ゴルファーはブランドに大好きな人種の集まり。例えデータでひどい性能だってわかっても、好きなブランドのクラブは変えたがらない輩が実に多い。家柄がよければそいつが“実にいいヤツ”だって保証されたってわけじゃないのにね。そこでPINGだ。
PINGマニアや、PINGのクラブが気になってしょうがないそこのあなたにむけて、2024年PINGクラブを紹介してみよう。ドライバー
PINGのドライバーは2024年「ベストドライバーテスト」に4モデルがエントリー。その中でも圧倒的な存在感を放ったのが PING「G430 MAX 10K」だ。
総勢37モデルの良家の紳士淑女が競う中、このドライバーは「飛距離」、「正確性」、「寛容性」のバランスでダンチの成績をたたき出し、堂々の 「2024年最優秀ドライバー」 に輝いた。その性能は、まさにPINGの技術力を、PINGが正真正銘の『名門』でることを象徴している。「G430 MAX 10K」は、我々の膨大なテストの中でも間違いなくトップクラスにまっすぐ飛ぶドライバーだ。PINGが生み出すクラブは常に「正確性」において定評があり、多くのゴルファーから支持されている。このモデルも例外ではなく、今回のテストで圧倒的な結果を残し、「2024年最も正確なドライバー」の称号を獲得している。
さらに、クラブ性能テストの参加者の31%で「正確性」トップ5で、頑固なまでに曲がらない性能が改めて証明された。このドライバーは、PINGの名声をさらに高める存在と言えるだろう。「飛距離」ではトップこそ逃すもまあまあのレベル、同時に「一貫性(寛容性)」ではトップ10入りを果たしている点も見逃せない。安定性と直進性を兼ね備えた「G430 MAX 10K」は、とにかくいいスコアで上がりたいゴルファーにとって最高の“相棒“になること間違いなし。
一方、PING「G430 LST」は総合7位ながら、ヘッドスピードが速いゴルファー向けでは堂々の2位にランクイン。スピン量を効果的に抑えながら、高い「正確性」をキープできる点がウリ。「飛距離」と「コントロール」の両立を求めるプレーヤーは、このモデルを手放せなくなるはずだ。
低ヘッドスピードのゴルファーには、「G430 MAX 10K」がおすすめだが、「G430 MAX」という選択肢も捨てがたい。もやしっ子ゴルファーで良かったって君もきっと思うはずだ。「飛距離」を最優先にするなら「G430 MAX」、「正確性」を重視するなら「G430 MAX 10K」と、TPOに応じて選べるラインアップも魅力だ。
PINGのドライバーはどのヘッドスピードにも対応できるラインアップが揃っている。
フェアウェイウッド
PINGのフェアウェイウッドはドライバーほどの圧倒的な結果には至らなかったものの、PING「G430 LST」が総合6位にランクイン。「正確性」ではトップ10入りを果たしたが、「飛距離」と「寛容性」ではわずかにトップ10を逃した。
それでも、我こそはと自信満々な29モデルが競う中での8位という結果は、そこそこ健闘してるし、悪くないんじゃないかな?このモデルは、「信頼性」と「正確性」を求めるゴルファーにとって有力な選択肢となるだろう。
ユーティリティ
PINGはユーティリティ部門でも堂々の「総合1位」を獲得。昨年に続き、PING「G430」が2024年も最も優れたモデルとしてその実力を証明した。“G430無双状態”っていうのかな?この状況は。
「G430」の最大の魅力は、幅広いゴルファーに安定したパフォーマンスを提供する圧倒的な「正確性」。さらに、「飛距離」、「寛容性」も兼ね備えた三拍子揃ったモデルだ。調整機能を活用することで、自分のプレースタイルにさらに最適化することも可能。
うだうだ語ってきたけど、四の五の言わずこれをキャディーバッグに入れておけと、あの世界№1プレーヤーもきっとそう言うんじゃないかな。
アイアン
