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2019 キャロウェイ BIG BERTHA アイアン/ユーティリティー ~「やさしさ」という名の伝統~

BY CHRIS NICKEL

November 13, 2018

今回キャロウェイは、「すべてにおいて前モデルを上回る」と自信満々だが、実際はどうだろうか?

  キャロウェイがベテランズデー(退役軍人の日:11/11)に3代目Big Berthaアイアンとユーティリティーを発表したのは、うまくやったと思う。1991年に初代Big Berthaドライバーで始まったこのシリーズの名は、第一次世界大戦中にドイツ軍が使った大砲の名前に由来する。この大砲は47トンもの重さがあったという。 もちろんキャロウェイの「大砲」はそこまで重くないが、その名前に負けず、ミドル~ハイハンディキャッパーに十分な「飛距離」と「やさしさ」をもたらすという。  

2019年 BIG BERTHAアイアン

キャロウェイ BigBertha IRONS HYBRIDS Big Berthaシリーズは、超初級者向けカテゴリーでは堅調だ。2019年Big Berthaアイアンも、打感を犠牲にせず高い打ち出しを実現するという設計コンセプトはほぼ同じだが、2016年発売のBig Bertha OSアイアンよりもスリムになった。今回キャロウェイは、「すべてにおいて前モデルを上回る」と自信を見せる。 テクノロジーの「ストーリー」は、キャロウェイがゴルフ業界初かつ唯一の構造と謳う、「サスペンディッド・エナジー・コア」を中心に展開される。 キャロウェイ BigBertha アイアン このコアには、通常メーカーが使用するタングステンより密度が50%高いMIM’d(metal injection molding)と呼ばれるタングステンウェイトが使われている。この密度(18g/cm3)では、スチールに直接溶接することができないため、これまで採用が見送られることが多かった。ただし高密度であるがゆえに、重心を効率良く下げることができるため、ボールを高く上げることができる。 キャロウェイ BigBertha アイアン タングステンウェイトはTPU(熱可塑性エラストマー)で包まれ、ウレタン微粒子でさらに覆われる。一度固くなったウレタン微粒子は、不要な振動を抑える効果があり、キャロウェイ独自の最薄「360 カップフェース」との相乗効果でフェースのたわみを促進し、COR(反発係数)を上げる。 ご存知の通りBig Bertha OSは少し格好悪く、ソリッドな打感に欠けるところがあった。Big Bertha OSの「空のアルミカン」のような打感を改良、スモーキーPVD仕上げを施しルックスに高級感を出した。 キャロウェイ BigBertha アイアン 初級者向けアイアンに基本的に求められる要素として、速いボールスピードと高い打ち出しによる「飛距離」がある。キャロウェイは、サスペンディッド・エナジー・コアの技術が初級者向けアイアンカテゴリーに浸透すれば、世界No.1のアイアンブランドとして確固たる地位を築くことができると信じている。 標準シャフトとして、カーボンシャフトはUST Recoil ESXとZT9、スチールシャフトはKBS Max 90が用意されている。  

BIG BERTHA アイアンのスペック表

2019年 CALLAWAY BIG BERTHA IRONS HYBRIDS ※【表内の用語】Name(番手)、Loft(ロフト角)、RH(右用)/LH(左用)、Standard Length(クラブ長)、Lie(ライ角)、Graphite Swing Weight(カーボンシャフトのスイングウェイト)、Steel Swing Weight(スチールシャフトのスイングウェイト)  

BIG BERTHAユーティリティー

キャロウェイ BigBertha アイアン Big Berthaユーティリティーも同様に、ミドル~ハイハンディキャッッパーに向けに設計されているが、キャロウェイの特徴である2つのテクノロジーを採用したため、他社ユーティリティーとの差別化ができている。短く、かつ軽くなった調節機能付きのホーゼルを利用して、ゴルファーは打ち出しの高さや弾道を微調整することができるようになった。 またキャロウェイを象徴する「ジェイルブレイクテクノロジー」が、薄い「455カーペンター・スチールフェース」と融合して機能することで、Big Bertha OSユーティリティーよりも速いボールスピードを実現している。 キャロウェイがEpicドライバーで初めて搭載したジェイルブレイクテクノロジーは、Big Berthaユーティリティーにも同じ目的で採用されている。ボディーの強度が上がり、インパクト時のパワーが増すことで、フェースのCOR、すなわちトランポリン効果が増す。 2019年 CALLAWAY BIGBERTHA IRONS HYBRIDS すべての条件が同じだとすると、調整機能(の部品)は比較的重いため、重心位置の低深化に逆行して働くものの、調節機能はゴルファーにメリットをもたらす技術だ。そのため、キャロウェイは調整機能(の部品)を前モデルよりも短くし、12グラム軽く設計した。ヘッドの上半分の重量が減れば重心位置が低くなり、その結果ボールは高く上がる。 また、Big Berthaアイアンと同様、ツヤのあるダークカラー仕上げで高級感が生まれている。 2019年 CALLAWAY BIGBERTHA IRONS HYBRIDS 今回のキャロウェイのターゲット層には、アイアンからユーティリティーに移行する傾向が見られる。そのため、キャロウェイは7番、8番(愛情を込めて「Ocho」と名付けた)まで拡張し展開している。大胆な戦略であるものの、一体何番まで続くのだろうか。参考のため、キャロウェイEPICの8番ユーティリティーのロフト角は34.5度で、Big Berthaの8番は33度だ。 Big Berthaユーティリティーの標準シャフトは、UST Recoil ESXとZT9だ。 2019年 CALLAWAY BIGBERTHA IRONS HYBRIDS  

BIG BERTHA ユーティリティーのスペック表

2019年 CALLAWAY BIG BERTHA IRONS HYBRIDS ※【表内の用語】Name(番手)、Loft(ロフト角)、RH(右用)/LH(左用)、Standard Length(クラブ長)、Lie(ライ角)、Swing Weight(スイングウェイト)  

価格と販売予定

2019年Big Berthaアイアンとユーティリティーは、2019年1月18日発売予定。 アイアンセット(8本)の小売価格は、スチールシャフトが1,200ドル、カーボンが1,300ドル。ユーティリティーは、各269.99ドルの予定だ。

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著者情報

CHRIS NICKEL

事業開発責任者
MyGolfSpyの事業開発を統括するディレクター。
根っからのギア好きであり、ゴルフ好き。新しいクラブやゴルフ用品の情報を追いかけることを楽しみながら、業界との関係構築やパートナーシップの推進を担当している。
仕事以外では地元高校のゴルフチームでコーチを務め、自身も練習場やコースに足を運ぶ熱心なゴルファー。コロラド州フォートコリンズを拠点に、妻と7人の娘たちに囲まれたにぎやかな毎日を送っている。
自宅の玄関先に届くゴルフ用品の長い箱は、近所ではもはや風景の一部になっているとか。
「真実は、いつだって少し違って聞こえるものだ。」

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