2023年『Most Wanted』ブレードパター
第2位
5フィート(約1.52m)からのベスト
10フィート(約3.04m)からのベスト
20フィート(約6.09m)からのベストブレードパター
2023年『Most Wanted』ブレードパター
クリーブランド「HB SOFT MILLED 1(HBソフトミルド1)」
  • 2023年『Most Wanted』ブレードパター
  • 20フィート(約6.09m)からのベストブレードパター
  • 「打音」「打感」「見た目」が高評価
  • ホーゼルのオプションがプランバーズネックのみ
94.8
第2位
ウィルソン「STAFF MODEL BL22(スタッフモデルBL22)」
  • 10フィート(約3.04m)からのベストブレードパター
  • 「打音」で上位
  • 5フィート(約1.52m)と20フィート(約6.09m)の距離で上位
  • 「見た目」「打感」が平均レベル
93.8
5フィート(約1.52m)からのベスト
スコッティキャメロン「SPECIAL SELECT NEWPORT 2(スペシャルセレクトニューポート2)」
  • 5フィート(約1.52m)からのベストブレードパター
  • 「打感」で最高評価を獲得
  • 10フィート(約3.04m)と20フィート(約6.09m)の距離が平均以下
82.8
10フィート(約3.04m)からのベスト
ウィルソン「STAFF MODEL BL22(スタッフモデルBL22)」
  • 10フィート(約3.04m)からのベストブレードパター
  • 20フィート(約6.09m)で第2位
  • 「見た目」「打感」が平均レベル
93.8
20フィート(約6.09m)からのベスト
クリーブランド「HB SOFT MILLED 1(HBソフトミルド1)」
  • 20フィート(約6.09m)の距離からのベストブレードパター
  • 3か所(5.10.20フィート)の距離からソリッドなパフォーマンスを発揮
  • ホーゼルのオプションがプランバーズネックのみ
94.8

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すべてはあなたのゴルフのために

2023年の最も総合的な「ブレードパター」レビューがここにある!

MyGolfSpyでは、データ主導の製品レビューをお届けしている。今回の『Most Wantedテスト』では、テスター20名が5フィート(約1.52m)、10フィート(約3.04m)、そして20フィート(約6.09m)から対象となるそれぞれのパターを8パットずつ試した。

もしあなたが新しいブレードパターを探しているなら、是非このレビューを参考にしていただきたい。


2023年『Most Wanted』ブレードパター – クリーブランド「HBソフトミルド1」

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ポイント

クリーブランド「HBソフトミルド1」が2023年『Most Wantedブレードパター』に輝いた。USTの「All-In」複合素材パターシャフトがこのパターの注目ポイントの一つとなっている。


高評価

20フィート(約6.09m)からのショットで最も優れた性能を発揮、また10フィート(約3.04m)、5フィート(約1.52m)からも素晴らしい結果を出した。


低評価

パフォーマンスは申し分ないが、スタンダードのスチールシャフトとUSTの「All-In」シャフトでは50ドルの価格差がある。

また制約の一つとしてホーゼルオプションがプランバーズネックのみという点が挙げられる。


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誰向け?

この「HBソフトミルド1」はホーゼルがプランバーズネックになっているので、若干のトゥハングタイプ(弧を描くパッティングストローク)が好まれるスライトアーク・タイプ(ストロークのアークが小さい人向け)のゴルファーに最もマッチするだろう。


テスターの感想

・クリーブランド「HBソフトミルド1」は「打感」「打音」「見た目」で上位となった

・購入の可能性という点では3位となった


2023年「ブレードパターランキング」総合トップ5

注目モデル:クリーブランド「HBソフトミルド1」、ウィルソン「スタッフモデルBL22」、SUB 70「WIDE BLADE 005(ワイドブレード005)」

トップ5:総合

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所見

・クリーブランド「HBソフトミルド1」が総合でトップ。合計パット数が最少で「BL22」に6打差をつけた。

・ウィルソン「スタッフモデルBL22」が総合2位で10フィート(約3.04m)からの距離ではトップ。

・3位に食い込んだのはSUB 70「ワイドブレード005」で3つの距離全てで素晴らしいパフォーマンスを見せた。

・テーラーメイド「TP HYDRO BLAST DEL MONTE(TPハイドロブラストデルモンテ)」が4位。

・昨年覇者のコブラ「KING 3D PRINTED GRANDSPORT 35(キング 3D プリント グランドスポーツ35)」が5位に入った。


2023年「ブレードパターランキング」<5フィート(約1.52m)から>

注目モデル:スコッティキャメロン「スペシャルセレクトニューポート2」、テーラーメイド「TPハイドロブラストデルモンテ」、VEGA GOLF(べガ ゴルフ)「MERAK AB(メラク AB)」

