MOST WANTED 飛距離系アイアン
最も飛ぶアイアン
最もやさしいアイアン
MOST WANTED 飛距離系アイアン
ミズノ JPX 919 FORGED
  • 2019 Most Wanted 飛距離系アイアン
  • 方向性がショート、ミドル、ロングすべてで5位以内
  • 非常に安定したボールスピードとキャリーディスタンス
  • ルックス、打感、アライメントで高評価
  • ボールスピードと飛距離がランク圏外
50.2m/s
166.78 ヤード
432.10平方ヤード
最も飛ぶアイアン
ホンマ TW747P
  • 最も飛ぶ「飛距離系」アイアン
  • ボールスピードと飛距離がトップ
  • 打感が高評価
  • ボールの曲り幅とやさしさが安定しない
51.0m/s
172.74ヤード
598.72平方ヤード
最もやさしいアイアン
テーラーメイド P790
  • 最もやさしい飛距離系アイアン
  • 特にミドル、ショートアイアンのやさしさが期待以上
  • 全体的に非常に安定したボールスピードとキャリー
  • ルックスが高評価
  • 打感の評価が低い
50.9m/s
171.90 ヤード
415.35平方ヤード
 
 

 ゴルフメーカーは、さらなる飛距離や、やさしさ、スコアメイクを求め、常に技術革新(USGAの定める規定)の限界に挑み続ける。

それが本当ならば、彼らの手で作られたクラブは、高く、遠くに、まっすぐボールを飛ばせるに違いない。これまで、全てを兼ね備えたアイアンは稀であった。

やさしさと、飛距離が欲しい場合は、中級者向けアイアンを使うしかなかったし、精度と操作性を望むなら、上級者向けキャビティーバックアイアンがその選択肢だった。中にはブレードを好む人もいるだろう。

しかし、ここ数年は新たなトレンドが巻き起こっている。「上級者向け飛距離系アイアン」だ。

各メーカー独自の技術を生かし、飛距離性能とやさしさが、操作性に優れたコンパクトヘッドに詰め込まれている。

今年の「飛距離系アイアンテスト」では、14モデルのアイアンを使用した。今年新作アイアンをお探しなら、このテストはあなたのための情報だ。

 

MOST WANTED: ミズノ JPX 919 FORGED

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パフォーマンスグレード

以下のグラフは、各アイアンのショート・ミドル・アイアンのパフォーマンスグレードを示す。

それぞれのテスターの結果から、ベストパフォーマンスクラブに入った頻度を、アイアンモデルごとにパーセンテージで表している。これらを導いた方法については、テスト方法を確認ください。

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アイアンの購入にあたり

アイアンを購入する際、最も考慮すべきは「性能」だが、重要なポイントは他にもある。

 

クラブセッティング

アイアンは、ほとんどのホールで使用する。だからこそ、クラブのセッティングが重要になる。

ゴルフには、クラブ構成における世界基準は存在しない。モデル同士の組み合わせが可能な点を考えると、決して悪いことではないが、4番アイアンがないセットもあれば、ギャップウェッジを含まないセットもある。

重要なのは、そのアイアンセットがゲームに必要な本数を網羅しているかだ。

 

シャフトセレクション

近年、アイアンのシャフトオプションは増加している。多様なモデルや、ウェイト、フレックスの中から、個人に合ったシャフトを探すのは至難の業だ。シャフト性能を測るのは、もはやグラファイトかスチールかという選択には留まらない。

プロのフィッティングを受けることがベストだが、それが難しいなら「Mizono Shaft Optimizer(ミズノ・シャフト・オプティマイザ―)」があるかゴルフショップに問い合わせてみることをおすすめする。

ジャイロスコープ(物体の回転を計測する機器)とひずみゲージという高度な技術を駆使したこの計測器は、クラブスピードや、テンポ、インパクト時のシャフトのフレックス度合いを測ることができる。

計測後は、あなたのスイングに合ったフレックスや長さに従い、お薦めのシャフトがリストアップされる。

 

