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多彩なアプローチショットを生むサンドウェッジ ~ボーケイ WEDGEWORKS 「Kグラインド」~

BY TONY COVEY

June 13, 2018

Kグラインドはグリーン周り専用でも、オープンフェース専用でもなく、バンカーやグリーン周りでサンドウェッジに頼りきっていたゴルファーにとって理想的な設計になっている。

ボーケイのWedgeWorksが発売されると聞き、嬉しくもあり同時に腹立たしくもある。 仕上げのペイントやカスタマイズ可能な刻印以外にも、WedgeWorksにはユニークな特徴がたくさんある。現在の主力商品(SM7)にはないロフト、グラインド、バウンス角がWedgeWorksでは自由に組み合わせることができる。 WedgeWorks限定の仕上げもあり、心ゆくまであなた好みにカスタマイズできるが、ゴルフショップで気軽にオーダーできるウェッジではないことも忘れてはいけない。 そこがWedgeWorksの難点だ。 例えば、「Oil Can」仕上げの54度Vグラインドが欲しくても、Golf Galaxy(アメリカのゴルフショップ)で買えるわけではない。 WedgeWorksでオーダーする以外に手に入れる方法はないのだ。さらに、カスタマイズには別途費用がかかる。 本当に欲しいものを手に入れるためには、それなりの対価を支払わなければならないということだ。 新発売されるWedgeWorks Kグラインドは、そういうサンドウェッジだ。 SM7 Kグラインド(ロブウェッジのロフト角が58度、60度)の売上が好調だったため、グラインドをサンドウェッジにまで拡大したというのが、今回の発売に至った経緯だ。 新たにロフト角(54度、56度)を増やしたボーケイは、バウンス角も16度まで増やしおり、これはラインナップの中で最もハイバウンスである。 ヒールからトゥにかけてさらにアーチをつけ、リーディングエッジ(フェースとソールの境目)からトレイリングエッジ(バックフェースとソールの境目)にかけての丸みもさらに強くしている。 Kグラインドが誰にとっても万能だとは思わないが、ある種の「バランス」を生み出せるクラブではある。フルショットの打ちやすさを保ちながらも、グリーン周りでの素晴らしく多彩な機能も犠牲にしていない。 Kグラインドはグリーン周り専用でも、オープンフェース専用でもなく、バンカーやグリーン周りでサンドウェッジに頼りきっていたゴルファーにとって理想的な設計になっている。 さらに、ハイバウンスでありながらソールの形状(アーチ)を変えたことにより、グリーン周りでのショットの「創造性」に磨きがかかった。 「Kグラインドは、素晴らしいロブウェッジで私のお気に入りの一本でもある。現在ツアーでは54度、56度がグリーン周りで使われることが多く、そこでは機能の多様性がポイントになる。」 「このロフト角のウェッジは、フルショットでしっかり機能することが求められる。特に弾道をコントロールするため、バウンス角は16度に設計されている。ソールのキャンバー(ヒールからトゥにかけてのアーチ)を増やしたことも大きい。このキャンバーがハイバウンスを可能にし、タイトなライやグリーン周りからのショットでも柔軟に対応できる。さらにソールの前後方向のアーチも増やしており、芝でもバンカーでもゴルファー自身がグラインドを感じることができる。」(ボブ・ボーケイ氏) 標準のSM7と同じく、ボーケイはWedgeWorks Kグラインドにも革新的なCG(重心位置)とスピンミルドグルーブ※を採用している。 ※ロフト角ごとにグルーブ(溝)の幅を変える独自設計に加え、溝と溝の間にもパラレルミーリングを施している。

販売状況・価格・カスタム

新しいボーケイのWedgeWorks Kグランドは6月13日よりボーケイのウェブサイトにて販売、価格は195ドルからだ。価格には10文字までの刻印、カスタムシャフト、BV Wingグリップが含まれる。 Brushed Chrome仕上げ、もしくはOil Can仕上げのどちらかを選択できる。 Brushed Chrome仕上げ:54度、56度 Oil Can仕上げ(右利き用のみ):54度、56度

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著者情報

TONY COVEY

編集長
MyGolfSpy創業初期から参加したメンバーであり、現在は編集部を率いる編集長
記事制作だけでなく、MyGolfSpyのデータ主導型テスト手法の構築にも深く関わってきた。現在も膨大なテストデータを分析し、ゴルファーのクラブ選びやスコアアップにつながる発見を記事として届けている。
トニーが大切にしているのは、「事実とマーケティングを分けて考えること」。メーカーが発信する情報をそのまま伝えるのではなく、実測データや検証結果をもとにゴルファー自身が判断できる情報を提供することを重視している。
流行や話題性よりも実際の性能を優先する姿勢は、MyGolfSpyの編集方針そのものと言える。
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