すべてはあなたのゴルフのために
お待ちどうさま!大々的な業界を牽引する製品テストの結果、2023年ベストドライバーが出揃った。
業界で一番徹底されたゴルフクラブのテストで、評価はデータ主導。新しいドライバーを探しているならこれは必見だ。

『MOST WANTED スコア』
『MOST WANTED』のスコアは、「飛距離」、「正確性」、「寛容性」という3つのカテゴリーを元にしており、それぞれには基準となる指標がある。
飛距離
飛距離は下記の単一指標を基準にしている。
キャリー(ヤード)― 平均キャリー(ヤード)
トータル飛距離(ヤード)― 平均トータル(ヤード)
正確性
ほとんどのゴルファーにとって「飛距離」が最優先事項だが、我々は「正確性」の重要性をもっと強調すべきだと強く感じている。「正確性」というカテゴリーがあるのは、“真っ直ぐ飛ばせてペナルティを回避することができる”ゴルフクラブを見分けることがスコアメイクに役立つからだ。
ストレートショット率:調整した「フェアウェイキープ率」と思って欲しい。少し飛ぶからということだけで、フェアウェイを外してもペナルティにはならない。ターゲットとなる範囲は飛べば飛ぶほど大きくなる。
プレイアブルショット率:「プレイアブルショット率」はアベレージゴルファーにとって十分ショットができる状態の割合を表す指標だ。我々は、「プレイアブルショット」をフェアウェイの幅を35ヤードとして、フェアウェイの端から10ヤード以内と定義している。
寛容性
一般的に「寛容性」は、MOI(慣性モーメント)、あるいはゴルフクラブにどのくらいMOIがあるのかということに紐づいている。我々がいう「寛容性」カテゴリーでは、「寛容性」がゴルフコースでどのくらい影響するかしっかりチェックできる。
キャリー:各テスターによるクラブごとの最長と最短の飛距離(ヤード数)差。
ボール初速:各テスターによるクラブごとの初速の最速と最遅の差。
ショット範囲:簡単にいうとバラツキのことだ。多くの弾道測定器において、ショットの集まりを囲っている楕円を思い浮かべて欲しい。この円が小さくなればなるほど良いってこと。しかし同時に、バラツキは小さいから一番真っ直ぐ飛ぶというわけではない。
スコア集計
個々の測定指標はカテゴリー内で重み付けされる。そこからやや飛距離を優位として重み付けを調整し、総合ランキング用に合計値が求められる。
ゴルファーは千差万別なので、それぞれの弱点の範囲を知り、その部分で最高のパフォーマンスを発揮するドライバーを決めて欲しい。「飛距離」「正確性」「寛容性」のどれを求めていようが、あなたに合うドライバーは見つかるだろう。
2023年ベストドライバー – テーラーメイド「ステルス2プラス」

ポイント
2023年のベストドライバー。テーラーメイド「ステルス2プラス」は、テスター全員に「飛距離」と「正確性」をもたらした。各カテゴリーで2位になったことが、総合トップになった要因となったようだ。
高評価
「ステルス2プラス」は、全テスターを通じて平均でもっともボール初速が速かったドライバーの一つとなった。ボール初速は飛距離性能につながる指標であり、これに「正確性」が組み合わさることで、とてつもない相乗効果が生まれる。
低評価
「ステルス2プラス」の欠点は、「寛容性」が最低限の基準をかろうじて満たしている程度であるということ。キャリー(ヤード)の安定性とバラツキが、上位陣ほどではなかった。
誰向け?
一般的に、低スピンモデルはスピン量の多さに苦慮している、スキルがあって高ヘッドスピードのゴルファーに向いている。「ステルス2プラス」はこれを解決してくれるが、我々の考えでは、中ヘッドスピードのゴルファーでもこのクラブからメリットを得られるだろうと思っている。
「ステルス2プラス」は、今年のテストにおいて最も低スピンなモデルというわけでは無いからだ。同社の純正シャフトオプションでこのドライバーのスピン特性をあなたに合わせて調整できるはずだ。
テスターの反応
・テーラーメイド「ステルス2プラス」は、「打音」と「打感」がトップクラス
・「見た目」は平均以上の評価
総合トップ
トップ3:テーラーメイド「ステルス2プラス」、コブラ「エアロジェットLS」、タイトリスト「TSR3」
2023年『Most Wantedドライバー』総合トップ5

