・タイトリストが「TSR2」「TSR3」ハイブリッドを発表

・最適化されたソール形状とヘッドの低・深重心化を実現

・メーカー希望小売価格は、1本299ドル(約39,000円)

・23年2月2日より先行予約販売開始、2月23日より発売予定


数か月前に「TSR2」と「TSR3」フェアウェイウッドをご紹介したので、タイトリストが「TSR2」と「TSR3」ハイブリッドもその時同時にリリースしていたと勘違いしていたかもしれない。

だとしても仕方ない。

今月(23年1月)の新作ギア発表ラッシュを考えれば、「TSR2」と「TSR3」ハイブリッドの発表が見過ごされたとしても無理はない。

しかしスルーさせるわけにはいかない。結局のところ、“ハイブリッド発売祭り”以上の祭りはないのだから。

では、説明しよう。


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共有の技術

タイトリストの「TSR2」および「TSR3」ハイブリッドは、客観的に見てベストな設計を追求するため、段階的に改良を加えていくという“業界の開発トレンド”に従っている。戦略の一環として、似通ったDNAを持つ2つのモデルを継続しているが、それぞれのターゲット層は少々異なる。

今回、タイトリストは重心位置をわずかに低くすることで、打ち出し角を増やし、スピン量を減らし、慣性モーメントと「寛容性」を向上させた。タイトリストのプレーヤーテストによると、結果的にキャリーは1~2“歩”アップしたという。

また、『ソールレリーフポケット』を追加することで、ソールと芝との接地面を少なくした。ソール改良の狙いは、ラフや様々なライからの振り抜きをよくすることだ。

さらに、PGAツアーの契約プロとタイトリストのフィッター双方からのリクエストに応え、純正のライ角を以前の「TSi」ハイブリッドよりも0.5°フラットにした。

独自の『SureFit』調整機能ホーゼルと組み合わせることで、より多くのゴルファーにより正確なフィッティング体験をもたらすはず、というのがタイトリストの見解だ。


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タイトリスト「TSR2」ハイブリッド

「TSR2」ハイブリッドは、「TSR2」ドライバーやフェアウェイウッド同様、「TSR3」よりわずかに弾道が高くなり、なおかつクラシックな形状もキープしている。

タイトリスト曰く「ボール初速」と「振り抜き」を重視して設計されており、入射角がシャロー(ゆるやか)なゴルファーに向くという。

“5番アイアンのようにハイブリッドを使え”という言い回しがあるが、多くのゴルファーはフェアウェイウッドのように芝をなぎ倒しているのが現実ではないだろうか。

だが、そういったゴルファーにこそ、従来モデルよりもわずかに長くなった「TSR2」ハイブリッドのブレード長が有利に働くだろう。

重心位置をヒールから遠ざけることで、重心位置がインパクトエリアと合致し、「455カーペンタースチール」のフェースはより大きくたわむ。その結果、慣性モーメントと「寛容性」が10%向上し、ボール初速アップを実現している。


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タイトリスト「TSR3」ハイブリッド

タイトリストによると、ハイブリッド2モデルのうち「TSR3」のほうが「正確性」と「操作性」が高い。つまり、入射角がよりスティープ(鋭角)なゴルファーや、アイアンっぽいハイブリッドを好むゴルファーにピッタリとも言える。

「TSR2」ハイブリッドと比べて「TSR3」は打音もアイアン寄り。ということは「TSR3」の打感はより厚く重くなるということ。それに対し「TSR2」はフェアウェイウッド寄りで、少し金属的だ。

また「TSi3」ハイブリッドと比べると、「TSR3」ハイブリッドはオフセットが少し控えめで、慣性モーメントおよび「寛容性」は5%高くなった。

調整機能面ではウエイトポジションが5箇所となり、『SureFit CGトラック』搭載により、精密な弾道調整能力が向上しことでゴルファーの選択肢が増えた。これは「TSi3」の3ポジションシステムからの大きな進化だ。

もしタイトリストの「816/818 H2」ハイブリッドに思い入れがあるなら、「TSR3」はかなり見慣れたものに見えるはずだ。タイトリストが2018年に「TS (Titleist Speed)」プロジェクトを始める以前において、「816/818 H2」ハイブリッドはそれ以外が凡庸なメタルウッドラインナップにおける希望の星だった。


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総論

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カリフォルニア州オーシャンサイドにあるタイトリストの研究施設、「タイトリスト・パフォーマンス・インスティテュート(TPI)」で「TSR2」と「TSR3」ハイブリッドをテストした結果、3つの理由で私に合っていたのは「TSR3」だと判明した。

私は今まで「ハイブリッド選び」には本当に苦戦してきた。フックとの絶え間ない闘い、“左に出てさらに左に曲がる”球筋を見た瞬間にそのクラブとの信頼関係は見事に崩れ去っていったことが幾度もあった。

しかし「TSR3」でソールウエイトをトウ側にシフトし、ライ角を0.75度フラットにしたら、なんとこれが見事に解決したのだ。

ハイブリッド (または高ロフトのフェアウェイウッド) は、多くのゴルファーにとって奇妙な形をしたパズルのピースのようなもの。

クラブフィッターの経験値が高ければそれだけ自分にピッタリ合うものに出逢える可能性も高くなる。なので、ほんの小さな変更点がゴルファーに完璧な相棒をもたらす最後のひとひねり、ひと押しになり得るのだ。

タイトリストのハイブリッドはこの9年間、PGAツアーで使用率ナンバーワンを誇っている。ツアーでの数はだいたい盛られているものだが、しかし、統計から見えてくることがある。多くのツアープロは11〜12本のクラブ契約を結んでいる。

ということは、つまり契約に縛られないクラブを入れる余地が2~3本はあるということ。多くの場合、フェアウェイウッドかハイブリッド、まれにパターがその穴を埋める。つまり、ハイブリッドのカテゴリーで「ナンバーワン」ということはプレーヤー達が心底ほれ込んだっていうことだよね。


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価格・純正シャフト

タイトリスト「TSR2」「TSR3」ハイブリッド用シャフトは以下の通り。

・「HZDRUS Red 60g HY(ハザーダスレッド60g HY)」‐ 中高打ち出し/中スピン

・「Tensei AV Blue 65g HY(テンセイAVブルー65g HY)」‐ 中打ち出し/中スピン

・「HZRDUS Black 4G 80/90g HY(ハザーダスブラック4G 80/90g HY)」‐ 低中打ち出し/低スピン

・「Tensei 1K Black 85/95g HY(テンセイ1Kブラック85/95g HY)」‐ 低打ち出し/低スピン


タイトリスト「TSR2」「TSR3」ハイブリッドは23年2月2日より先行予約販売開始、2月23日より発売予定。

メーカー希望小売価格1本299ドル(約39,000円)。