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カッコよさをとるか?それとも傷が目立たないほうをとるか?ブラック仕上げで登場!キャロウェイ「APEX BLACK(エイペックスブラック)」アイアン

BY CHRIS NICKEL

September 08, 2022

「APE BLACK」アイアンは、キャロウェイが2019年に発売した「APEX」アイアンそのもの。だが、一つだけ大きく異なる点がある。それは、仕上げだ。

・「APEX BLACK(エイペックスブラック)」アイアンは、「ブラックプラズマPVD」を採用

・2021年の「APEX(エイペックス)」アイアンと構造は同じ

・小売価格はスチールシャフトが1本215ドル、カーボンシャフトは1本229.98ドル


2022年のキャロウェイ「APEX BLACK(エイペックスブラック)」アイアンは、昨年の「APEX」アイアンと同じだが、一つだけ大きく異なることがある。それは、仕上げだ。

今回の限定モデルでは、「ブラックプラズマPVD」仕上げを採用し「洗練された秀逸な見た目と、スイングするたびに『APEX』らしいフィーリング」が得られるという。

トップした時でもそんな文句なしのフィーリングなのかは不明だが、一部のゴルファーにとっては、重要なことだ。


キャロウェイ「APE BLACK(エイペックスブラック)」アイアン

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ウェッジの仕上げは、ロウ、クローム、サテン、オイルカン、ブラックなど複数あるが、アイアンは一般的にクロームかサテン仕上げのいずれかだ。サテンが傷を隠しクロームよりもはるかに長持ちすることを考えると、一般的にクロームが多いのは不思議だ。

しかし、メーカーがサテンやクローム仕上げ以外の選択肢をラインナップする場合、「PVD」か「DLC(ダイヤモンド調カーボン)」のブラック仕上げにすることが多い。詳細は後ほどお伝えするが、今回のリリースにおいて、全ては「ブラックプラズマPVD」仕上げに集約されている。

※「PVD(物理蒸着法)」とは、素材が凝縮相から蒸気相になり、再び凝縮相となる際にコーティングをかけけるコーティング工程のこと。


「APE BLACK」アイアンは、キャロウェイが2019年に発売した「APEX」そのものだ。他のリリースのほとんどがそうであるように、キャロウェイは人気モデルを採用し、派手なペイントをコーティングしてこのアイアンに新たな命を吹き込むことにした。

これはディスったり文句を言っているわけじゃなく、単に、限定アイアン発表の基本的要素を表しているに過ぎない。

2021年にこのアイアンを発表した時の最大のセールスポイントは、AI設計の『フラッシュカップフェース』と2019年モデルの「APEX」よりも5倍ものタングステンを採用した『タングステン・エナジー・コア』だった。

この年、キャロウェイ「APEX PRO(エイペックスプロ)」は、『Most Wanted』の上級者向けアイアンで最高評価を獲得。そして、同シリーズでやや大型の「APEX」は、特にミドルアイアンとロングアイアンにおいて、「寛容性」部門でテスターたちから高い評価を受けている。


キャロウェイ「APEX(エイペックス)」ブラック仕上げ

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黒いトレーラーに、黒いスーツ、そして黒いアイアン。どれもこれも並べたらカッコ良く見える。そして、そこに「黒であることの矛盾」がある。

完成品の見た目が素晴らしくても、「本当に気をつけているにも関わらず、洋服に色やシミがつかないようにする」ことは難しい。要するに傷が目立つってこと。結果として、メーカーは様々な素材や処理方法を試して、長持するだけでなく扱いやすい仕上げを求めることになる。

その代表例となるのが「PVD」と「DLC」だ。「PVD(物理蒸着)」と「DLC(ダイヤモンド調カーボン)」は、共に真空槽内で、同じような工程が施される。

今のところ、主観的な評価としては「DLC」の方が素材として好ましいようで、一般的には「PVD」より高価だ。しかし、主要メーカー数社と話をしてみたところ、最新の「PVD」は、チューインガム程度の日持ちしかなかった以前の混合物に比べて大幅に改善されているという。

それはそれとして、あらゆるブラック仕上げは、クロームやサテン仕上げに比べて摩耗が速い。使用頻度によるが、使ううちにブラック仕上げは使用感が強くでる。

早めの摩耗がソールに集中していれば問題ないというゴルファーもいるだろうが、ドライバーのトップラインにあるとちょっとした傷でも見つけてしまうような神経質なゴルファーは、ブラック仕上げは避けた方が良いだろう。


私見

キャロウェイ…ではなく、トップゴルフ・キャロウェイにとって、秋は必ずしもターゲットが大衆向けではない用品をリリースする時期だ。昨年は「APEX UW」をリリース。

来年は、遠藤製作所の鍛造でトゥ部分に特徴がある「APEX」のマッスルバックを少量生産するかも知れない。もちろん、カラーはブラックだ。

サプライチェーンの課題は解消されつつある。クラブ製造の発注から納品されるまでの時間や日数も短くなっており、うまくいけば2023年は用品リリースと納期が比較的、正常になるはずだ。そうなれば、アイアンやウェッジのリリースが短期間でもっと起こるはず。ブラックも流行るだろう。

次はどんなアイアンがブラック仕上げになると思うだろうか?コメントは以下から。


発売時期と価格

発売は9月30日から。

小売価格はスチールシャフトが1本215ドル、カーボンシャフトは1本229.98ドル。


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著者情報

CHRIS NICKEL

事業開発責任者
MyGolfSpyの事業開発を統括するディレクター。
根っからのギア好きであり、ゴルフ好き。新しいクラブやゴルフ用品の情報を追いかけることを楽しみながら、業界との関係構築やパートナーシップの推進を担当している。
仕事以外では地元高校のゴルフチームでコーチを務め、自身も練習場やコースに足を運ぶ熱心なゴルファー。コロラド州フォートコリンズを拠点に、妻と7人の娘たちに囲まれたにぎやかな毎日を送っている。
自宅の玄関先に届くゴルフ用品の長い箱は、近所ではもはや風景の一部になっているとか。
「真実は、いつだって少し違って聞こえるものだ。」

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