『Most Wantedテスト』によるトップ5ドライバーのグラフ。左からテーラーメイド「ステルス2プラス」、コブラ「エアロジェットLS」、タイトリスト「TSR3」、キャロウェイ「パラダイムX」、スリクソン「ZX5 LS Mk II」。
所見
・2023年ベストドライバーとなったのはテーラーメイド「ステルス2プラス」。テスターの最多層がベストドライバーであることを証明した。
・コブラ「エアロジェットLS」が「飛距離」性能によって総合2位。
・タイトリスト「TSR3」が3位。テストを通じて間違いなく安定感のあるクラブと言える。全3カテゴリーを通じてトップ7にランクインした。
・キャロウェイ「パラダイムX」も購入候補の選択肢の一つだ。若干のドローバイアス、突出した「寛容性」、「正確性」が特徴となっている。
・トップ5に食い込んだのがスリクソン「ZX5 LS Mk II」。今年のスリクソンはテスト当初から見逃せない存在となり、2023年『Most Wanted』ドライバーテストにおけるサプライズの一つとなった。
飛距離でベスト
トップ3:コブラ「エアロジェットLS」、テーラーメイド「ステルス2プラス」、スリクソン「ZX5 LS Mk II」
2023年『Most Wantedドライバー』飛距離トップ5

飛距離部門トップ5ドライバーのグラフ。
所見
・コブラ「エアロジェットLS」が「飛距離」部門でベスト。複数のテスターが、「飛び」という点でこのドライバーの目を見張る結果を体感した。
・テーラーメイド「ステルス2プラス」もそこまで離されてはいない。「正確性」という点でより信頼感があった。
・スリクソン「ZX5 LS Mk II」が「飛距離」部門でトップ3入り。テストしたクラブの中で最も低スピンなドライバーの一つとなっている。
・テーラーメイド「ステルス2プラス」がテストを通じて最速のボール初速を実現する一本となった。これが「飛距離」部門で上位にくる要因と言える。
・「飛距離」で5位となったのは、キャロウェイ「パラダイム◆◆◆」。
正確性でベスト
トップ3:PING「G425 MAX」、テーラーメイド「ステルス2プラス」、PING「G430 MAX」
2023年『Most Wantedドライバー』正確性トップ5

「正確性」部門の上位5モデルとそのスコアの棒グラフ。
所見
・PING「G425 MAX」は未だ健在。「正確性」でベストに君臨した。
・テーラーメイド「ステルス2プラス」が惜しくも1位を逃したが、「ストレートショット率」、「プレイアブルショット率」の両指標で優れていた。
・PING「G430 MAX」がトップ3入り。ショットの結果は信頼が置けるものとなった。
・キャロウェイ「パラダイムX」が、「正確性」で4位となり素晴らしいパフォーマンスを発揮し続けている。
・ツアーエッジ「Exotics E723」が「正確性」でトップ5に食い込んだ。その「寛容性」のパフォーマンスと相まって、フェアウェイを狙える可能性を秘めている。
寛容性でベスト
トップ3:ツアーエッジ「Exotics E723」、PING「G430 SFT」、キャロウェイ「パラダイムX」
2023年『Most Wantedドライバー』寛容性トップ5

「寛容性」部門の上位5モデルの棒グラフ。
所見
・ツアーエッジ「Exotics E723」が「寛容性」部門でベストドライバーとなった。データによると、ボール初速、キャリー、ショットのバラツキにおいて安定したパフォーマンスを発揮している。
・「寛容性」の2位はPING「G430 SFT」。以前よりスライス矯正でベストだったが今回も変わらず。デザイン意図通りの安定感を実現している。
・キャロウェイ「パラダイムX」がダークホース。「寛容性」で3位となったが、「正確性」でも好スコアを出した。
・タイトリスト「TSR3」は「寛容性」で4位だが、「飛距離」と「正確性」でもトップ10入りしている。
・テーラーメイド「ステルス2HD」が「寛容性」でトップ5入りを果たした。
2023年ベストドライバーのスコア

