2021年「Most Wanted」ドライバー
第2位
ベストバリュー
2021年「Most Wanted」ドライバー
キャロウェイ「EPIC MAX LS」
  • 2021年「Most Wanted」ドライバー
  • 多くのテスターから一番人気
  • テスターからは打音とフェースの反応において肯定的な評価
  • ボール初速は上位圏外
  • 面長のヘッド形状を好まないテスターもいた
1位
1位
6位
第2位
タイトリスト「TSi2」
  • フェアウェイキープが66%でトップ
  • トータル飛距離がトップクラス
  • 秀逸なフィーリングがテスターから高評価
  • ボール初速は上位圏外
  • 面長のヘッド形状と光沢があるクラウンを魅力的に感じないテスターもいた
2位
8位
2位
コブラ「RADSPEED」
  • トータル飛距離がトップレベル
  • ボール初速で上位クラス
  • カラーリングが人気
  • オフセンターヒット時の性能が低く一貫性がないという声があった
3位
3位
13位
ツアーエッジ「EXOTICS EXS PRO」
  • 65%のフェアウェイキープ率は優秀
  • コンパクトなヘッド形状がテスター好み
  • 打音に関してはテスターに不人気
4位
14位
3位
ベストバリュー
PXG「0211」
  • フェアウェイキープ率64%
  • フィーリングが素晴らしい
  • 低スピンの寛容性がある設計
  • ドライバーが重たく感じたことを指摘するテスターが数名いた
6位
15位
5位

2021年「Most Wanted」ドライバー

「2021年の最も包括的なドライバーテストと対象ドライバーの最も妥協のないデータ」

2021年「Most Wanted」ドライバーを簡単に伝えると、こういうことだ。今回は、みなさんのために18,000以上のショットによるデータを2ヶ月近く費やして集め、ベストドライバーを炙り出した。

これぞ我々の姿と言える。

MyGolfSpyでは、独自で公平、そして客観性に基づいたテストを実施しており、より信頼をもって購入を決断することが可能であり、我々の「Most Wanted」テストは、既製品の購入者やフィッティングする前に多少の情報を手にしておきたい人にとって、欠くことのできない手引きとなるだろう。

そして毎度のことだが、我々は、今あなたが使っているモノよりも良いものでない限り、そのクラブにお金をかけることを勧めることはない。

2021年のドライバーをお探しなら、このテストはあなたのためのものだ。


2021年「Most Wanted」ドライバー:キャロウェイ「EPIC MAX LS」

総合的パフォーマンスという点において、キャロウェイの「EPIC MAX LS」は驚くべき姿を見せてくれた。複数に及ぶ主要数値における、このドライバーの卓越したパフォーマンスこそ、誰もが認める2021年「Most Wanted」ドライバーでトップになった要因。そのパフォーマンスとは下記の通りだ。


・ストロークス・ゲインド:1位

・トータル飛距離:1位

・寛容性:6位

・フェアウェイキープ率:62%

・ボール初速:61.94m/s

もしドライバーを探しているのなら、このキャロウェイ「EPIC MAX LS」がまず試打リストの筆頭になるはずだ。

   
Best Distance - Callaway Epic Max LS

ベスト飛距離 – キャロウェイ「EPIC MAX LS」

今回の2021年「Most Wanted」ドライバーは、飛距離部門でもトップになった。ショットごとの微妙な飛距離差を議論しても良いが、キャロウェイ「EPIC MAX LS」が辛うじてトップに。飛距離重視であるなら、「EPIC MAX LS」が購入の最有力候補になるだろう。

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その他の注目すべきパフォーマンス

キャロウェイ「EPIC MAX」 - 「EPIC MAX LS」とそれほど大差なく、このキャロウェイの最高MOIモデルはストロークス・ゲインドで8位、寛容性で4位。また、ボール初速で「EPIC SPEED」より一つ下の5位となった。


タイトリスト「TSi2」「TSi3」「TSi4」– タイトリスト「TSi」ドライバーシリーズの3モデルのパフォーマンスは、「タイトリストのドライバーは初速が遅くてスピン量が多い」という通説が過去のものであることを物語っている。「TSi2」はストロークス・ゲインドで2位、寛容性2位、そしてトータル飛距離では8位。フェアウェイキープではトップとなった。「TSi4」と「TSi3」も素晴らしいパフォーマンスを見せ、ボール初速でそれぞれ2位と3位。ともにトータル飛距離ではトップ5に入る実力だった。


