PGAツアーで「勝つために最も重要なギアは何か」と問われれば、多くの人は真っ先にドライバーやパター、ゴルフボールを思い浮かべるだろう。
しかし2025年、ツアーで存在感を放ったのは意外にも「SuperStroke(スーパーストローク)パターグリップ」だった。
今季ツアーでの勝利数は実に21回。メジャー大会やトップ選手が集うシグネチャーイベント、そしてキャリア初優勝まで幅広く含まれ、総額53,698,400ドルという莫大な賞金を生み出している。
もはや「グリップが勝利を決める」と言っても過言ではないシーズンだった。

ゴルフクラブの中で、つい軽視されやすいのが“グリップ。だが実際には、プレー全体の感覚や安定性、そして自信を左右する最重要パーツだ。
特にグリーン上では、その違いがスコアに直結する。
ツアープロたちはすでにその価値を知っており、今シーズンのデータが「グリップこそ勝利を支える要素」であることをはっきり示している。
「SuperStroke(スーパーストローク)」のツアー勝利数
もちろん、すべての勝利が同じグリップから生まれたわけではない。私たちは「SuperStroke」に直接問い合わせ、今季プロたちがどのモデルで勝利したのかを調べ、その内訳をまとめた。
その中で際立ったのが、ローリー・マキロイの活躍だ。/p>マスターズを含む3勝すべてを「Pistol Tour」で挙げ、このモデルはシーズン通算5勝をマーク。
さらに、細身のピストル型で繊細なタッチを可能にする「1.0PT」も、それに負けじと勝利数を伸ばしている。
グリップモデル別に見る「SuperStroke」のツアー勝利数と優勝者
「SuperStroke(スーパーストローク)」パターグリップが効果的な理由とは?
「SuperStroke」のパターグリップは決して新顔ではない。それでもここ数年で人気は一気に広がり、今やツアーでも一般ゴルファーでも目にしない日はないほどだ。
実際に私も今年(2025年)から切り替えてみたのだが、その変化から学ぶことは想像以上に多かった。
では、「SuperStroke」が用意するラインナップを見てみよう。
・どんなストロークにも対応
オーソドックスな握りからクロウグリップ(右手を横から添えるスタイル)、さらにはリストロック(グリップを前腕に沿わせて手首を固定する握り方)まで──自分のストロークにぴったり合う形が必ず見つかる。
・プレッシャーに強い安定感
ボリューム感のある断面とフラットな正面デザインが、手首の余計な動きを抑制。大事な場面でもパターフェースをスクエアに保ち、安定したストロークを支えてくれる。
・ツアーで実証された結果
プロたちが信頼を寄せる理由は明白だ。わずか1シーズンで21勝──この数字こそ、「SuperStroke」が勝負の世界で通用する証明となっている。
「SuperStroke」を試してわかったこと
「本当にそこまで違うのか?」──そう思い、今季ローリー・マキロイが3勝を挙げたときに使っていたSuperStroke「Pistol Tour(ピストルツアー)」を実際に試してみた。

使ってみて強く印象に残ったのは、次のポイントだ。
・軽く握ってもブレない安定感
・特にショートパットでフェースがスクエアに保たれる安心感
・大きすぎず、自然に馴染むフィット感
・豊富なデザインや限定モデルで、自分らしさも演出できる
わずか40ドル以下で、1.5メートルのパットに構えるときの気持ちをガラリと変えてくれる──そんな手軽で即効性のあるアップグレードが「Pistol Tour(ピストルツアー)」だ。
一度装着してからというもの、私はこのグリップを外す理由を見つけられていない。

なぜアマチュアこそパターグリップに注目すべきなのか?
ツアーで使われるギアが、アマチュアにそのまま役立つとは限らない。190マイル(約85m/s)を超えるボール初速に合わせたドライバーシャフトが、ハンディキャップ20の週末ゴルファーにフィットする可能性は低い。
しかし──パターグリップだけは別だ。
今季21勝を生んだ「SuperStroke」の同じモデルが、誰でも手に入れられる。ローリー・マキロイやセップ・ストラカ、トミー・フリートウッドが勝負どころで信頼したグリップを、あなた自身もそのまま試すことができるのだ。
しかも値段は、プレミアムボール1ダースよりも安い。これほど手軽で、即効性のあるアップグレードは他にない。
最後に
ラインナップのほぼすべてのモデルで積み上げた勝利数21勝が物語るのは、手に伝わる感覚、安定感、そしてそれにより得られる自信こそがスコアを左右する大きな要素であることを示している。
もし「もっとパットを決めたい」と思うなら、プロたちがすでに選んだ答えを試してみるのが近道だ。──それが、「SuperStroke」のパターグリップである。
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