憧れのセントアンドリューズ・オールドコースでプレーできることになった自分を、ちょっと想像してみよう。世界中のゴルフコースの中でも一番有名であろう17番ホールに近づくにつれ、自分のゴルフ人生がいよいよ最高潮に達するって感じだろう。
ここでのバーディは、ゴルフ人生最高の旅行に華を添えるものになるはず。あなたはティーアップして、数回ワッグルして、そしていよいよスイング…。
ところが、“ドテッ”。踏み込んだ左足(リード足)が滑ってしまい、ボールがオールドコース越しのフェアウェイに飛ぶどころか、あなたが、ティーボックスの中で勢いよくすってんころり。
ゴルフシューズは大事ってことだ。ゴルフボールを除けば、ゴルフシューズが一番使用頻度は高い。ショットの度に使うわけだから。
だったら、他のゴルフ用品と同じように、というかそれよりも真剣にゴルフシューズを選んでもいいはずだろう。
というわけで、ここから2025年『ベスト スパイクレス ゴルフシューズ』をお届けする。

2025年ベスト「スパイクレス」ゴルフシューズは、あなたのゴルフを向上させしっかりと地面を捉えてくれる。逆に、低品質のスパイクレスシューズだと、油断したとたんに“プライド(とお尻)に青アザ”をつくる羽目になる場合がある。
ゴルフシューズは、毎年、進化を遂げていると思う。ゴルフクラブと違って、シューズにはほぼ規制がない。つまり、故に技術革新が止まらず、それに伴いパフォーマンスも向上し続けているってわけだ。
今回、テストしたのは28モデルあるが、みなさんのゴルフを邪魔せずに役立つシューズを見つけることをゴールとした。
「All Day SC」は、これまでテストしたスパイクレスシューズの中でも快適性がトップクラス。しなやかなアッパーと、快適性に優れた“PMX Nitro+フォーム(高反発クッション材)”の組み合わせにより、歩くことが楽しくなる。
ペインターのアウトソールには、スパイクレスシューズとしては最高レベルのトラクション(グリップ力)がある。
「All Day SC」はミッドソール(クッション)が厚くスタックハイト(地面から足裏までの“ソール全体の厚さ”)も高いので地面を感じにくい。
ペインターゴルフ「All Day SC」は、2025年スパイクレス部門の“総合No.1”にふさわしい一足だ。
フィット感、クッション性、グリップ力、安定性──シューズ全体が隙なく仕上げられており、どの項目でも競合を一歩リードしている。長時間歩くラウンドでも疲れにくく、スイング時にはしっかり踏ん張れる。その名の通り、“一日中プレーしても性能が落ちない”完成度の高さ が特徴だ。
テスターは、フィット感とミッドソール(クッション)の快適性を評価。また、足幅の違う人でも問題なく履けることにも言及していた。
ペインター「All Day SC」を超える“総合力の高いシューズ”を探すのは、正直かなり難しい。突出した弱点がなく、あらゆる性能が高いレベルでまとまっている。これまで数多くのモデルを履いてきたが、ここまで“完成された1足”はめったに出会えない──それが「All Day SC」だ。
ペインターゴルフ「Match Day SC」は、クラフトマンシップも素材も秀逸だ。
“PMX Nitro+ミッドソール”とインソールにより、乗用カートではなく歩いてラウンドする人にも最適。
200ドルという価格はコスト重視の人には向かない。
ペインターゴルフ「Match Day SC」は、2025年のスパイクレス市場でもトップクラスの評価を得た実力派。手頃な価格帯の“Match Dayシリーズ”の流れを受け継ぎながら、快適性・安定性・グリップ性能 をバランス良く高めるテクノロジーがしっかり盛り込まれている。プレー中の横ブレを抑え、長時間歩いても疲れにくい──そんな“頼れる足元”を求めるゴルファーには、間違いなく候補に入る一足だ。
テスターたちは、全体的なフィット感と快適性を評価。グリップ力もスパイクタイプと遜色ないという声もあった。
“シューズの質”を一段引き上げたいなら、ペインターゴルフ「Match Day SC」は最有力候補だ。プレミアム素材を惜しみなく使い、履いた瞬間から快適性・安定性・フィーリングの違いがはっきり分かる仕上がりになっている。
価格は200ドルと高めだが、その価値を余裕で上回るパフォーマンスを見せてくれる。歩きやすさ、踏み込みの安定感、スイング中のブレの少なさ──どれを取っても一級品だ。