2023年のベストドライバーの購入で検討すること
ベストドライバーを買う時は、パフォーマンスを一番に考えるべきだが、購入を決める前に考慮した方がよい点が他にもある。
コスト
大抵の場合、2023年の新ドライバーには500ドル以上を支払う覚悟が必要だ。すぐに値下がりすることは考えにくいので、クラブのパフォーマンスがコストに見合っているかどうかで購入を決めることになる。
とはいえ、300ドル以下でPXGの「0211」、「0311」、「Gen5」、そして「0311 XF Gen5」が購入可能。PING「G425 MAX(昨年の『Most Wanted』ドライバー)も現在399.99ドルで、この先、さらに値下がりする可能性もある。
シャフト選択
ゴルフクラブをボールに当てる道筋は千差万別だ。そこで、安定した結果を出す上で、シャフトの選択が重要な役割を果たすことになる。
ゴルフクラブのシャフトは、「正確性」と「ボールのバラツキ」、そしてインパクトを向上させることが可能。ドライバーのテクノロジーがより安定している時代においては、ヘッドとシャフトの適切なマッチングが一役買う。パーフェクトな組み合わせが実現したら、あとはゴルフバッグに入れれば良いだろう。
飛距離 VS その他

35人の全員が各ドライバーをテストしたが、上の図は、一番飛ぶドライバーと最も飛ばなかったドライバー(コブラ「エアロジェットLS」とPING「G430 SFT」)の飛距離差を表している。ご覧いただければお分かりの通り、トータル飛距離で最大15.4ヤードの飛距離ロスが発生する可能性があるのだ。
良くも悪くも、「飛距離」はいつだって、「正確性」や「寛容性」以上にゴルファーの興味をそそるものだが、あなたのスイングにマッチしたドライバーを見つけることで、全3カテゴリーにおいて最高のパフォーマンスを発揮することができるのだ。

ポイント
全テスターを通じて、コブラ「エアロジェットLS」が最も「飛距離」に優れていた。テスターの最多層にとって一番飛ぶクラブとなったのだ。
高評価
コブラ「エアロジェットLS」は、低スピン、効率的なボール初速、そして優れた「打感」により、魅力的なドライバーとなっている。
低評価
ゴルファーによっては、スピン量が少なすぎる可能性がある。テストを通じてコブラ「エアロジェットLS」は一番スピン量が少ないクラブとなった。あなたが既にロースピンヒッターであるなら、留意しておいて欲しい。
また「エアロジェットLS」は「寛容性」が平均以下となっている。我々が意味する「寛容性」とは、フェース全体でのパフォーマンスの安定性(ボール初速、キャリー、ショット範囲)を指す。
誰向け?
スピン量が多すぎて困っているなら、コブラ「エアロジェットLS」は検討に値する。重心が浅くて低ければ、低スピンになりボール初速も向上する可能性がある。また、中~高ヘッドスピードのゴルファーにはよりメリットがあるはずだ。
テスターの反応
・「打感」が素晴らしい
・カラーバリエーションが統一されたことを喜んでいた
最終的には、「飛距離」を最優先させるか決める必要がある。それとも、「飛距離」、「正確性」、「寛容性」の最適な組み合わせを優先させますか?
アジャスタビリティと弾道矯正
『Most Wantedテスト』では史上初になると思うが、今年テストしたドライバーは全て『アジャスタブル(調整)機能』を搭載していた。つまりフィッティング的には、より精度が高くなるということになる。
アジャスタブル(調整)機能には、ロフト角とライ角の調整、そして(ドライバーによるが)周辺重量配分の調整という3つが備わっている。こうした機能により、調整機能がないドライバーに比べ、理想的な弾道が(多くのケースで)より実現できるようになるわけだ。
フィッターは、ロフト角を調整することであらゆるゴルファーに対して最適な打ち出し角とスピン量を実現できるし、ライ角を変えることでショットの方向性を調整することもできるということだ。
一方、周辺重量配分は、打ち出し角、スピン量、ボール初速、そして弾道矯正に役立つ。PING「G430 SFT」、タイトリスト「TSR3」「TSR4」、テーラーメイド「ステルス2プラス」、そしてコブラ「エアロジェットLS」は、ホーゼルと周辺重量が調整できる“デュアル・アジャスタビリティ”を搭載したモデルの代表例だろう。
2023年ベストドライバーの記録について
テストでは、市場がどこに向かっているのかを探り、メーカーが年々パフォーマンスを向上させるためにどのような改善を行っているのかを分析している。
今回は、テスターのフィードバックについて新たな手法を取り入れた。これまでと同様、これらが総合ランキングに反映されることはない。
とはいえ、我々のテスターの主観的な感想により、「打音」、「打感」、「見た目」、そして購入の可能性に関するより明確な“答え”を理解することは可能になる。そして今回は、「打音」、「打感」、「見た目」、そして購入の可能性を10段階で評価してもらった。

