでUSGA規定に適合。唯一の欠陥は、外側のマントルに細かい傷があるボールが少しだけあったということだろう。

1ダース35ドルは、現在発売されている4ピースボールで一番お買い得と言えそうだ。


ウィルソン「スタッフ・モデル」ゴルフボール 2020年モデル – 91点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:

重量:

我々のボール実験施設にある他のボールとデータと比較してみると、ウィルソン「スタッフ・モデル」の重量における一貫性は、「良」の範囲に入った数少ない要素の一つ。また外側のカバーは基本的に素晴らしいできだが、このボールも例外ではなく、全てのサンプルを通じて、小さな欠陥が一つだけ見つかった。

自分がウィルソン向きではないと思っている人でも、2020年のウィルソン「スタッフ・モデル」の低弾道・高いスピン性能は、エース候補になる可能性はあるだろう。


ウィルソン「トライアド」ゴルフボール 2022年モデル – 89点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:平均

重量:

ウィルソンのプレミアムラインナップの商品は期待できるようになった。

「トライアド」はその中の一つと言える。1ダース39.99ドルという価格はお手頃とも言っても過言ではないが、多くのボールがこの価格だと品質を妥協しているのに、この「トライアド」は価格なりのものが手に入る。

ウィルソン「トライアド」は3ピース構造でソフトなウレタンカバーが特徴。ヘッドスピードと目標スコアを優先してしまうのは“フィッティングあるある”だが、ウィルソンではこの「トライアド」が“80切りを目指すゴルファー”にとって最高の選択肢になると謳っている。


キャロウェイ「クロームソフト X LS」ゴルフボール 2022年モデル – 89点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:平均

重量:

キャロウェイ「クロームソフト X LS」は、これまで我々がテストしてきたキャロウェイボールの中で最高のボールだ。他の「クロームソフト」と同じ工場で製造されていることを考えると、キャロウェイは危機を乗り越えたというのが妥当な見方だろう。今後、高得点が当たり前になるかも知れない。

2022年のキャロウェイ「クロームソフト X LS」は、総合スコアで89点を獲得。平均点の74点を大きく上回る結果となっている。


タイトリスト「AVX」ゴルフボール 2022年モデル – 87点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:

重量:平均

「品質」といえばタイトリストが基準となっているが、2022年モデルの「AVX」も例外ではない。1ダースで50ドルは高価格帯となるが、一貫性を大切にしたいゴルファーにとっては価値あるボールと言えるだろう。

一方、「AVX」はパフォーマンスという点でやや(通常の高価格ボールと)異なる。中ヘッドスピードのゴルファー向けに設計された多くのゴルフボールよりも若干硬めで、弾道も低い。これがアダになるゴルファーもいるだろうが、「AVX」はスピン量が多い高ヘッドスピードのゴルファーにとってはフィットするはずだ。

アドバイス:「AVX」は、主に中ヘッドスピードのゴルファー向けに設計されたボールだ。


スリクソン「Z-Star ダイヤモンド」ゴルフボール 2022年モデル – 85点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:平均

重量:平均

「Z-Star ダイヤモンド」は、サンプルのどこにも怪しい部分がなく、テストしたスリクソンボールの中ではNo.1となった。

スリクソン「Z-Star ダイヤモンド」は、表向きには「Z-Star」と「Z-Star X」を“良いとこ取り”したブルックス・ケプカ用に設計されたボールで、「Z-Star」よりもコンプレッション(硬度)が高く、「Z-Star X」よりもスピン量が多いとされている。

それだけに、2022年の全米オープン前にケプカがこのボールを使わなくなったことで微妙な空気が漂った。実際はスリクソン開発陣の開発期間に限りがあり、一発で完璧なボールに仕上げるのは難しかったということ。既に新しい「Z-Star ダイヤモンド」は開発中であり、初代と比較できるまでそれほど時間はかからないだろう。


マックスフライ「TOUR」ゴルフボール 2021年モデル – 85点

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コンプレッション(硬度):

直径サイズ:平均

重量:平均

一番過小評価されている最高のゴルフボールかも。

マックスフライ「Tour」は、間違いなく市場にある直販ボールでトップクラスとするのが妥当であり、タイトリスト以外では最も一貫性のあるボールの一つと考えるべきだろう。少しでも節約したいのなら、このマックスフライ「Tour」は素晴らしいボールだ。

お礼は後で良いよ。

先述したように『ベストゴルフボールレビュー』は、市場に出回っている各ボールをテストしながら随時更新予定。

だからお気に入りのボールがなくても、慌てる必要はない。みなさんも我々の簡易的な性能比較ツールでボールの品質をチェックすることが可能だ。それでもお気に入りが見つからなければ、以下にお探しのボールのメーカーとモデル名を投稿して欲しい。

毎度のことだが、我々のテスト手順やプロトコル、そして結果などに対する皆さんの質問には喜んでお答えする。知って損はないでしょ?