飛距離 VS やさしさ VS 操作性

欲を言えば、この3つの性能が備わった完璧なアイアンが欲しいところだが、残念ながら、飛距離・やさしさ・操作性は同時に叶わず、どれかを犠牲にしなければならない。

自分のプレーの中で最も高めたい性能を絞ることだ。「飛距離」が欲しいなら、ホンマ TW747Pやピン i500がおすすめだ。

注意点は、ロフト角と飛距離に相関性があることだ。ロフトを立てれば「飛距離」は出るが、グリーンをとらえる力は弱くなる。

そして、「やさしさ」を望むなら、複数の項目で優れた安定性をみせたテーラーメイド P790が最適だろう。

他にもミズノ JPX919ForgedやPXG 0311P GEN2なども、やさしさを求めるプレーヤーにおすすめだ。

 

価格

クラブの中でも一番高価なクラブは、アイアンセットだ。上級者向け飛距離系カテゴリーになると、ほとんどのセットが1,000ドルを超える。

そこで、性能もさることながら価格もお手頃なのが、Sub70 699モデルだ。豊富なシャフトアップグレードを提供している割に、価格は7本セットで450ドルという手頃さだ。

 

プロダクトスポットライト - ウィルソン C300 FORGED

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ロング、ショートアイアンともに目立った性能をみせたウィルソン Staff C300 Forgedアイアンはフィッティングの機会にぜひ試打してほしいモデルだ。

C300は「パワーホール」技術を駆使した設計になっている。他のモデルと同様に、パワーホールがインパクト時のフェースのたわみを向上させる。

今回のテストでは、最長飛距離こそ出なかったが、精度とやさしさでは有効だということが分かった。

精度とやさしさに加え、上級者好みのルックスを兼ね備えたアイアンを探しているなら、ウィルソンのC 300 Forgedは、検討リストに入れるべきだ。

 

記録

テストでは、マーケット全体がどこに向かっているのか、前モデルから何が変わり改善したのかを探るため、トレンドも追っている。

また、テスターからフィードバックを提供してもらい、良かった点、悪かった点を理由とともに共有してもらう。

ただし、これらの主観的なフィードバックが、Most Wantedのランキングに直接影響することはない。

 

トレンドと改善点

・飛距離系アイアンの共通点は、ボールスピードを向上させるヘッドテクノロジーを中心に、上級プレーヤーが好む顏を持っている。また、多くは中空造だ。その他にも、複合素材構造を採用し、ウェイト配分が調節されているのも特徴のひとつだ。その代わり、上級向け飛距離系アイアンは、ワンピース鍛造のような軟らかい打感を好む人には合わない。

・昨年のMost Wanted飛距離系アイアンテストから続くトレンドとして、中空構造(ピンi500や三浦技研IC-601)や、充填剤中空構造(フェースの反発力を落とすことなく、打音や打感を向上させる)PXG 0311 GEN2やテーラーメイド P790などがある。これらの設計は、フェースのたわみを向上させ、ボールスピードを生み出す薄肉フェースが特徴だ。

・飛距離系アイアンのほとんどは、複合素材構造を採用している。スチールに加えて、タングステンも一般的で、PXG のCOR2や、テーラーメイドのSpeedFoamはポリマーと他の独自素材を使うことで、薄肉でありながらフェースの強化も可能にした。

・飛距離系アイアンには、中級向けアイアンと同等かそれ以上の技術が詰め込まれているが、ヘッドはコンパクトで上級プレーヤー好みの顔だ。キャロウェイ Apexは、短めのブレードと薄いソールが見た目にも美しく、上級向けキャビティーアイアンと比べて操作性ややさしさも兼ね備えている。

 

プロダクトスポットライト - コブラ

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コブラ KING Forged Tecは、全体的に優れた性能を持ち合わせつつ、特にロングアイアンの精度とやさしさは秀でていた。

アイアンに搭載されるForged 4140 Chromolly Steel Faceは、ミスヒット時にボールスピードが落ちない設計だ。

実際の測定でも、ボールスピードやキャリーの誤差は小さく、設計通りの効果がみられた。

また、Arccosショットトラッキングが搭載されていることも、Forged Tec Black(と他のコブラクラブ)の特徴のひとつだ。

フィッティングの際は、コブラ KING Forged Tec Blackを是非検討してほしい。

 