アイアンは4つのカテゴリー「競技志向(上級)者向け」、「競技志向者向け飛び系」、「スコア改善型(初・中級者向け)」、「超スコア改善型(初心者~中級者向け)」でテストを実施。PINGはどの部門でも1位を逃したが、高順位のモデルがいくつかあった。
PING「i230」アイアンは「競技志向(上級)者向け」部門で総合2位にランクイン。特に5番アイアンは、テスターの35%でベスト評価を受け、性能の高さが際立った。さらに、「競技志向(上級)者向け」アイアンとしては珍しい「飛距離」性能も兼ね備えており、「競技志向者向け飛び系」アイアンに迫るポテンシャルがあるとの声もあった。
一方、「競技志向者向け飛び系」アイアンではPING「i530」が総合3位を獲得。「飛距離」部門では2位にランクインし、「正確性」でも高評価を得たが、「寛容性」が課題となりトップを逃した。
「スコア改善型(初・中級者向け)」、「超スコア改善型(初心者~中級者向け)」の部門では目立った結果はなかったが、PING「G730」が「飛距離」では優れており、PING「G430」は17モデル中8位にランクインした。
まあ、ウッドに比べてアイアンって分野ではPINGもまだまだ伸びしろがあるってことかな。1つのメーカーが完璧なラインナップを世に送り出したとしたら、それはつまらないよね。弱点があることは実に良いことではないか!
ウェッジ
選びで多くのゴルファーが重視する「スピン性能」。その点で、PING 「S159」は抜きん出た存在だ。「2024年最優秀ウェッジ」に輝いたこのモデルは、特にウェットコンディションでの「スピン性能」が圧倒的で、他を寄せ付けない結果を残した。
さらに、「正確性」や「一貫性」でも高い評価を獲得し、信頼性の高さが際立つ。グリーン周りで信頼できるウェッジを求めているなら、PING「S159」が間違いない選択肢と言えるだろう。圧倒的なスピン性能が、よりアグレッシブなアプローチショットを可能にする。ユーティリティアイアン
ユーティリティアイアンを選ぶなら、PING「iCrossover(クロスオーバー)」が間違いなく注目のモデル。「2024年最優秀ユーティリティアイアン」に輝いたこのモデルは、「正確性」1位、「飛距離」2位、「寛容性」で3位と、あらゆる面で高いパフォーマンスを発揮している。
さらに、性能面だけでなく、デザインの評価も高い点も魅力。性能とデザインの両方を求めるゴルファーにとって、このユーティリティアイアンは理想的な選択肢と言えるだろう。要するにキャディ-バッグにささっているだけで、一目置かれるってヤツだ。
パター
パター部門では、PINGの2モデルがしっかりと存在感を示した。PING「PLD Anser」は20フィート(約6.09m)のテストで3位にランクインし、長めの距離での安定感を発揮。一方、PING「PLD Anser 2D」は5フィート(約1.52m)のテストで5位に入り、短い距離での「正確性」が評価された。
両モデルとも、距離や状況に応じた高いパフォーマンスを提供し、PINGのパターが持つ信頼性を証明している。スコアに直結するショートゲームで頼れる選択肢となるだろう。
皆忘れているかもしれないが、オデッセイの前はPINGが№1パターメーカーだった。そのバックグラウンドをしっかりと具現化したパターだ。総評
2024年のPINGは、ゴルファーにとって非常に魅力的なラインアップを誇る年となった。特にドライバー、ユーティリティ、ユーティリティアイアンの各カテゴリーでは、高いパフォーマンスを発揮するモデルが多く登場した。
ブランドへのこだわりやPINGの技術を最大限に活かすためには、もちろんフィッティングを受けることが重要だ。(やれやれ、また結論がフィッティングかよ、と思わないでほしい)自分にぴったりのクラブを見つけることで、パフォーマンスをさらに引き出し、ゲームを一段とレベルアップさせることができる。PINGは常にゴルファーのニーズに応え続けるブランドであり、2024年もその信頼性を裏切ることなく、選択肢の幅を広げてくれたといえるだろう。
Leave a Comment