スケッチャーズは、文句なく快適さでトップに君臨している。この「Prestige」は、これまでテストした従来タイプのゴルフシューズの中で、最も快適なモデルと言えるだろう。
“ハンズフリー・スリップインズ”は秀逸。スケッチャーズ「Go Golf Prestige」は、完全ハンズフリーだ。
グリップ力は十分確保されているものの、アディダスや PAYNTR のような“トップクラス”には及ばない。足元の安定性に強いこだわりがあるゴルファーなら、他ブランドのハイグリップモデルのほうが安心感を持てるだろう。
「Go Golf Prestige」は、スケッチャーズ独自の“スリップイン構造(手を使わずスッと履ける設計)”を一段と進化させた一足だ。クラシックな外観ながら、履いた瞬間から“スッと足が収まる”心地よさがあり、ラウンド中のフィット感・安定性・歩きやすさがとても高いレベルでまとまっている。伝統的なデザインを好みつつ、履きやすさと実用性をしっかり求めたいゴルファーにぴったりのモデルだ。
テスターたちは、“ハンズフリー・スリップインズ”と全体的な快適性を高評価。ただし、トラクション(グリップ力)が微妙と感じる場面があるという声もあった。
スケッチャーズを“侮っていた”なら、今日でその認識を改めてほしい。ゴルフシューズ界で最も過小評価されてきたブランドが、またひとつ傑作を送り出してきた。「Go Golf Prestige」は、伝統的なレザー系ゴルフシューズの中では間違いなく“最も快適な一足” と言っていい。履き心地の柔らかさ、足入れのスムーズさ、歩行時のストレスの少なさ──クラシックモデルでここまで完成された快適性を持つシューズは、そう多くない。「クラシックな見た目だけど、足元には妥協したくない」そんなゴルファーには、このPrestigeが最有力候補になるはずだ。
ペインターのような競合がいる中で、スケッチャーズ「Go Golf Elite 6」は、快適性において2025年『ベストスパイクレスゴルフシューズ』となった。
スケッチャーズは「防水性」にも優れており、この「Go Golf Elite 6」はそのメリットを最大限に活かしている。
「Go Golf Elite 6」は、究極の安定性を狙ったわけではなく、強さよりも柔らかさ重視している。
スケッチャーズ「Go Golf Elite 6」は、2025年の“快適性No.1シューズ”と言っていい存在だ。クッション性・フィット感・足運びの軽さ──どれを取っても突出しており、36ホールを歩き切るラウンドでも疲れにくい。長時間プレーで足にストレスを感じやすいゴルファーほど、この「Elite 6」の“包み込むような履き心地”が武器になる。「とにかく快適に歩きたい」そんな人には、まず試してほしい一足だ。
テスターは、総合的な快適性に驚いていたけど、シューズの高さと柔軟性ゆえに不安定になる可能性があると指摘もしていた。
究極の“快適系ゴルフシューズ”を求めているなら、答えはここにある。スケッチャーズ「Go Golf Elite 6」は、ラウンド中の足を優しく包み込むような履き心地で、まさに“安心感そのもの”といえるモデルだ。たとえるなら、家で食べる“おふくろの味”みたいにほっとする──シューズでそんな感覚を味わえるのは、この「Go Golf Elite 6」くらいだ。
スパイクレスシューズの中で、「adizero ZG」のトルションサポート(“ねじれに強く、足元の安定感を高める構造”。)は群を抜いている。
デュアルフォーム構造(2種類のフォームを使い分けて“歩きやすくてブレない”足元をつくる技術。)により、森の中を歩くような長いラウンドでも歩き出しから快適だ。
標準的な足幅に合わせた一般的な横幅の設計ながら、このモデルは“つま先まわりがやや細め”につくられている。そのため、前足部のフィット感がタイトになりやすく、足型によってはしっかりしたホールド感を感じるはずだ。
アディダス「adizero ZG」 は、2025年スパイクレス部門で“安定性No.1”と評価されたモデルだ。軽量かつ低重心の設計ながら、スイング中の“ねじれ”をしっかり抑える高い剛性を備えており、踏み込んだ際のブレが非常に少ない。切り返しで足元が揺れやすいゴルファーほど、このシューズの“安定の強さ”を実感できるだろう。