テスターからのフィードバック

次のコーナーでは、20名で構成されるテスターグループからの主観的フィードバックを掲載した。

これらのフィードバックはテスト中に得たものだが、実際のクラブ性能に関するものはなく、ランキングにも反映されていない。

・今年の飛距離系アイアンテストの「打感」トップは、ミズノ JPX 919 Forgedと、意外にもSub70 699だった。919は1025カーボンスチールによる完全フォージドヘッドで、CNCミルドフェースがミズノ独自の打感を作り上げている。Sub70 699は直販型販売によるアイアンだが、ピン i500に似た設計だ。他にも打感で高評価だったのが、ピン PXG 0311Pやタイトリスト AP3だった。

・ヘッドスピードが遅いゴルファーは、ボールを高く打ち出せるクラブを好む傾向がある。ウィルソンStaff C300 Forgedアイアンや、今回の勝者であるミズノJPX 919 Forgedは、特にスローヘッドスピードのテスターの評価が高かった。

・ルックス・打感・アライメントの全てのカテゴリーで最高得点を得たのが、タイトリスト AP3だ。ヘッドスピードにかかわらず、コンパクトな顔と薄めのトップラインに評価が集まった。

・対照的に、三浦技研IC-601はインパクト時の打音が不快というコメントが目立った。また、オフセットもあまり評判が良くなかった。このような点が指摘されながらも、IC-601は総合トップ10に入っている。

 

 2019 MOST WANTED 上級向け飛距離系アイアンデータ

20名のテスターはスイングの特徴もさまざまだが、彼らの平均値を比較するだけでは、その詳細は完全には分からない。

そのため、個々のテスターのパフォーマンスにも注目した。この記事のトップに掲載した総合ランキングは、テスター各自のトップパフォーマンスクラブを総合し、全体的にその確率が高いクラブから選んだ。

2019 MOST WANTED 上級者向け アイアン データ <7番アイアン>

モデル名ボール
スピード
(m/s)
打ち出し
角度
(度)
スピン量
(RPM)
キャリー
(ヤード)
トータル
飛距離
(ヤード)
最大高さ
(ヤード)
落下角度
(度)
中央からの
距離
(ヤード)
ショット範囲
(平方ヤード)
Callaway Apex50.519.674,137165.13170.6730.2844.207.54571
Callaway Rogue Pro50.419.174,074164.95171.0029.3743.388.08500
Cobra KING Forged Tec50.419.174,828161.03166.6429.9144.657.13510
Cobra KING Forged Tec ONE50.319.154,524161.97167.5629.4844.087.91566
Honma TW747P51.018.224,195166.57172.7428.6442.828.55599
Miura IC-60149.819.384,469160.23165.9029.0943.877.23543
Mizuno JPX 919 Forged50.220.224,554161.64166.7831.0945.296.99432
Mizuno JPX 919 Hot Metal Pro50.419.134,224164.12170.1229.2443.597.96571
PING i50050.319.554,112164.30170.0129.8143.907.86529
PXG 0311 P Gen 250.119.284,269162.85168.4929.2143.766.85529
Sub70 69950.518.294,326163.84170.1228.2542.888.15665
TaylorMade P79050.919.294,145166.93171.9030.2044.126.35415
Titleist 718 AP350.019.894,284162.49167.8830.0944.457.54530
Wilson Staff C300 Forged49.819.944,652159.66165.5430.1944.947.73548

 

