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ブルックス・ケプカは何故手放したのか?2022年スリクソン「Z-STAR♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールは驚愕の高品質

BY TONY COVEY

September 19, 2022

2022年スリクソン「Z-STAR♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールの「品質」と「一貫性」を調査。

MyGolfSpy の『Ball Lab(ボールラボ)』では、市場に出回るゴルフボールの「品質」と「一貫性」の調査、数値化を行っており、金額に見合う最適なゴルフボール選びに役立つ情報を提供している。

今回取り上げるのは、2022年スリクソン「Z-Star ♦(ダイヤモンド)」ゴルフボール。テストプロセスや、「不良」ボールの定義については、MyGolfSpy『Ball Lab』のページにて確認してほしい。


スリクソン「Z-STAR♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールについて

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スリクソン「Z-Star♦(ダイヤモンド)」は、表向きは「Z-Star」より高いコンプレッション、「Z-Star X」よりも高スピン設計になるように、「両モデルのベスト」を取ったブルックス・ケプカのためのボールだ。

全米オープン前に彼がボールを「Pro V1lx」に戻した時、少しおかしいと思った。実際スリクソンのボール開発者は細部にこだわった試みをしているものの、最初の試作で完璧なものを作ることは難しい。

新しい「Z-Star♦(ダイヤモンド)」はその最中にあるため、後に初代のモデルからどのように改善が重ねられたのか明らかになるだろう。


「Z-STAR♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールの構造

2022年版「Z-Star♦(ダイヤモンド)」はスリーピース構造で、スペックは「Z-Star XV」よりも標準「Z-Star」に近い。ディンプルは、「強弾道338スピードディンプル」、カバーは「高耐久0.6mm極薄スーパーソフトウレタン」を採用。サンプルはすべて日本国内のスリクソン工場で生産されている。


コンプレッション(硬度)


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私たちの測定では、2022年「Z-Star♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールの平均コンプレッションは「95」。これは、最近の「Ball Lab(ボールラボ)」で扱った「Chrome Soft X(クロムソフトX)」と同等だ。

さらに、ピナクル社製の練習ボールや 2022年ブリヂストン「Golf Tour B X」と同じコンプレッション帯で、タイトリスト「Pro V1x」よりも柔らかく、2021年テーラーメイド「TP5x」よりもわずかに硬い。

確実に、硬いボールの部類に入る。


直径サイズと重量

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過去に測定したスリクソンのゴルフボールには、「直径の一貫性」に少なからず問題があった。それが工場の問題なのか(テストしたボールの大半はインドネシア製だった)、それとも他の製造上の問題なのかは明らかになっていない。

ところが素晴らしいことに、今回の「Z-Star♦(ダイヤモンド)」にはまったく問題が見つからなかった。サンプルボールはすべて“丸く”、USGA の限界を超えそうなボールが数個確認されたが、実際には1つも基準を超えたものはなかった。

同様に、「重量」に関してもUSGA の制限を超えているものは確認されなかった。


検査

中心性と同心性

過去にいくつか「同心性」の問題が見つかったが、安価なモデルではごく一般的だ。今回は特に気になる点は見当たらなかった。


コアの一貫性

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色の違いがあった数個を除いて、コアの色は全体でほぼ一貫していた。同社は、どのメーカーよりもリグラインド (上の写真の黄色の部分。プラスチック製品の製造工程で発生した端材やスクラップなどを再利用するために粉砕したもの。) を多く使用しているが、私たちの測定 (以下を参照) での一貫性を考えると心配する必要はない。


カバー

カバーの欠陥はなし。


スリクソン「Z-STAR♦(ダイヤモンド)」ゴルフボール − 一貫性

ここでは、スリクソン「Z-Star♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールの「一貫性」について詳しく説明する。これは、過去テストしたモデルと比べて、ボール同士の「品質」がどの程度「一貫」しているかどうかを調査したものだ。皆さんの想像以上に工業製品にはバラつきがあるものなのだ。


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重量の一貫性

・スリクソン「Z-Star♦(ダイヤモンド)」の「重量」の一貫性は平均範囲内

・比較的重量が軽いボールがあることがグラフから分かるが、特に懸念するほどではない

・市場全体から見れば、「Z-Star♦(ダイヤモンド)」は平均的な重量だと言える


直径サイズの一貫性

・2022年「Z-Star♦(ダイヤモンド)」の「直径」の一貫性は平均範囲内

・「直径サイズ」に関しては、他のスリクソンのゴルフボールで懸念事項だったため、これは大きなプラスと言える

・市場全体と比較しても、「直径」は平均範囲内に収まる


コンプレッション(硬度)の一貫性

・「コンプレッション」の一貫性は「良い」の範囲内

・2箱目のコンプレッションは他の箱より柔らかかったが、全体的なコンプレッションの一貫性は理想に近い

・サンプル全体のコンプレッション差はわずか4ポイントで、驚愕レベルで優れている



TRUE PRICE-ボールの真の価格-

「True Price」とは、ゴルフボールの「品質」を独自に数値化した指標だ。これは、「優良ボール1ダース(12個)の対価として必要な金額」を表す。

「Ture Price」は常に「小売価格以上の金額」になる。「Ture Price」と「小売価格」の差が大きいほど、ボールの品質に疑問が持たれる。


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スリクソン「Z-STAR♦(ダイヤモンド)」ゴルフボール−まとめ

テストプロセスや、「不良」ボールの定義については、MyGolfSpy『Ball Lab』のページにて確認して欲しい。

「Z-Star♦(ダイヤモンド)」ゴルフボールには危険信号がまったくなく、テストした中で「最高のスリクソンボール」だと言っても過言ではない。


良かった点

・不良ボールはゼロ

・平均以上のコンプレッションの一貫性


悪かった点

・悪い点はなし。すべての測定項目が平均以上

2022年スリクソン「Z-Star♦(ダイヤモンド)」の総合スコアは「85」だった。


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著者情報

TONY COVEY

編集長
MyGolfSpy創業初期から参加したメンバーであり、現在は編集部を率いる編集長
記事制作だけでなく、MyGolfSpyのデータ主導型テスト手法の構築にも深く関わってきた。現在も膨大なテストデータを分析し、ゴルファーのクラブ選びやスコアアップにつながる発見を記事として届けている。
トニーが大切にしているのは、「事実とマーケティングを分けて考えること」。メーカーが発信する情報をそのまま伝えるのではなく、実測データや検証結果をもとにゴルファー自身が判断できる情報を提供することを重視している。
流行や話題性よりも実際の性能を優先する姿勢は、MyGolfSpyの編集方針そのものと言える。
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