コブラ「RADSPEED」と「RADSPED XB」– コブラの素晴らしいパフォーマンスも進化し続けている。「RADSPEED」2モデルは、総合でトップ5に入り、飛距離では2位(「RADSPEED XB」)と3位(「RADSPEED」)。正確性でもトップクラスの結果だった。また、コブラのドローバイアスモデル「RADSPEED XD」は惜しくもトップ10入りを逃したことも伝えておきたい。


テーラーメイド「SIM2」– テーラーメイドの最新主力ドライバーはボール初速でトップ。フェアウェイキープ率が高かったら、トップレベルの結果となっていただろう。


ピン「G425 SFT」– ピンのスライスキラーは、またしてもドローバイアス部門で圧倒的な存在に。ドロー度合いはテスター平均でセンターから15.64ヤードを記録した。


ツアーエッジ「EXS Pro」とPXG「0211」– 高性能ドライバーは、ベランダの中庭の調度品ほど高価である必要はないことを証明したお買い得2モデル。お値打ち価格にもかかわらず、ともにストロークス・ゲインドでトップ10に入り、寛容性ではトップ5となった。

Best for Slice - PING G425 SFT

スライス矯正に最適 – ピン「G425 SFT」

もしスライスに悩んでいるなら、ピンの「G425 SFT」がそれを直してくれるだろう。今作の「SFT」モデルも、他のクラブ以上に“コースの右サイド“を気にする必要がないし、(この分野の性能で)ライバルたちを大きく引き離している。「G425 SFT」だとドロー度合いがセンターから左へ15.64ヤード。これに近いライバルでも、8.01ヤードに過ぎなかった。

 


2021年,ドライバー,ゴルフクラブ,コブラ,RADSPEED
Best Forgiveness - Honma TR20 460

寛容性No.1 – 本間ゴルフ「TR20 460」

何年にも渡って、ゴルフでは「一貫性」が追求されてきた。そしてここ数年(ともかく2年連続で)本間ゴルフの「TR20 460」が寛容性でトップとなった。総合的なパフォーマンスも素晴らしく、「TR460」のミスショットはそこまでミスにならなかった。


ドライバーの購入で検討すること

2021年のベストドライバーを買う時は、パフォーマンスを一番に考えるべきだが、購入を決める前に考慮した方がよい点が他にもある。


コスト

2021年の「Most Wanted」ドライバーテストは、特殊なシャフトアップグレードを除いた229.99ドルから700ドル台のドライバーが中心だ。2021年の「Most Wanted」ドライバーとなったキャロウェイの「EPIC MAX LS」は529.99ドル。

これが高いと感じるならPXGの「0211」(249ドル)やツアーエッジの「Exotics EXS Pro」が非常にお買い得だ。この間をとるならコブラの「RADSPEED」と「RADSPEED XB」が良いパフォーマンスを発揮。449ドルという価格も魅力的だと思う。

専門家のアドバイス – 正確性の改善方法

多くの場合シャフトが打ち出し角とスピン量を最適化させると思われがちだが、むしろシャフトは精度と方向性に大きく影響する。ウェイトや、硬さ、トルクといった要素はすべてシャフトのしなりやねじれに関係し、これが結局のところ、クラブの動きの一貫性や真っ直ぐなショットを打つことに影響する。


シャフト選択

多くのメーカーが低価格におさえたオリジナルシャフトを用意している。これらは最低限の性能は備わっているものの(正確にフィッティングしたカスタムシャフトほどの性能は望めない)、間違いなく性能で選ばれたものではなく、コストカットや利益優先で選ばれる。

最善の方法は有能なフィッターの助けを借りることだが、既製品を選ぶのがここでは一般的だろう。

それならば、通常2-3種類のオリジナルシャフトが用意されているため、そのオプションから自分に最適なシャフトを選ぶことが重要だ。

最終的に、我々は常に性能ファーストであることを勧めているが、値段で比べるならば、ゴルファーはシャフトラインナップに力を入れているメーカーの方がより“価値を見出せる”ということを理解すべきだ。タイトリストは、特徴のあるシャフトを豊富に取り揃えている。ミズノとコブラも「本物の」フジクラ「Motore X F1」と「F3」シャフトを純正シャフトのラインナップに加えていることは伝えておきたい。