2019 MOST WANTED 上級者向け アイアン データ <5番アイアン>

モデル名ボール
スピード
(m/s)
打ち出し
角度
(度)
スピン量
(RPM)
キャリー
(ヤード)
トータル
飛距離
(ヤード)
最大高さ
(ヤード)
落下角度
(度)
中央からの
距離
(ヤード)
ショット範囲
(平方ヤード)
Callaway Apex54.315.693,337185.54196.6927.3139.441.0671,149
Callaway Rogue Pro53.915.713,336183.61194.0626.9239.1710.19940
Cobra KING Forged Tec53.915.363,480182.20192.1626.4439.089.58872
Cobra KING Forged Tec ONE53.015.523,549177.74189.0325.7038.9610.82864
Honma TW747P54.514.013,222184.79197.1824.1436.5211.82959
Miura IC-60153.816.083,647180.83190.7227.9140.549.61690
Mizuno JPX 919 Forged53.216.343,622178.32188.4527.6140.429.87793
Mizuno JPX 919 Hot Metal Pro54.215.003,343184.48194.9625.9938.429.81934
PING i50054.216.003,297185.48195.9627.8139.779.92911
PXG 0311 P Gen 254.315.233,402184.51194.3526.6039.039.52744
Sub70 69954.313.693,157184.03195.9523.2635.7010.27923
TaylorMade P79054.315.593,431184.99194.4627.3139.629.33823
Titleist 718 AP353.716.733,583181.87191.4828.9141.3110.491,037
Wilson Staff C300 Forged52.516.643,659175.65186.2827.4040.578.67595

 

2019 MOST WANTED 上級者向け アイアン データ <ピッチングウェッジ>

モデル名ボール
スピード
(m/s)
打ち出し
角度
(度)
スピン量
(RPM)
キャリー
(ヤード)
トータル
飛距離
(ヤード)
最大高さ
(ヤード)
落下角度
(度)
中央からの
距離
(ヤード)
ショット範囲
(平方ヤード)
Callaway Apex42.726.286,174125.71128.1329.2548.645.89486
Callaway Rogue Pro42.327.036,417123.46126.0629.7049.275.33328
Cobra KING Forged Tec42.026.047,963119.48121.8328.4049.085.69311
Cobra KING Forged Tec ONE42.526.607,893121.18123.0729.8049.865.58412
Honma TW747P42.527.036,485123.93126.0830.0449.425.16346
Miura IC-60142.127.056,844121.68124.1229.4949.395.73350
Mizuno JPX 919 Forged41.727.766,929119.61121.8729.7349.834.59260
Mizuno JPX 919 Hot Metal Pro42.626.666,853123.47125.6329.6549.365.04321
PING i50041.827.136,629121.05123.5929.1149.085.03283
PXG 0311 P Gen 242.226.856,691122.65124.9729.3449.225.20299
Sub70 69942.526.157,047123.20124.9729.1648.955.23360
TaylorMade P79042.427.416,598122.81124.6930.2149.704.61295
Titleist 718 AP343.025.976,155126.80129.4929.3148.435.71426
Wilson Staff C300 Forged42.126.526,748122.06124.4128.8048.835.43284

 

アドバイス-シャフト素材

アイアン性能において、シャフトの役割は絶対的だ。平均的なシャフトウェイトは年々軽量化されているが、通常スチールシャフトはグラファイトより重い。

これはゴルファーにとって、多くのエネルギーを必要とし、疲労を招く。また、重めのシャフトはスイング移動が安定するため、低打ち出し、低スピンが実現するという利点があるが、全員が望むことではない。

グラファイトシャフトは軽く、最近ではデザイン改良が進み、高ヘッドスピードプレーヤー向けにより選択肢が増えた。

スピードが出せる軽いシャフトは、打ち出しが高く、スピンをかけられるため、スローヘッドスピードに最適だ。また、グラファイトシャフトに備わる振動を軽減させる特性が、インパクトで軟らかい打感を生み出すことも利点のひとつだ。

常に述べているが、安定性と精度を得るには、正しいフィッティングが必要不可欠だ。

 

テストとランキング方法

MyGolfSpyでは、数えきれない程の時間を費やし、試打テストの手順やデータの処理方法に磨きをかけてきた。

ゴルファーに役に立つ情報を提供することだけを考え、大手ゴルフ企業数社の開発専門家に依頼し共同でテストを行った。

試打に参加してもらったテスターの数やそのショット数、データの分析方法、クラブの分類、抽出方法は全て協力を得た専門家達と意見を交わしながら作り上げた。

テスト結果は、どこよりも大規模かつ唯一無二の、100%独自のデータになっている。

 

クラブフィッティング

MyGolfSpyはカスタムフィッティングの支持者だが、大多数のゴルファーがフィッティングを行っていないことも認識している。

Most Wantedが既成品のテストだと思われていることも事実だ。

メーカーからはヘッドの調節機能や豊富なシャフトのオプションなどが提案されるが、MyGolfSpyのテストでは標準スペックのみを使う。

テスターには可能限り、メーカーの用意する既成オプションからフィッティングを行ってもらう。

これには、シャフト交換や、ロフト角やフェース角の調整、可変ウェイトなどを含む。自由に使えるオプションの範囲内で、テスターに合ったクラブをフィッティングする。

 