テスターたちは、全体的なフィット感は秀逸でグローブのようと高評価。またその軽さも気に入っていた様子。一方で幅狭と感じるテスターもいた。
アディダス「adizero ZG」 は、“必要なものだけを研ぎ澄ませた方が強い”ということを体現した一足だ。
軽量モデルでありながら、グリップ、安定性、フィット感──どの評価項目でもハイレベルな数値を叩き出す、まさに万能型のパフォーマー。“軽さ”がそのまま弱点になりがちなスパイクレスにおいて、この 「adizero ZG」 は軽さと強さを両立した稀有な存在といえる。
スケッチャーズ「Go Golf Flight」より“コスパに優れた一足”は、まず見つからない。価格以上の快適性とパフォーマンスを備えた、まさに“お値打ちモデル”だ。
これまでテストしてきたスケッチャーズシューズのほぼ全てに言えることだが、「Go Golf Flight」も驚くほど快適だ。
トラクションは必要十分だが、トップクラスと比べると“食いつき”が弱め。 足元の安定性に強いこだわりがあるゴルファーにとっては、少し心許なく感じるかもしれない。
スケッチャーズ「Go Golf Flight」 は、2025年スパイクレス部門における“最強のコスパモデル”。100ドル以下とは思えないほど、快適性・安定性・グリップ力 がバランス良く揃っており、エントリー価格帯の中では頭ひとつ抜けた完成度を誇る。「なるべく費用を抑えたいけれど、性能はしっかり欲しい」そんなゴルファーにとって、この一足はまさに最適解といえる。
テスターは、全体的なフィット感とサポート力を評価したけど、グリップ力はもう少し改善して欲しいという声も聞かれた。
100ドル以下で、これほど快適なゴルフシューズはまず存在しない。それくらい“別次元の履き心地”だ。
トップモデルをチェックしたところで、次は“あと一歩でベスト入り”となった実力派を紹介したい。もし最上位のモデルにしっくり来なかったとしても、ここから挙げるシューズはどれも安心して選べる優秀な一足だ。

まず覚えておきたいのは、ゴルフシューズはメーカーごとに、そしてモデルごとにまったく違うということ。にもかかわらず、多くのゴルファーが“性能不足のシューズ”を選んでしまう理由はシンプルだ。
「派手なマーケティングに惑わされる」、「好きなブランドだけを信じてしまう」。つまり、思い込みが選択を誤らせている。
そして重要なのは、過去の実績が次モデルの評価を保証するわけではないということ。昨年のシューズが優秀だったからといって、新作が同じように仕上がっているとは限らない。毎年ゼロベースで評価する、それが正しいシューズ選びにつながる。
評価の基準はただひとつ。“ゴルファーが本当に必要とする性能”
MyGolfSpyのシューズテストは、毎年すべてのモデルをガチの横並び比較で評価する。基準はたった4つ──「快適性」「グリップ性能」「安定性」「防水性」。
ここには、「新作だから優遇される」「ブランドのイメージで加点される」といった“甘さ”は一切ない。
すべてのシューズを完全なフラットな土俵で戦わせ、ゴルファーにとって価値ある1足だけを選び出す。それがMyGolfSpyのテストだ。

Q.「スパイクレス」と「スパイクシューズ」、どちらを選ぶべき?
A.結論はシンプルで、“何を優先するか”で決まる。まず 快適性 を最も重視するなら、スパイクレスが圧倒的に有利。歩きやすさ・足当たりの柔らかさでは、スパイクシューズが勝つのはほぼ不可能だ。一方で、「より強力なグリップ」「ねじれに対する安定感」これらを追い求めるなら、選ぶべきはスパイク。特に足元のブレを最小限に抑えたい競技志向のゴルファーには、いまだに大きなメリットがある。つまり、どちらが“優れている”ではなく、自分のプレーに何を求めるか。そこが、最適な1足を決める分岐点になる。
Q.スパイクレスのアウトソールは交換できるか?
A.スパイクレスの注意点として覚えておきたいのが、“アウトソールは交換できない”という事実だ。スパイクのようにピンだけを付け替えることはできず、ソール自体が削れたらその時点で役目を終える。耐久性の高さはモデルごとに違うが、スパイクレスを選ぶなら 「どれだけ長くグリップ力を維持できるか」 も、しっかり比較しておきたいポイントだ。
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