飛距離重視か方向性重視か

飛距離に勝るものはなく、1ヤードでも2ヤードでも飛ぶことに主眼を置きたい気持ちはわかるが、ドライバー同士の飛距離はそんな変わらないことを考えると、数ヤードの飛距離よりもバラつきを抑えたり、ショットの「方向性」や「安定性」を優先させた方が絶対にいい。

弾道測定器の飛距離を気にするよりもバラつきなどの細かなデータに注目してほしい。


弾道調整

スライスが直らないなら、選択肢があることを知っておくことは大切だ。ドローの球筋に注力したドライバー(可変式ウェイトなし)は、基本的に右サイドへのミスを軽減するには最も効果的だ。しかし、スイング改善中にクラブを探しているなら、「可変式ウェイト」が搭載されたドライバーの方が良い選択肢と言える。


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記録

テストでは、市場がどこに向かっているのかを探り、メーカーが年々パフォーマンスを向上させるためにどのような改善を行っているのかを分析。テスト中は、テスターからフィードバックも受けている。テスターが何を気に入り、何が気に入らず、そしてその理由も把握するようにしている。しかしながら、こうした主観的なフィードバックを集め共有してはいるが、2021年ベストドライバーの総合順位に影響を与えているわけではない。


トレンド

・低スピン系のドライバーが市場に浸透し続けている一方で、今年はスピン量がやや増えている傾向にある。今年のテスト結果を踏まえると、最も注目されるのはキャロウェイが、「SUB ZERO」ではなく、より寛容性が高くてスピンも若干かかる「EPIC MAX LS」を投入してきたことだろう。

・ゴルファーの高齢化とともに、超軽量カテゴリーが成長していることは何の不思議もない。タイトリストの「TSi1」は軽量ドライバーの同ブランド第二世代。本間ゴルフも「T//World GS」でこの部門に再度参入してきた。「XXIO」も健在。超軽量ドライバーをリリースしていないほとんどのメーカーですら、ウェイトを抑えてスピードアップしたゴルファーに向けて軽量シャフトをラインナップしている。

・やや小ぶり(450-455cc)なヘッドのドライバーは未だ一般的ではあるが、本当の意味でコンパクトなヘッドは市場から消滅したも同然だ。今年のテストにおける小型ヘッドは、タイトリストの「TSi4(430cc)」と本間ゴルフの「TR20 440」だけ。ニッチな市場に対しては当然、役に立つモデルだが、小型ヘッドは相当にスピンを減らしたいゴルファーのニーズに対しては最適となる。

・ロフトは刻印するためにあるのか?ピンの「G425」シリーズ(「LST」「Max」「SFT」)は、テストした中で低弾道ドライバーに属した。これは、開発者が、重心を後ろにすることで動的ロフトが増えてしまうのを、静的ロフトを少なくして相殺している好例と言える。


2020 Most Wanted vs 2021 - PING G410 LST

昨年の「Most Wanted」との比較 – ピン「G410 LST」

今年は、昨年の「Most Wanted」に輝いたクラブもテストに入れた。そんな中でピンの「G410 LST」は、期待を裏切らなかった。ストロークス・ゲインドと寛容性で7位、トータル飛距離では6位にランクイン。「新しいものが常に良いわけではない」という例をまたしても目にすることになり、ピンの「G410 LST」はその証の一つになった。

フラットでアップライトなライ角

アイアンと同じように、ドライバーもモデルによってライ角が異なることをご存じだろうか。ライ角がアップライトのドライバーを選ぶか、調節機能でアップライトに調節すれば、スライスがドローボールになることもある(右利きの場合)。同様に、フックボールばかり出る人はライ角をフラットにするといいかもしれない。


テスターからのフィードバック

・間違いなく、多数のテスターがキャロウェイの「EPIC MAX LS」を非常に評価していた。2021年の「Most Wanted」ドライバーは、ハイパフォーマンスというだけでなく、「フィーリング」と「一貫性」においても高評価を得ていた。

・PXGがニュー「GEN4」ドライバーシリーズで注目を集めた。「0811 X」「0811 XT」、そして「0811 XF」はグレーの「Aluminum Vaporクラウン」が特徴。そのカラーリングは、衝撃と畏怖をテスターに与えたようだ。両極化していると言っても良いだろう。

