PGAツアーで“飛ばし屋”がどんなドライバーを使っているかは、調べればすぐに分かる。だが、チャンピオンズツアーとなると話は別だ。
このツアーでは、名の知れた選手が多く活躍しているにもかかわらず、クラブ情報はなかなか表に出てこない。
彼らは頻繁にクラブを変えるわけではなく、メーカーも公式サイトで情報をすぐに更新するとは限らない。
今回はそんな“飛ばし屋”たちに注目し、今どんなドライバーを使っているのかを徹底調査した。
PGAツアー・チャンピオンズで最も飛ばす選手10人

「トリプルダイヤモンド」の流れ:低スピン性能はやはり強い
MyGolfSpyが実施した2024年の『Most Wantedドライバーテスト』では、「パラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンド」が総合3位、さらに「飛距離」部門では1位にランクイン。
その理由として、中〜高ヘッドスピードのゴルファーに幅広く対応できる汎用性の高さが評価されている。
なお、キャロウェイの「トリプルダイヤモンド」シリーズ(「パラダイム」「Ai SMOKE」「ELYTE」など)は、このランキングに4回も登場しており、シリーズ全体としての完成度の高さが際立っている。
「Elyte トリプルダイヤモンド」は、低ヘッドスピード部門で高評価を獲得し、2025年のベストドライバーにも選ばれたモデルだ。

評価されたのは、驚異的な「飛距離性能」と、ブレない「正確性」。
チャンピオンズツアーのプロたちは決してスイングが遅いわけではないが、この低スピンかつ調整機能付きのデザインが、幅広いゴルファーに通用することは明らかだ。

ビッグブランドが上位を独占
リーダーボードを見れば、タイトリスト、PING、キャロウェイの3ブランドが名を連ねている。
2024年の「ベストドライバー」テストでは、「PING G430 Max 10K」が「正確性」部門でトップ、「タイトリスト TSR2」が「寛容性」で高評価を獲得。
これらのドライバーは、「飛距離」と「コントロール性能」をバランス良く備えており、チャンピオンズツアーの選手たちが求める多様なショットに対応できる柔軟性を持っている。
アーニー・エルスが「ゼクシオ13」!?
アーニー・エルスが使っているのは、2024年テストで最も高価格帯に位置するモデルのひとつ、「ゼクシオ13」。
このモデルは、アマチュア向けのプレミアムドライバーとして設計されているが、テストでは期待されたほどの結果は出なかった。
問題は、「ゼクシオ13」がトータル飛距離の項目で下位にランクされたことだ。
エルスにはしっかり合っているようだが、それは初速も高さも、そしてもちろん才能も兼ね備えているからこそかもしれない。
まとめ
キャロウェイの「トリプルダイヤモンド」シリーズに代表される調整機能付きの低スピンドライバーは、PGAツアーでもチャンピオンズツアーでも高い効果を発揮している。
もし2025年モデルの低スピンタイプをまだ試していないアマチュアゴルファーがいれば、ぜひ一度そのポテンシャルを体感してみてほしい。
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