参加するテスター

 テストに参加してもらうのは、幅広い年齢層、多岐に渡るヘッドスピードや、ハンディキャップ、スキルを持つゴルファーだ。その中には、MyGolfSpyの読者と同じように大学生や年配者も含まれている。

 

テストプロセス

疲労リスクも考慮しながら、全てのテスター及び全クラブから有効なサンプル数を集めるために、テスターには複数セッションに参加してもらう。テストするクラブ数にもよるが、通常3~8セッションを繰り返してもらう。

テスターには1本のクラブにつき3~4ショットを打ってもらった後、次のクラブに移ってもらう。

試打する順番をランダムに変えるだけでなく、打つクラブも無作為に選ぶようにした。地面を転がるゴロや、高く打ち上がるテンプラショット、コース外へのミスショットなどの明らかな異常値は、テストセッション中に除外する。

このプロセスを、各クラブが10~12のサンプル数(いいショットのみ)に達するまで繰り返し行う。

弾道やクラブデータは、弾道計測機「Foresight GC Quad」を使い集めた。全てのテスターは、ブリヂストンのB330-RXボールのみを使い、各回の試打が終わる度に、ボールを検査した。すり減ったボールがある場合には、直ちに取り替えた。

セッションが終わったら、得られたデータにエラーがないか確認する。中央絶対偏差という統計的手法を用いて自動的に異常値を特定する。

このプロセスを使うと、自動的に潜在的な偏りをはじき出すことができる。異常値とみなされたショットは、最終平均値やランキングには反映されない。  

 

最終結果とランキング

私達が集計するのは弾道計測機からの平均値だが、性能を測る重要な指標として「ストロークス・ゲインド値」を使用する。

その方法は以下のとおりだ。

各ショットにつき、ストロークス・ゲインド値を計算する。次に、各テスターと使用クラブごとのストロークス・ゲインド値の平均を算出する。

テスターごとにストロークス・ゲインド値が高かったクラブを明らかにする。そして、85%の信頼区間(パターでは90%)のもと、平均ストロークス・ゲインド値からトップに入るクラブに近いクラブがないか探す。

該当するクラブは、トップグループとみなす。統計的にはじき出されたトップグループに入るクラブ数は、テスターによって異なる。明らかに1モデルだけ結果が良かったというテスターもいれば、半分以上がトップグループに入る結果になる場合もある。

Most Wantedの勝者は、統計的にみて明らかに高い確率でトップグループに入ったクラブに決まる。対の場合は、テスター間で一番パーセンテージの高かったクラブが1位となる。

アイアンテストでは、各セットから数本を使用する。3本のアイアン(ショート・ミドル・ロング)のパーセンテージを出して、それを平均化し最終成績を出す。

データは本質を語ると私たちは強く思う。だから、読者であるゴルファーの皆さんとデータを共有したい。

シンプルで分かり易くするために、クラブ性能に点数をつけた。自分なりの解釈でもっと深く知りたい、自分に合った結論を出したいゴルファーのために、MyGolfSpyはデータも公開する。

これは、あなたのためのテストなのだ。

 

MOST WANTED 上級者向け アイアン スペック

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FAQ

アイアンの購入にあたり

Q:どのくらいの頻度でアイアンを買い替えるべきか?

A:まれに技術革新が続くこともあるが、通常メーカーがクラブの性能を向上させるには3~5年かかる。特にUSGAが規制を厳しくしたことから、今後の技術革新にはより時間がかかる可能性がある。おすすめするのは、今使っているアイアンよりも、明らかに性能が優れたクラブが見つかったときに買い替えることだ。ただし、単に新しいアイアンが欲しいという理由で買っても問題ない。

 

Q:自分に適したアイアンカテゴリーを見つけるには?