・テーラーメイドの「SIM2」、「SIM2 MAX」、そして「SIM2 MAX D」の見た目とフィーリングはテスターに人気だった。

・ピン「G425 LST」と「MAX」のヘッド形状とマットブラック仕上げは、テスターから基本的に評価されていた。

・ミズノの「ST-Z」と「ST-X」は打音が高評価。一方で、総合的なパフォーマンスに対してはイマイチだった。



MYGOLFSPY版の「ストロークス・ゲインド」について

ストロークス ゲインド:元々は2011年からPGAツアーで導入されたプレーヤー指標。コースの難易度により大きく変動する「平均パット数」や「パーオン率」等では比較できない、選手の「本当の実力」を比較するために生まれた指標。同じコースでの全選手の平均ストローク数、あるいは同程度の難易度のコースや状況における平均ストローク数と自分のストローク数との「差」で示される。

「スコアを何で稼いでいるか」という観点で、「ドライバーショット」「アイアンショット」「アプローチショット」「パッティング」それぞれのショットが、平均値より何打“少ないか(ゲイン)“を数値化している。

MYGOLFSPYの「MOST WANTED」における製品テストでは、この「ストロークス・ゲインド」の考え方をベースとして、プレーヤーではなく“商品そのものの実力”を見るため、「ドライバー」「アイアン」「パター」等、各カテゴリーの「商品の実力」を比較する指標として用いている。


2021年「Most Wanted」ドライバー(データ)

今年は、テストデータをタブ表示で見ていただけるようにした。3つあるうちの最初のタブは、主要3つのデータのランキング。データタブには、弾道測定器でお馴染みのデータが掲載されている(フェアウェイキープ率も含む)。3つ目のタブは、テスト中の全ショットを図表上に示したものだ(異常値は省いた)。

分かりやすくするために、データはグリーン(緑)からレッド(赤)にグラデーションする形で色分けした。ダークグリーンは高い数値(最高/最上位)でダークレッドはその逆となる。

スマホでも見やすいようにしているが、PCで閲覧いただくのがベストだと思う。

※下記は、2021Most-Wanted-DriverRankings(2021年「Most Wanted」ドライバーランキング)/2021Most-Wanted-Driver Data(2021年「Most Wanted」ドライバーデータ)/Distribution(分布)を表示している。

Distribution(分布)以外は別表示あり。見づらい方はそちらを参考にしてほしい。



2021年「Most Wanted」ドライバーデータ

2021年「Most Wanted」ドライバーデータ

モデル名ストロークス・
ゲインド
ボール初速(m/s)打ち出し角(度)スピン量(RPM)キャリー(ヤード)トータル飛距離
(ヤード)
フェアウェイ
キープ率(%)
Callaway Epic Max LS0.052261.9413.512,349230.55244.7462.38
Titleist TSi20.045861.8913.972,447227.76241.7966.42
Cobra RADSPEED0.038762.1513.462,320227.58243.3764.78
Tour Edge EXS Pro0.038561.7713.262,401224.82240.0964.57
Cobra RADSPEED XB0.037462.1813.362,398227.51243.5361.24
PXG 02110.033661.7713.552,356224.76240.0163.87
PING G410 LST0.031362.2213.512,446227.83242.3260.14
Callaway Epic Max0.030862.2814.022,682226.88239.1264.89
Titleist TSi30.026862.3513.432,386229.31243.2959.00
PING G425 LST0.023262.2412.422,365225.67239.4260.04
Cobra RADSPEED XD0.020262.0213.682,519226.03240.1261.44
Honma TR20 4600.017661.4914.222,599223.59236.7462.05
Srixon ZX50.017261.2714.122,436225.43238.6160.62
PING G425 MAX0.012761.7312.952,390224.14238.1860.32
Titleist TSi40.012362.3613.322,301229.25243.2656.44
PXG 0811 X GEN40.011861.5613.912,414224.86239.6557.63
Callaway Epic Speed0.010862.30
13.602,523228.65242.2356.16
PXG 0811 XF GEN40.009961.8813.672,534225.46240.7461.24
TaylorMade SIM2 MAX0.009962.0614.032,590226.29241.4758.60
TaylorMade SIM20.005862.4813.582,399226.96241.2959.09
PXG 0811 XT GEN40.004561.8113.472,615224.70
236.6958.31
Mizuno ST-Z0.001761.1714.262,510224.13236.1057.37
Srixon ZX70.001061.4214.122,711222.41235.3861.35
TaylorMade SIM2 MAXD0.000961.5513.692,480225.52239.0158.27
Honma TR20 440-0.000261.4214.202,618224.02235.0357.47
Tour Edge Exotics C721-0.009762.1213.932,232227.05240.7552.88
Inesis 500-0.016660.5614.772,856219.08229.2162.14
Wilson D9-0.016760.9914.212,586220.88232.5456.73
XXIO 11-0.017262.0414.903,047220.71230.9259.66
XXIO X-0.017461.7814.462,983221.02229.4561.16
Titleist TSi1-0.021461.70
14.182,805221.95232.7956.49
Mizuno ST-X-0.024461.2313.332,368222.89235.4754.69
Cleveland Launcher HB Turbo-0.030761.4413.372,438223.50235.4755.18
Honma T//World GS-0.036761.5113.902,594222.77234.4454.14
Wilson Launch Pad-0.048460.80
15.573,073216.39225.5458.90
Ben Hogan GS53 Max-0.055561.2714.432,376223.38236.4451.23
PING G425 SFT-0.080061.5613.132,601219.61230.6150.00
Tour Edge Hot Launch C521-0.090761.4312.752,411221.96235.0542.12