MYGOLFSPYの敏腕編集者が選ぶ話題の商品「敏腕編集賞」 – タイトリスト「TSR3」
ユーザーのフィードバックは重要。というわけで今年はテスターのフィードバックを刷新している。結果はタイトリスト「TSR3」が“総なめ”だった。
「打音」トップ
「見た目」トップ
「打感」トップ
「購入の可能性」トップ
・タイトリスト「TSR2」、テーラーメイド「ステルス2プラス」、PING「G430 LST」、そしてPING「G430 MAX」が「打音」でトップクラス。
・タイトリスト「TSR2」、コブラ「エアロジェットLS」、テーラーメイド「ステルス2プラス」、そしてタイトリスト「TSR4」が素晴らしい「打感」を実現していた。
・PING「G430 MAX」、タイトリスト「TSR2」、PING「G430 LST」、そしてタイトリスト「TSR2」は「見た目」で高評価。
・テスターによると、タイトリスト、PING、テーラーメイド、そしてコブラが購入の可能性で上位につけていた。

傾向
・最も顕著だったのは、テストした全てのモデルがアジャスタブル(調整)機能付きドライバーだったこと。ドライバーの調整機能は“ゲーム・チャンジャー”であり、これからも調整機能付きのドライバーだけが展開される傾向が続いて欲しい。
・キャロウェイ「パラダイム」シリーズは、この数週間売れ筋となっている。このシリーズは、新しい『360°カーボンシャーシ』と新しい大胆な見た目で展開されている。
・「パラダイム」や「ステルス2」シリーズなど、“カーボン”が変わらずトレンドになっている。他メーカーがこの“カーボン世代”に参入するのも時間の問題だろう。

打席での心構え
ここでは、次回の試打体験をより良くするための簡単な知見を紹介する。
・シャフト長 – 用品業界にはクラブ長の定義がなく、あるメーカーの45.75インチが他のメーカーだと46インチということがあるので、次に試打をするときは、クラブの実際のシャフト長に注目した方がよい。46インチのシャフトを使えばいつだって飛距離は伸びるが、基本的に「正確性」が損なわれショットのバラつきが大きくなる。一方、短めのシャフトは、そこまで飛距離を損なうことはないが、スイートエリアに当たる可能性も髙くなるはずだ。
・調節可能ロフト – ロフト角調整をするとフェース角が変わる。ロフトを寝かせればフェースは閉じ、ロフトを立てれば開く。ロフト角とフェース角の関係性とフェース角の出球に対する影響を理解することで、ロフト調整機能を活用して「正確性」を改善することが可能となる。
・調節可能ウエイト –全てのウエイトシステムが同じように作られているわけではない。ウエイトをクラブの周辺にキープする一方、相当な重量をクラブヘッドの広範囲に渡って動かすことで、『可変式ウエイト』の可能性は最大限に発揮される。軽めのウエイトを少し移動させたり、中央付近で動かしても、弾道への影響はほんの僅かだ。
・初速 対 寛容性 – 画期的なテクノロジーが期待されている一方で、「重心位置」というありふれた物理特性が、ボール初速を予測する最大要因になっていることに変わりはない。コブラ「AEROJET LS」、キャロウェイ「パラダイム◆◆◆」のような浅重心のクラブや、その他の低スピンデザインのモデルは一般的に、ボール初速が最速になるが、「MOI(慣性モーメント)」が低くなり「寛容性」が損なわれることがある。
・良い見た目と良いパフォーマンスは相関しない – 見た目に価値を置き過ぎてはいけない。好みの見た目でなければうまく打てないという説もあるが、これを証明する証拠は特にない。全く興味のなかったクラブでいい結果がでることもよくある。見た目だけで判断せず、幅広く興味を持つことも大切だ。

