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FIRST LOOK – 2018 キャロウェイ X FORGED アイアン

BY TONY COVEY

October 17, 2017

やはりキャロウェイは、No.1アイアンメーカーだけのことはある。

ここ数カ月で、テーラーメイドや、ミズノ、タイトリストが新しいアイアンラインを市場に投入しており、キャロウェイが新商品をリリースするのは時間の問題だった。 やはりキャロウェイは、No.1アイアンメーカーだけのことはある。 何かしらは発売されると思ってはいたが、キャロウェイの新商品発売の傾向を考えると、前回のX Forgedアイアンの発売から5年近くも経っているのには、驚いた。2009年のX Forgedも長らく人気があった。だから、もし今アイアンの買い替え時期に来ているなら、新X Forgedの出番かもしれない。 この類の商品の寿命が長いことを考えると、小さめの上級者向けキャビティバックアイアンの革新は、通常の商品発売サイクルのように頻繁には起こらないのかも知れない、と感じる。キャロウェイが2年毎に新商品を発売できない場合の話ではあるが。 マッスルバックアイアンのように、一体成型の上級者向けキャビティバックアイアンは革新的技術で造られているわけではない。もちろん、塗装や、形状の改善、薄くするなどの多くの重要な改良が見られるが、ヘッドスピードが38m/sのゴルファー向けに、200ヤード飛ぶ6番アイアンを設計してもらおうとは、誰も思っていない。中空構造や超薄型フェース、発泡剤充填などの技術を排除したことで失ったものを、操作性やコントロール性、見た目の美しさなどの漠然とした魅力でカバーできているのだ。 明らかな中身の違いはさておき、X ForgedとApex MBとの違いは、打ちやすさが少し増したことと(ヘッド形状による)、わずかに強めのロフトだ。ブレードほど難しくはないが、X Forgedはそれでもツアープロ向けもしくは上級アマチュア向けのアイアンとして設計されている。キャロウェイの商品ラインナップでの位置づけとしては、Apex MBとApex Proの中間くらいなので、それを参考に選ぶと良いだろう。 Apex MBの記事の中でも書いたが、ミズノMP-18ラインとの比較をしてみよう。カリパスで測定したわけではないが、見た感覚だとX ForgedのトップブレードはMP-18ラインのどのアイアンよりも薄い。つまり肝心なのは、X Forgedは、Apex CF 16に取って変わることができるようなアイアンではないということだ。この2つのモデルは全く違う。X Forgedが見た目の美しさをアピールできるアイアンであることは、キャロウェイがハンデの低い(上級)ゴルファー向けにも、美しいアイアンを造りだす技術があることを証明したということだ。 いつもキャロウェイは、技術的なストーリーを上手く仕立て上げるが、X Forgedでは、進化した重心位置(的確な弾道をもたらす)や、20Vグルーブ(フライヤーを減らし安定性をもたらす)、素晴らしい打感を造りだすトリプルネットフォージングプロセス(鍛造技術)といったセールストークに留めている。理想的なターフを実現するソール技術を加えれば、X Forgedは、まさに見た目通りの期待ができるクラブである。個人的には悪くないと、思う。

10モデルはさすがに多い?

過去数年に渡り、商品ラインナップを拡大してきたにもかかわらず、キャロウェイは、これまでX Forgedのポジションを空けたままにしてきた。Apex MBと、今回のX Forgedのリリースにより、キャロウェイのアイアンは10モデルになった。Apex BlackとEpic Starをカウントしなければ、だが。 数字だけを見れば、10モデルなんて馬鹿げているが、3つか4つ、もしくは9つのモデルだけで展開している競合に比べて、キャロウェイは幅を持たせることによって、あらゆるレベルのゴルファーに対応しているのだ。 もっと広い視点で見れば、Epicの2モデルは限定販売だったため、アイアンモデルのカウントには入れるべきではない。価格かパフォーマンスにおいて、何らか差別化ができ、そして在庫が適切に管理されている限りは、ゴルフクラブにおける焼畑式商売が再び行なわれることはないし、それにより消費者が惑わされることもないだろう。多様なモデルを揃えるのは、理にかなっている。10モデルは確かに多いが、多すぎるわけでもない。消費者はいつだって財布と相談しており、そのほとんどは、このキャロウェイの戦略を支持しているようにも見える。 そうはいっても、キャロウェイがリリースするモデルの数に苛立つゴルファーもいるかもしれないが、キャロウェイが意図的に価格構造を変化させていることはあまり知られていない。価格が高いとか、モデル数が多いとかは、何を基準にしているのだろうか?それについては、もう少し詳しく話さなければならないが、今日のところは、キャロウェイの商品リリースのサイクルは上手く機能していて、よくわかっていない人があれこれ言っているだけと結論付けておこう。  

仕様・価格・販売状況

キャロウェイX Forged 8本セットの小売価格は、$1,299.99。 11月3日に発売される。

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著者情報

TONY COVEY

編集長
MyGolfSpy創業初期から参加したメンバーであり、現在は編集部を率いる編集長
記事制作だけでなく、MyGolfSpyのデータ主導型テスト手法の構築にも深く関わってきた。現在も膨大なテストデータを分析し、ゴルファーのクラブ選びやスコアアップにつながる発見を記事として届けている。
トニーが大切にしているのは、「事実とマーケティングを分けて考えること」。メーカーが発信する情報をそのまま伝えるのではなく、実測データや検証結果をもとにゴルファー自身が判断できる情報を提供することを重視している。
流行や話題性よりも実際の性能を優先する姿勢は、MyGolfSpyの編集方針そのものと言える。
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