A:アイアンには上級向け(キャビティーバック)、上級者向け飛距離系、中級者向け、初級者向けの4つのカテゴリーがある。カテゴリーの区別は難しいが、スキルレベルやハンディキャップ、ゲームに何を求めるかによって判断するべきだ。ハンディキャップが10以上で、スイングが弱い人には、中級者向けアイアンか初級者向けアイアンカテゴリーが妥当だろう。安定的にボールを打てる経験者には、上級者向けか飛距離系のアイアンからメリットが得られる。その中でも特に飛距離にこだわるなら、飛距離系アイアンが理想だ。

 

Q:シャフトは重要か?

A:もちろんシャフトは重要だ。スピンや打ち出しの変化はそれほど大きくないが、シャフト交換によってショットの精度やボールのばらつき、総合的な安定性の向上が期待できる。

 

Q:アイアンを試打する際、何に注目すべきか?

A:飛距離以外の他の要素が無視されがちだが、たとえ飛距離系アイアンでも安定性や操作性に着目してほしい。飛距離やボールスピードのような測定項目を比べるときでも「安定性」を過小評価してはならない。

 

ロフト角によるスピンへの影響

毎年、ゴルフメーカーはさらなる飛距離を謳い、新クラブを発売する。飛距離を伸ばす一番簡単な方法は、ロフトを立てること。

最近では、昔の6番のロフト角が現在の7番に匹敵する。ご存じのとおり、アイアンで最も重要なのは精度と安定性だが、いまだ飛距離が大役を担っているのは確かだ。

他の人が6番で打つところを8番で打つのは、気分がいいものだ。しかし、打ち出し角や、スピン、ピークの高さや降下角に注目する必要がある。

たとえロフトの強いアイアンでも、弾道や、グリーンをとらえる力に悪影響を及ぼすなら、今使っているアイアンを見直す必要があるかもしれない。

 

MOST WANTED

Q:テスターは、どのようにアイアンを選ぶのか?

A:標準スペックのみを使ってもらう。各セットから、ショートアイアン・ミドルアイアン・ロングアイアンを1本ずつテストする。調節機能付きのアイアンはなかったが、できるだけテスターに合ったアイアンを選んだ。弾道の向上が期待できるため、複数のシャフトから選べる場合は使用した。

 

Q: アイアンカテゴリーはどのように決めるのか?

A: ヘッド設計(ルックスやソール幅など)が似たアイアン同士をテストするために、長さとロフト角に分類する。できるだけその差を縮めてテストを行いたいと考えている。例えば、カテゴリーが重複するアイアンがある場合は、メーカーが決めたカテゴリーに従う。

 

Q:Most Wanted上級向け飛距離系アイアンはどのように決定するのか?

A:ランキングを決めるにあたり、フォーサイトスポーツGC Quad(GCクワッド)弾道計測機を使って主要測定データを集める。異常値を排除した後、独自の手法を用いて各テスターと使用クラブごとのストロークス・ゲインド値を計算する。次に、信頼区間を計算し、ストロークス・ゲインド値の統計的有意性を決定する。テスター間で、高いパーセンテージを占めたアイアンが、「Most Wantedアイアン」となる。詳しくは、テスト方法に掲載した。

 

Q:「最も飛ぶアイアン」の決め方は?

A:最も飛ぶ飛距離系アイアンの決め方は、総合ランキングと似ている。飛距離にとって、最も重要な測定値は、「トータルヤード」だ。テスター全員の平均トータルヤードを検証し、「最も飛ぶアイアン」を決定する。テスターグループの中で、最も飛んだ確率が高かったミドル・ロングアイアンを1位とした。

 

Q:「最もやさしい」アイアンは、どのように決定したのか?

A:「最もやさしい」飛距離系アイアンを決めるには、ショットエリア(平方ヤードで表すボールの分散)や、ボールスピード・キャリー・ピンまでの距離・ストロークス・ゲインドの標準偏差に注目する。

 

Q:ルックスや打音、打感などの主観的な要素は、どのくらいランキングに反映されるか?

A:まったく反映されない。MyGolfSpyのランキングは、弾道計測モニター上のデータとパフォーマンス測定項目のみで決まる

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テスト方法はこちら

http://www.mygolfspy.jp/2019-most-wanted-players-distance-iron-test/

 
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