2021年「Most Wanted」ドライバー ランキング

クラブ名ストロークス・
ゲインド(順位)
トータル飛距離
(順位)
やさしさ
(順位)
Callaway Epic Max LS 1 1 6
Titleist TSi2 2 8 2
Cobra RADSPEED 3 3 13
Tour Edge EXS Pro 4 14 3
Cobra RADSPEED XB 5 2 10
PXG 0211 6 15 5
PING G410 LST 7 6 7
Callaway Epic Max 8 18 4
Titleist TSi3 9 4 17
PING G425 LST 10 17 25
Cobra RADSPEED XD 11 13 23
Honma TR20 460 12 22 1
Srixon ZX5 13 20 11
PING G425 MAX 14 21 14
Titleist TSi4 15 5 16
PXG 0811 X GEN4 16 16 18
Callaway Epic Speed 17 7 28
PXG 0811 XF GEN4 18 12 27
TaylorMade SIM2 MAX 19 9 24
TaylorMade SIM2 20 10 26
PXG 0811 XT GEN4 21 23 29
Mizuno ST-Z 22 25 19
Srixon ZX7 23 28 31
TaylorMade SIM2 MAXD 24 19 15
Honma TR20 440 25 30 22
Tour Edge Exotics C721 26 11 33
Inesis 500 27 37 12
Wilson D9 28 33 9
XXIO 11 29 34 8
XXIO X 30 36 20
Titleist TSi1 31 32 32
Mizuno ST-X 32 26 34
Cleveland Launcher HB Turbo 33 27 35
Honma T//World GS 34 31 30
Wilson Launch Pad 35 38 21
Ben Hogan GS53 Max 36 24 38
PING G425 SFT 37 35 36
Tour Edge Hot Launch C521 38 29 37

ドライバーの豆知識

・飛距離 vs. 正確性 – 2、3ヤードのために「正確性」を犠牲にしてはいけない。というのは、ゴルファーが飛距離を求めることをメーカーは熟知していて、シャフトを長めにして飛距離をごまかすことがあるからだ。46インチのシャフトなら大抵、距離を稼げるだろうが、通常は正確性が損なわれバラつきが増えることになる。

・調節可能ロフト – ロフト調整するとフェース角が変わる。ロフトを寝かせれば(増やせば)フェースは閉じ、ロフトを立てれば(減らせば)開く。ロフト角とフェース角の関係性とフェース角の出球に対する影響を理解することで、ロフト調整機能を活用して「正確性」を改善することが可能となる。

・見た目 vs. 性能 – ルックスに価値を置き過ぎてはいけない。好みのルックスでなければうまく打てないという説もあるが、これを証明するエビデンスは特にない。全く興味のなかったクラブでいい結果がでることもよくあるので、見た目だけで判断せず、幅広く興味を持つことも大切だ。