2022年『MOST WANTED ドライバー』スペック

2023年『MOST WANTED ドライバー』データ

皆さんも我々と同様ならデータが好きなはず。各ドライバーのデータは下記をチェック!
2023年『MOST WANTED ドライバー』データ
モデル名 | ボール初速 (m/s) | 打ち出し角 (度) | スピン量 ( RPM ) | 高さ (ヤード) | 落下角度 (度) | キャリー (ヤード) | トータル飛距離 (ヤード) | 左右のバラつき (ヤード) | ストロークス ・ゲインド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Callaway Paradym | 63.14 | 13.60 | 2,378 | 8.61 | 36.31 | 237.19 | 250.15 | 4,398 | -0.28 |
Callaway Paradym Triple Diamond | 63.76 | 14.00 | 2,252 | 8.83 | 36.93 | 241.74 | 254.74 | 4,282 | 0.38 |
Callaway Paradym X | 63.56 | 14.07 | 2,485 | 9.12 | 37.89 | 238.82 | 251.84 | 3,648 | 0.29 |
COBRA AeroJet | 64.04 | 13.69 | 2,206 | 8.17 | 34.10 | 240.62 | 254.26 | 4,453 | 0.12 |
COBRA AeroJet LS | 63.96 | 13.44 | 2,093 | 8.27 | 35.10 | 242.16 | 259.27 | 4,270 | 0.45 |
COBRA AeroJet Max | 63.13 | 14.32 | 2,375 | 8.73 | 37.44 | 235.09 | 249.34 | 4,851 | -0.27 |
Mizuno ST-X 230 | 63.51 | 13.72 | 2,418 | 8.52 | 37.55 | 234.41 | 249.57 | 4,231 | -0.36 |
Mizuno ST-Z 230 | 62.91 | 13.91 | 2,470 | 8.37 | 36.30 | 235.38 | 249.80 | 4,238 | 0.29 |
NEXGEN NS210 | 63.30 | 13.60 | 2,467 | 8.44 | 36.87 | 234.64 | 246.93 | 4,557 | -0.52 |
PING G425 Max | 62.96 | 12.73 | 2,394 | 7.74 | 35.24 | 233.00 | 248.98 | 3,860 | 0.19 |
PING G430 LST | 64.01 | 13.30 | 2,331 | 8.16 | 35.24 | 238.89 | 252.34 | 4,098 | 0.06 |
PING G430 MAX | 63.56 | 14.05 | 2,590 | 8.91 | 37.57 | 236.59 | 252.00 | 4,099 | 0.18 |
PING G430 SFT | 63.23 | 14.17 | 2,757 | 8.92 | 38.13 | 231.43 | 243.93 | 3,381 | -0.74 |
PXG 0211 '22 | 62.86 | 13.46 | 2,500 | 8.16 | 35.80 | 234.27 | 248.87 | 3,765 | -0.16 |
PXG 0311 Gen5 | 62.98 | 13.32 | 2,504 | 8.68 | 37.67 | 232.95 | 246.54 | 3,960 | -0.27 |
PXG 0311 XF Gen5 | 62.96 | 14.48 | 2,419 | 8.68 | 37.56 | 235.92 | 248.64 | 4,074 | -0.10 |
Srixon ZX5 LS Mk II | 63.58 | 13.36 | 2,195 | 7.84 | 33.95 | 241.20 | 255.40 | 3,929 | 0.08 |
Srixon ZX5 Mk II | 63.70 | 13.55 | 2,492 | 8.63 | 36.58 | 236.27 | 249.48 | 4,301 | -0.42 |
Srixon ZX7 Mk II | 63.54 | 13.60 | 2,362 | 8.30 | 36.58 | 238.53 | 253.21 | 3,873 | 0.11 |
TaylorMade Stealth 2 | 64.13 | 13.60 | 2,348 | 8.31 | 35.76 | 241.06 | 255.45 | 4,381 | 0.11 |
TaylorMade Stealth 2 HD | 63.73 | 13.41 | 2,618 | 8.64 | 37.21 | 235.51 | 247.48 | 3,605 | -0.01 |
TaylorMade Stealth 2 Plus | 64.11 | 13.35 | 2,307 | 8.12 | 35.15 | 241.50 | 256.36 | 3,972 | 0.60 |
Titleist TSR1 | 63.84 | 13.42 | 2,701 | 8.95 | 38.42 | 234.45 | 245.91 | 3,990 | -0.43 |
Titleist TSR2 | 63.38 | 12.98 | 2,210 | 7.77 | 34.72 | 238.08 | 251.91 | 4,660 | -0.18 |
Titleist TSR3 | 64.04 | 13.23 | 2,346 | 8.16 | 35.89 | 240.57 | 254.19 | 3,688 | 0.39 |
Titleist TSR4 | 63.55 | 12.81 | 2,327 | 8.03 | 35.15 | 238.42 | 252.78 | 4,074 | 0.29 |
Tour Edge Exotics C723 | 62.86 | 13.49 | 2,211 | 8.35 | 36.30 | 236.41 | 250.33 | 4,431 | -0.11 |
Tour Edge Exotics E723 | 63.25 | 14.01 | 2,550 | 8.73 | 37.51 | 235.19 | 247.46 | 3,315 | 0.05 |
Wilson Dynapower Carbon | 63.78 | 13.17 | 2,265 | 7.71 | 34.15 | 237.72 | 254.10 | 4,503 | 0.07 |
Wilson Dynapower Titanium | 63.62 | 13.89 | 2,484 | 8.77 | 37.30 | 235.75 | 248.26 | 3,780 | -0.41 |
テスト方法
2023年のドライバーテストでは、315の個別セッションにおいて35名のテスターが30モデルのドライバーをチェックした。こうした徹底したテストこそが、毎年1,700万人の読者にリーチできる理由で、皆さんも我々のリサーチと結果に信頼を置いてくれている。