トップ5:5フィート(約1.52m)

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所見

・スコッティキャメロン「スペシャルセレクトニューポート2」が5フィート(約1.52m)からのベストブレードパターとなった。

・テーラーメイド「TPハイドロブラストデルモンテ」が5フィート(約1.52m)からのブレードパターで第2位。

・VEGA GOLF「MERAK AB」が5フィート(約1.52m)からのブレードパターで3位フィニッシュ。

・総合トップのクリーブランド「HBソフトミルド1」が4位。

・オデッセイ「WHITE HOT VERSA DOUBLE WIDE(ホワイト ホットヴァーサ ワイド)」が5フィート(約1.52m)からのブレードパターで5位に食い込んだ。


2023年「ブレードパターランキング」<10フィート(約3.04m)から>

注目モデル:ウィルソン「スタッフモデルBL22」、イーブンロール「EV2」、クリーブランド「HBソフトミルド1」

トップ5:10フィート(約3.04m)

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所見

・ウィルソン「スタッフモデルBL22」がその強力なパフォーマンスで10フィート(約3.04m)からの部門でトップとなった。

・イーブンロール「EV2」が10フィート(約3.04m)からのブレードパターで第2位。

・クリーブランド「HBソフトミルド1」が10フィート(約3.04m)からのブレードパターで第3位を獲得。

・重めのパターが好みならSUB 70「ワイドブレード005」がおすすめ。10フィート(約3.04m)からのブレードパターで4位となった。

・ベティナルディ「STUDIO STOCK 14(スタジオストック14)」が10フィート(約3.04m)からのブレードパター5位に食い込んだ。


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2023年「ブレードパターランキング」<20フィート(約6.09m)から>

注目モデル:クリーブランド「HBソフトミルド1」、ウィルソン「スタッフモデルBL22」、コブラ「キング 3D プリント グランドスポーツ35」

トップ5:20フィート(約6.09m)

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所見

・クリーブランド「HBソフトミルド1」が20フィート(約6.09m)からのベストブレードパターとして明確に存在感を見せた。

・ウィルソン「スタッフモデルBL22」が20フィート(約6.09m)からのベストブレードパター2位に続いた。

・コブラ「キング 3D プリント グランドスポーツ35」が「BL22」と僅差で3位。

・ウィルソン「スタッフモデル8802」も話題を集めた。驚くべき「打感」を秘めた懐かしのデザインが魅力。

・SUB 70「ワイドブレード005」がトップ5入りを果たした。


2023年「ブレードパターランキング」 - 得点 -

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パター購入で考慮すること

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長さ

一般的に市販されているパターの長さは34インチか35インチだ。長さは「距離感」と「方向性」に影響する。多くのゴルファーは、短いシャフトのパターの方がフィットするということを分かっているようだが、アドレスで構えた時にリラックスしてセットアップできるパターを選ぶと良いだろう。


ロフト角

適正ロフト角なら、フェースからボールが離れた時にスムースな転がりを実現できる。ロフトが立ち過ぎていたり寝過ぎたりしていると、ボールが跳ねたり「ホップ(浮き上がる)」する原因となり最終的に距離のコントロールが課題になる。皆さんのパッティングストロークに合う適正なロフト角を選ぶなら、プロのフィッターと一緒に選択することをおすすめする。

 
Best Distance - Callaway Epic Max LS

ベストブレードパター(スライトアーク・タイプ)

