3Mオープン＆プロアマで見かけたゴルフシューズ5選
PGAツアーのプロアマほどゴルフシューズの話題が豊富な時はない。多彩なゴルフシューズのコレクションが見られた3Mオープン＆プロアマ（＠TPCツインシティーズ inミネソタ州）も然りだ。以下で紹介していこう。
そもそも、ゴルファー（特にツアープロ）はウェアやシューズに関して冒険しない。トニー・フィナウのように花柄ウェアを着こなす自信のあるプロはそう多くないだろう。
一方、セレブやゴルフ以外のプロスポーツ選手は自信満々。彼らの辞書に“無難”や“地味”という文字はない。だから、プロだけの試合ではお目にかかれないシューズがてんこ盛りなのだ。
今回のシューズチェックでは、3Mオープンでツアープレーヤーやセレブが着用したイケてるシューズを紹介する。
ではいってみよう！
ジェイソン・デイのナイキ「エアマックス90G」
ここ最近成績はパっとしないデイだが、彼のゴルフシューズはパッと目を引くものがある。
というわけでお馴染みナイキ「エアマックス90 G」の登場だ。「エアマックス90 G」は、ナイキを代表するシリーズのひとつで、その名前の通り、大成功を収めた「エアマックス1」の後継モデルとして1990年に発表された。
どういうわけか、最初から「エアマックス90」と呼ばれていたわけではなく、発売当初は「エアマックスIII」の名で知られていた。
時は経ち現在、ナイキはハイブリッドゴルフシューズの王座に君臨している。ゴルフシューズに転じたカジュアルスニーカーなどナイキのラインナップの多くは他のスポーツやジャンルの掛け合わせから生まれている。
ナイキオタクの端くれとして、ナイキのスニーカーがゴルフシューズに生まれ変わるのは大歓迎。しかし、ナイキレベルのスタイリッシュさを表現することには代償もつきものだ。
ナイキの「エアマックス90G」のグリップ力は最高とは言いがたい。個人的な意見だが、、ナイキはシューズの性能よりも見た目を重視したからだと思う。
それでも、（鬼嫁の⁉）クローゼットを間借りしている数多くのゴルフシューズから今日の一足を選ぶとき、このモデルに惹かれる自分がいつもいる。
ラリー・フィッツジェラルドの「エアジョーダン1 LOW G」
またまた登場だ。先週はトニー・フィナウが「エアジョーダン1 Low G」を履きこなしていたが、今週、エアジョーダンのバトンは、アメリカンフットボール選手でありアリゾナ・カージナルスの伝説的存在ラリー・フィッツジェラルドに渡された。
聞くところによると、フィッツジェラルドは10近い“シューズリスト”を持ち、アメフトの試合における彼のスーパープレーに相応しい一足を、そのシューズコレクションから選ぶとのこと。
彼が3Mオープン＆プロアマで着用したトリプルホワイトの「エアジョーダン1 Low G」はお見事の一言に尽きる。
以前にフィナウの「エアジョーダン1 Low G」は売られていないと言ったが、ここで朗報！オールホワイトの「エアジョーダン1 Low G」は今では入手可能になった。どちらかといえば、真っ白なモデルは不人気なので、見つけるのにそう苦労はしないだろう。
リッキー・ファウラーのプーマ「プロアダプト アルファキャット」
誤解するんじゃないぞ。私はプーマのファンだ。とはいえ、プーマのシューズに心踊らされることは少ない。だが、「プロアダプト アルファキャット」を履いたリッキー・ファウラーを見て、自分の考えを改めることとなった。
そう感じるのは、「プロアダプト アルファキャット」が醸し出す洗練されたセクシーな雰囲気のおかげもあるだろう。（ファウラーには申し訳ないが、彼のハイカットシューズのコーディネイトは見るに堪えなかった。）
我々の2022年『ベストスパイクレスシューズテスト』でも、「プロアダプト アルファキャット」は安定性と快適性でトップ10にランクインした。
プーマはゴルフシューズをよくするために本気で取り組んできたし、私もそれを認めている。
ブランドン・マシューズのアディダス「ZG21」
アディダスのシューズは、「ZG21」を含め最近のシューズテストでかなりいい評価を得ている。私は「ZG21」を主力製品「TOUR36022」のグレードダウン版 (あるいは廉価版)と考えている。
だが、廉価版といっても、値段が安いからといって性能を犠牲にしているということではない。アディダスの「ZG21」は「2022年ベストスパイクシューズ」テストで6位を獲得。どのカテゴリーでも好成績を記録した総合的に優れたシューズってわけだ。
わかってるさ。そんな小難しい話を聞きたいわけじゃないことくらい。性能に関する話はさておき、ここではもっとグッとくる話をしよう。アディダス「ZG21」については、PGAツアーの「飛ばし屋」ことマシューズが履いているという点もゴルファーなら聞き逃すわけにはいかない。
彼がオールホワイトの「ZG21」履いて地面に伝えるエネルギーがいかほどのものか。マシューズのパワーを受け止められるくらいのシューズなら、私なんてちょろいもんだ。
ロジャー・スティールのナイキ「エアズーム インフィニティネクスト％」
実は今まで、ロジャー・スティールという人を知らなかった。ところがどっこい、3Mオープン＆プロアマで彼と彼が履いているシューズを見た瞬間に興味が湧いたんだ。
ナイキ「エアズーム インフィニティ ネクスト％」は快適なだけでなくとにかくカッコいい。ナイキは「REACTクッション」と2つの「Airユニット」を組み合わせることで、履くのが楽しくなるシューズを完成させた。
ゴルフインフルエンサーでありビジネスオーナーでもあるスティールが選んだのは、「エアズーム インフィニティネクスト％」の「バックホーム」カラー。ローリー・マキロイが全英オープンでエレガントに履きこなしていた「ズーム ビクトリー ツアー2」に似たモデルだ。
今回学んだことがあるとすれば、私がユニークなカラーリングに目がないってこと。当然ながらスティールが履いていたナイキ「エアズーム インフィニティ ネクスト％」は今週のベストシューズにランクインした。
今回はここまで！
さて、気になったシューズはあったかな？コメントを残してお気に入りを教えてほしい。シングルプレーヤーであれ初心者であれ、履いて楽しいゴルフシューズはゴルフをより豊かにしてくれるよ。
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