テスト方法
『Most Wanted』公式ゴルフボール – タイトリスト「Pro V1」
『Most Wanted』公式弾道測定器 – フォーサイト「GC Quad」
『Most Wanted』スクリーン – インドアゴルフショップ

FAQ
ニュードライバーの購入にあたって
Q:どれくらいの頻度でドライバーを買い代えるべきか?
A:通常メーカーがクラブの性能を向上させるには3~5年かかる。みんな、その時々で真新しいものを手にしたいが、今使っているドライバーよりも、明らかに性能が優れたクラブが見つかったときに新しいドライバーを買い代えることだ。
Q:新たなフェーステクノロジーが話題だが、ボール初速をかなりアップすることができるドライバーは1つだけ?
A:違う。毎年のテストでもそうなのだが、誰もがボール初速をアップさせることができるドライバーというものはない。毎年、突出したドライバーはあるが、トップレベルのドライバーの平均ボール初速は、かなり近い傾向にある。だからと言って、全てが同じということはない。ランキングの下の方を見ると、ボール初速が遅いと言えるドライバーがあることも確かだ。
Q:シャフトは重要か?
A:もちろんだ。スピン量や打ち出し角の変化はそれほど大きくないが、シャフト交換によって得られるのは、正確性や、ボールのばらつき、総合的な安定性などの向上だ。
Q:ドライバーの試打では、何に注目すればよいか?
A:飛距離だけにこだわらないでほしい。あと数ヤード伸ばしたいのはわかるが、「方向性」や「安定性」を示す細かい数値を見逃してはいけない。弾道測定モニターでは平均値の下に小さく標準偏差が表示される。これらの標準偏差が「安定性」に深く関連するので、見逃さないようにすべきだ。

2023『ベストドライバー』を決めるにあたり
Q:残りのデータはどこに?
A:我々は、圧をかけるようなデータ表で平均的な読者を圧倒したくはない。データ好きの方は、ここからデータをもっとチェックできる。皆さんのスイング特性に合わせ、最も良いパフォーマンスを発揮するものを出すためにフィルタリング機能も追加している。
Q:テスターにはどのようにフィッティングするのか?
A:オリジナルスペックから選ぶ方法をとっている。各テスターにフィッティングされるドライバーは、アップグレードオプションはなく、オリジナルのみ使用。ロフト角は、表示ロフトが9度か10.5度を使い、メーカーラインナップの中で利用できるフィッティング機能はすべて使う。つまり、ロフト角やライ角、フェースアングル(インパクト時のフェースの向き)の調節機能(ホーゼル)、可動式ウエイト、シャフトオプションなどの機能は最大限利用する。
Q:『Most Wanted ドライバー』はどのように決めるのか?
A:異常値を除いた後、「飛距離」、「正確性」、「寛容性」そして「ストロークス・ゲインド値」を算出。これらの値を重みづけして集計し、『Most Wanted ドライバー』を決める。
Q:「最も飛ぶドライバー」はどのように決定するのか?
A:最も飛ぶドライバーは、「トータル飛距離」「キャリー」「最長飛距離」(詳しくは上記の『Most Wanted スコア』を確認)の3指標によって決まる。
Q:「最も正確なドライバー」はどのように決めるのか?
A:最も正確なドライバーは、「ストレートショット率」と「プレイアブルショット率」(詳しくは上記の『Most Wanted スコア』を確認)で決まる。
Q:「最もやさしいドライバー」はどのように決めるのか?
A:最もやさしいドライバーは、「キャリー」「ボール初速」そして「ショット範囲」(詳しくは上記の『Most Wanted スコア』を確認)の3指標によって決まる。
Q:ルックスや、打音、打感などの主観的なフィードバック要素はどれくらいランキングに影響するか?
A:まったく反映されない。我々のランキングは、弾道解析モニター上のデータとパフォーマンス測定項目のみを基準とする。
Q:過去にあったようなヘッドスピードごとの結果詳細は公表されるのか?
A:公開される。これらの結果については、近く発表予定だ。
Leave a Comment