クリーブランド「HBソフトミルド1」がベストブレードパター(スライトアーク・タイプ)だ。

ブレード VS マレット

どちらがベストなのか?それは、個人の好みとそれぞれのストロークタイプの掛け合わせで決まる。フィッティングにおいて絶対はほぼないが、ストロークが速いなら軽量のブレードパターがフィットする。一方、ストロークのテンポがゆっくりでスムースなら、重めのマレットタイプの方がマッチするだろう。


トゥの傾き度合

テンポ同様、ストローク中のアーク(フェースの開閉度合い)の大きさも適正なパターを選ぶ要素となる。もし、ストローク中のフェースの開閉が平均よりも大きいなら、トゥ側に重量があるヒールシャフトのパターが検討に値するだろう。人差し指2本でパターを支えることで、バランスをチェックすることができ、パターヘッドのトゥが6時の状態に近ければそれはトゥバランスのパターという具合だ。フェースバランスはフェースが上を向くパターで、一般的に真っ直ぐ引いて真っ直ぐストロークするタイプのゴルファーに合う。

あるいはL.A.B. Golfのようなトゥハング(トゥの傾き度合)と無関係なものもある。同社のパターはライ角バランスによるフィッティングに特化。適正ライ角を重要視したデザインで、より安定してフェースをスクエアに戻すことが可能になっている。


Best Distance - Callaway Epic Max LS

ベストブレードパター(ストレート・タイプ)

テーラーメイド「TPハイドロブラストデルモンテ」には「Lネック(デルモンテ1)」とシングルベント(デルモンテ7)とホーゼルタイプが2つある。

真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すタイプならこのモデルがおすすめだ。

パターの特徴

ドライバーほどではないが、パターにもテクノロジーが詰まっている。

ヘッド重量を変えるだけでなく、ストローク時のアーク(フェースの開閉)の大きさに合わせてトゥハング(トゥの傾き度合)を変えることができる調整可能なウエイトがついているパターは珍しくもない。

オデッセイとトゥーロン、PXG、そしてクリーブランドの全パターには複合素材のシャフトを装着。LA GOLFとL.A.B. Golfはコンポジットシャフトのオプションがある。

イーブンロールやその他メーカーでは、ミスヒットしても、スムースな転がりだけでなく一貫した距離感(モデルによっては方向性も)をもたらす『フェースミーリング』と『インサート』が搭載されている。


速いグリーン VS 遅いグリーン

Best Distance - Callaway Epic Max LS

ベストバリューパター SUB 70「ワイドブレード005」

SUB 70「ワイドブレード005」が169.99ドルという価格で2023年の「ベストバリューパター」となった。

パターの重さは、よくプレーするコースのグリーンのスピードに合わせる必要がある。遅いグリーンだと重めのパターの方が良いパフォーマンスを発揮する傾向があるし、速いグリーンには繊細なタッチが必要。軽めのパターの方が良い結果が得られることがあるのだ。


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2023年ベストブレードパター 製品スペック

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2023年ベストブレードパターの記録について

各テストでは、市場がどこに向かっているのかを探り、メーカーが年々パフォーマンスを向上させるためにどのような改善を行っているのかを分析している。


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今回は、テスターのフィードバックについて新たな手法を取り入れた。これまでと同様、これらが総合ランキングに反映されることはない。とはいえ、我々のテスターの主観的な感想により、「打音」、「打感」、「見た目」、そして購入の可能性に関するより明確な“答え”を理解することは可能になる。そして今回は、「打音」、「打感」、「見た目」、そして購入の可能性を10段階で評価してもらった。


打音

Best Distance - Callaway Epic Max LS

テスターズ・チョイス賞 – PING「ANSER(アンサー)」

「打音」でベスト – PING「ANSER」

・「打音」に関しては、スコッティキャメロン「SPECIAL SELECT NEWPORT 2」、クリーブランド「HBソフトミルド1」、ウィルソン「スタッフモデルBL22」、そしてPING「ANSER 2D」が上位につけた。


打感

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テスターズ・チョイス賞 – スコッティキャメロン「スペシャルセレクトニューポート2」

「打感」でベスト – スコッティキャメロン「スペシャルセレクトニューポート2」

・パターの「打感」は興味深いがこの部門のベストパターの結果に驚きはなかった。上位につけたその他のパターは以下の通りだ。イーブンロール「EV2」、PING「ANSER 2D」、オデッセイ「TRI-HOT 5K ONE」、イーブンロール「EV2 Black」。


