あなたが2024年モデルのタイトリストにギアの買い替えを考えているなら、我々にお任せあれ。今年は何百もあるゴルフクラブをテストし、その中からタイトリストのトップモデルを厳選した。ドライバーからウェッジまでタイトリストのギアを探しているあなた、今回の「2024年ベストタイトリストクラブ」で目星をつけて欲しい。


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ドライバー

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タイトリスト「TSR3」は、2024年の『ベストゴルフドライバーテスト』でトップクラスの性能を発揮。総合順位は4位でながら、特に「寛容性(一貫性)」と「飛距離」で高順位につけた注目に値するモデルだ。なお、「GT」ドライバーはテスト実施時にはリリースされていなかったため、今回のテストには含まれていない。次回のテストでの登場に期待。

また、テストでは高ヘッドスピード、中ヘッドスピード、低ヘッドスピードと各ヘッドスピード別のベストドライバーもチェック。高ヘッドスピードでは「TSR2」がベストで、総合7位、「寛容性」部門では2位となった。

つまり、ヘッドスピードが速く、勢い余ってミスショットも飛びがちだけど、しっかり「飛距離」と「寛容性」を両立させたいゴルファーにぴったりの一本。初速は武器だけど、それをコントロールするのが本当の勝者だ。

一方、中ヘッドスピードでは、「TSR3」が「寛容性」で3位、「TSR4」が「飛距離」で4位という結果。それぞれのモデルがそれぞれの特性を発揮して、どちらも総合10位までにランクインしている。

それぞれがゴルファーの求める要素をしっかり満たしているから、フィッティングで欲しいモデルと違うモデルと相性が良いと言われたらおとなしく従ったほうが得策ってこと。

また、低ヘッドスピードでは「TSR3」が「飛距離」で5位にランクインしたが、低ヘッドスピードの総合結果において「TSR3」以外のドライバーシリーズはそこまで良い成績とはならなかった。

つまり、ヘッドスピードが遅めのゴルファーには、少し別の選択肢を検討するのもアリかもしれない。そこはPGAツアー使用率№1メーカーだから致し方なし。


フェアウェイウッド

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タイトリストからベストフェアウェイウッドの対象となったのは「GT2」と「GT3」だった。29モデルのフェアウェイウッドがテスト対象となった中で、「GT2」は総合14位、「GT3」は総合24位という結果に。

テストでは両モデルとも「寛容性」で苦戦し、「GT3」が「飛距離」でトップ10入りとなる9位となったが、これがテストでの最高ランクだった。

「飛距離」を重視するゴルファーには頼れる結果だけど、「寛容性」に関しては少し工夫が必要かもしれない。

ミスショットがあった場合にボールが大きく曲がりやすい、また「飛距離」が落ちる。つまり、正確な打点でないと、パフォーマンスが安定せず、ミスがスコアに大きく影響する可能性がある。

皆さんが最も苦手とするクラブだけあって、「寛容性」はそこそこ欲しいというのが本音だろう。まあ、チェレンジしてみるのもアリだけどね(笑)


ユーティリティ

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タイトリストユーティリティのパフォーマンスは、同社フェアウェイウッドよりやや良い結果となった。「TSR3」は、23モデルが参加した2024年のテストで総合7位にランクイン。「飛距離」ではやや物足りない結果となったが、「正確性」と「寛容性」のパフォーマンスは素晴らしく、安定したショットを求めるゴルファーには最適な選択肢と言えるだろう。

また「TSR2」は総合12位という結果。「TSR3」より飛距離性能はあるけど、「寛容性」と「正確性」はその逆で、これが順位を下げる形となった。なお「TSR1」は総合18位で、結果自体は一貫していたものの、「正確性」は23モデル中21位に終わった。

「飛距離」重視で選ぶなら「TSR2」、安定性を重視するなら「TSR3」、そして「超スコア改善型(初心者~中級者向け)」には「TSR1」が最適かもしれないが、「正確性」に関しては少し工夫が必要だ。

ユーティリティを求めるゴルファーは、「飛距離」と「コントロール」をバランスよく重視するプレーヤーが多い。特に、フェアウェイウッドやロングアイアンが打てない、または多少難しいライからでも安定して距離を出せるクラブを求めるゴルファーがターゲット。

難しいショットに強く、安定感を求める方にとっては、ユーティリティは心強い味方。打点が少しずれても大きなミスにつながりにくいのも特徴だ。

今回のテストで「TSR3」以外は平均を下回る結果となっている。それぞれ「飛距離」や「寛容性」といった強みはあるけれど、それなりに歯ごたえのあるヤツらしいから、心強いバディになってくれるかどうか…良く検討して選択すべきだろう。


アイアン

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タイトリスト「T-100」は、2024年の『競技志向者(上級者向け)アイアンテスト』の「寛容性」部門でトップ。「飛距離」では少し苦戦したため総合では6位となったが、テストでは最も安定した「競技志向者アイアン」という評価になっている。

安定した打点を求める上級者には頼れる選択肢で、なおかつミスに強く、コントロール性能を強く求める上級者には嬉しい武器となりそう。


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『競技志向者(上級者向け)飛び系アイアンテスト』では、タイトリスト「T-200」が総合5位にランクイン。「正確性」で3位となったことがこの順位に繋がったが、「飛距離」では12位と苦戦した。また、タイトリスト「T-150」もテスト対象だったが結果は最下位に終わった。

このモデルは、このカテゴリーにおいて、最も「正確性」に劣ると評価され、「飛距離」や打点の安定感に難があったと言える。

「スコア改善型(初・中級者向け)アイアン」においては、タイトリスト「T-350」がツアーエッジ「Exotics E723」に次ぐ2位にランクイン。「正確性」で2位、「飛距離」と「寛容性」では共に8位となった。テスターからは「構えた時の見た目が良くて打感も素晴らしい」と高評価。

なんだかんだ言っても「見た目」や「打感」の良さはギア好きに重視される要素。安定したパフォーマンスとフィーリングのバランスが魅力的な一本だ。


ウェッジ

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タイトリスト「ボーケイ SM10」は、2024年『ベストゴルフウェッジテスト』で総合3位。テストで最も正確なウェッジとなり、主観的要素でも全体を通じて一番高い評価を得た。テスターは、このモデルの「見た目」、「打感」、「打音」が特に気に入っており、これらの五感にビンビン訴えかける魅力がパフォーマンスをしっかりとサポートしている。

「見た目」とフィーリングの良さだけでなく、実際のプレーでも信頼できる「正確性」を発揮する。はっきり言って最強じゃん?


ユーティリティアイアン

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タイトリスト「T-200」が『ベストユーティリティアイアンテスト』で2位となった。「飛距離」と「正確性」の両方で高パフォーマンスを発揮。

一方、タイトリスト「U505」もテスト対象となり、「飛距離」で総合1位に輝いたが、2024年のテスト全体を見渡してみると、「飛距離」を追求した場合、「寛容性」と「正確性」が欠けることがある。「U505」もこの傾向にあり、総合では7位に留まった。「飛距離」を重視しつつも、「寛容性(一貫性)」や「正確性」を求めるゴルファーには、慎重な選択が必要だ。


まとめ

タイトリストの2024年モデルの中は期待と少しのギャップも感じさせる結果だった。とはいえ、優れたクラブがいくつかあった。ドライバーでは「寛容性」で最も高いパフォーマンスを発揮し、アイアンとウェッジでは「正確性」に長けていた。

タイトリストマニアなら数値に現れるパフォーマンスと同じくらい感性に訴えるインプレッションも重要なはず。そして、みなさんのブランド愛がゴルフ上達につながることを祈る!