・調節可能ウェイト – 全てのウェイトシステムが同じように作られているわけではない。ウェイトをクラブの周辺にキープする一方、相当な質量をクラブヘッドの広範囲に渡って動かすことで、可動式ウェイトのポテンシャルは最大限に発揮される。軽めのウェイトを少し移動させたり中央付近で動かしても、弾道への影響はほんの僅かだ。


2021年,ドライバー,ゴルフクラブ

2021「Most Wanted」ドライバー商品スペック

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専門家のアドバイス

ウェイトを浅くする(前方に動かす)と弾道は低くなり、スピン量も250-500rpmほど減少する。逆にウェイトを深くする(後方に動かす)と弾道は高く、スピンも増え、MOI(寛容性)もアップする。ヒール寄りにすると深重心ほど寛容性はないが、スライス抑制には役立つ。

ウェイトを浅くする(前方に動かす)と弾道がフェード系になる一方、深重心だとドローバイアスになる(ヒールに重心がある時ほどではない)。


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FAQ

ニュードライバーの購入にあたって

Q:どれくらいの頻度でドライバーを買い代えるべきか?

A:革新的技術が豊富に何年も続く稀なケースもあるが、通常メーカーがクラブの性能を向上させるには3~5年かかる。特にUSGAがさらにメーカーへの規制を厳しくしたことから、大きな改革を進めるにはさらに時間がかかる可能性がある。私達がおすすめするのは、今使っているドライバーよりも、明らかに性能が優れたクラブが見つかったときに買い代えることだ。


Q:新たなフェーステクノロジーが話題だが、ボール初速をかなりアップすることができるドライバーは一つだけ?

A:違う。誰もがボール初速をアップさせることができるドライバー、というものはない。毎年、突出したドライバー(テーラーメイド「SIM2」はボール初速でトップ)はあるが、トップレベルのドライバーの平均ボール初速は、かなり近い傾向にある。しかしながら、ランキングの下の方を見ると、ボール初速が遅いと言えるドライバーがあることも確かだ。


Q:シャフトは重要か

A:もちろんだ。スピンや打ち出しの変化はそれほど大きくないが、シャフト交換によって得られるのは、精度や、ボールのばらつき、総合的な安定性などの向上だ。


Q:ドライバーの試打では、何に注目すればよいか?

A:飛距離だけにこだわらないでほしい。あと数ヤード伸ばしたいのはわかるが、方向性や安定性を示す細かい数値を見逃してはいけない(弾道測定モニターには平均値の下に小さく標準偏差が表示される)。よく見逃がされがちだが、これらの標準偏差が安定性に深く関連する。


MOST WANTED -2020 ベストドライバーを決めるにあたり

Q:テスターにはどのようにフィッティングするのか?

A:オリジナルスペックから選ぶ方法をとっている。アップグレードオプションはなく、オリジナルのみ使用。ロフトは、表示ロフトが9度か10.5度を使い、メーカーラインナップの中で利用できるフィティング機能はすべて使う。つまり、ロフト角やライ角、フェースアングル調節機能(ホーゼル)、可動式ウェイト、シャフトオプションなどの機能は最大限利用する。


Q:「Most Wanted」ドライバーはどのように決めるのか?

A:異常値を除いた後、各テスターとクラブの各組み合わせの平均ストロークス・ゲインド値を計算。フィールドの平均と比較して最高のストロークス・ゲインドとなったドライバーが「Most Wanted」ドライバーとなる。


Q:「最も飛ぶドライバー」はどのように決定するのか?

A:飛距離効率(エフィシェンシー)で最も飛ぶドライバーを決める。


Q:「最もやさしいドライバー」はどのように決めるのか?

A:「最もやさしいドライバー」を決めるために、各テスターの各ドライバーのベストショットとワーストショットのストロークス・ゲインドを比較。ストロークス・ゲインドの幅が一番狭かったクラブが「最もやさしいドライバー」となる。


Q:ルックスや、打音、打感などの主観的なフィードバック要素はどれくらいランキングに影響するか?

A:まったく反映されない。MyGolfSpyのランキングは、弾道解析モニター上のデータとパフォーマンス測定項目のみを基準とする。


Q:過去のヘッドスピード結果の詳細は公表されるのか?

A:これらの結果については、来週発表する。