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見た目

Best Distance - Callaway Epic Max LS

テスターズ・チョイス賞 – イーブンロール「EV2」

「見た目」でベスト – イーブンロール「EV2」


・ブレードパター部門において、「見た目」はマレット部門ほど番狂わせがない。「見た目」で人気だったのは以下の通りだ。スコッティキャメロン「スペシャルセレクトニューポート2」、PING「ANSER 2D」、オデッセイ「ホワイトホット ヴァーサ ダブルワイド」、コブラ「キング 3D プリント グランドスポーツ35」。


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購入の可能性

Best Distance - Callaway Epic Max LS

テスターズ・チョイス賞 – イーブンロール「EV2」

「購入の可能性」でベスト – イーブンロール「EV2」


傾向

・流行りとなっているのが複合素材パターシャフト。オデッセイでは人気の「ストロークラボ」シャフトを継承しているが、PXGやクリーブランドなども同じ道を辿っている。さらにL.A.B.ゴルフやLA GOLFもそれぞれのモデルに複合シャフトを採用しているが、もちろんLA GOLFは独自のシャフトラインナップを強く押し出している。今後、さらにメーカーがこうした方向に進むのか興味深いところだ。


Best Distance - Callaway Epic Max LS

ベストブレードパター(ストロング・タイプ)

イーブンロール「EV2」のホーゼルオプションは2つ。ストロークがストロング・アークならベストブレードとしておすすめできる。


テスト方法

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『Most Wantedテスト』では、テスター20名が5フィート(約1.52m)、10フィート(約3.04m)、そして20フィート(約6.09m)から8パットずつテスト。合計パット数が最も少ないパターがベストブレードパターとなる。


Best Distance - Callaway Epic Max LS

テスト方法 - 『Most Wanted』パター

『Most Wanted』公式ゴルフボール – タイトリスト「Pro V1」


FAQ

ブレードパター購入に関するQ&A

Q:パターフィッティングをするべきか?

A:当然だ。単にお店のパターコーナーに行って、フィーリングの良いものや2、3回入っただけのパターを選ぶべきではない。よく調べてどのようなパターかを知り、その上で、あなたのストロークに最適なパターを見つけることが可能なパターフィッティングを受けるつもりでお店やコースに行くと良い。フィッティングを受けることこそ、あなたに合うベストなパターを見つける最良の方法なのだ。


Q:どのように自分に合う長さのパターを見つければ良いか?

A:パターを構えやすいパッティングスタンスをとってみよう。パターが短いと、アップライトになったり、ヒールが浮いた状態になる。反対に長すぎるとボールが近く見えたり、トゥがやや上を向くはずだ。とにかくフィッターを訪ねてみよう。


Q:一般的なパターの価格は?

A:有名ブランドのパターは99ドルから500ドル程度。高価格帯モデルは100%CNCミルドであることが多いが、パターの「ロゴ(ブランド)」に対して高い値段を払っていることも事実だろう。価格も重要だが、「ベストなパター=高いパター」と思わない方が良い。


2023『ベストパター』を決めるにあたり

Q:『Most Wanted』の勝者はどのように決めるのか?

A:2023年の『ベストブレードパターランキング』は、100点満点の採点方式で決める。各パターを5フィート、10フィート、20フィートごとに採点。その後で個々のスコアを集計し総合スコアを算出する。また、10フィートでのスコアが合計スコアに最も影響するように重み付けしている。


Q:どのようにストロークタイプ別のベストパターを決めたのか?

A:テスト開始時に各パターを「トゥハング(トゥの傾き度合)」と「ストロークタイプ」で分類。各分野のベストパターは、トゥハングとストロークタイプごとに総合得点が最も高かったパターとなる。


Q:見た目、打音、フィーリングなど主観的要素はどの程度ランキングに影響するのか?

A:全く影響しない。我々のランキングは、合計のパット数と定量化できるパフォーマンス測定だけが全てだ。主観的コメントを掲載しているのは、テスター直々のフィードバックを読者が望んでいるからだ。


Q:マレットタイプのパターテストも掲載予定か?

A:数週間以内にテスト結果を公表することになっている。