ダスティン・ジョンソン限定パター登場！2020 「MASTERS SPIDER（マスターズ・スパイダー）」

・ダスティン・ジョンソンの2020年マスターズ優勝を祝したリミテッドパター「SPIDER（スパイダー）」がテーラーメイドから発売される

・パターはDJ（ダスティン・ジョンソン）のスペックに合わせて作られ、オーガスタ風のデザインに仕上げられている

・価格は499.99ドルで、テーラーメイドのウェブサイトおよび小売店で予約注文できる

今年4月、テーラーメイドはダスティン・ジョンソンの2020マスターズ勝利を記念して、特別版「Itsy Bitsy Spider（イッツィ・ビッツィスパイダー）」パターを発売する。

この「マスターズ・スパイダー」は、DJのプレースペックに合わせて設計され、オーガスタナショナルでの彼の最初の勝利をヴィジュアル化したルックスが特徴だ。

“「私はサウスカロライナで育ち、オーガスタで優勝することが長年の夢でした。その夢がついに去年の秋に実現したとき、言葉にならないほどでした。優勝は多くの意味で特別なものでしたが、それを成し遂げさせてくれたパターの存在もその１つです。」-ダスティン・ジョンソン

毎年、春になると「今年最初のメジャー」にインスパイアされた商品がゴルフ市場に溢れる。どこかの会社が「ピメントチーズ」（アメリカ南部料理の１つで、ピメントチーズサンドイッチはマスターズの名物）が描かれたゴルフウェアを今にも発売しそうだ。

この時期、パトロン達をターゲットにした間抜けなマスターズ商品は巷に多く溢れかえっている。しかし、今回紹介する商品はそのような類ではない。

私にとって、この記念パターはグリーンジャケットに加えてDJ（ダスティン・ジョンソン）に箔をつけるという意味で、黄色やグリーンで彩った記念品よりずっと“本物”に思える。DJはその週驚異的な数のワンパットを決め、6～9フィートのパッティングストロークゲインド値（+0.902）でトップに立った。

それでは、2020年のダスティン・ジョンソン、マスターズ勝利を祝うべく、テーラーメイドがどのように“オーガスタ”エッセンスをこのパターに加えたのか「Masters Spider（マスターズ・スパイダー）」の詳細スペックを見ていこう。

・フィニッシュ（仕上げ）：ツアーブラック

・ホーゼル：ショートスラント

・アライメント：なし

・ウェイト： 9グラムのバックウェイト2個

・利き手：右

・トゥハング（トゥの傾き度合＝重心角）：33度

・オフセット：シャフト径の1/2

・長さ：35インチ

・ヘッドウェイト：370グラム

・ロフト：2.5度

・ライ角：70度

・インサート：グレーサーリンピュアロール™

・シャフト：Black Chrome Stepped（ブラッククロームステップ）

・グリップ：Super Stroke「Counter Core GT 1.0」

・スイングウェイト：E8

・発売：4月9日

・価格：499ドル

特別ではないにしても、このパターのスペックを見るのは面白い。私にとって最大の驚きは、長さが35インチだったということ。身長193cmのダスティン・ジョンソンにはもっと長いパターが必要なのではと思った。

彼の「Itsy Bitsy Spider（イッツィ・ビッツィスパイダー）」はヘッドが370グラムあり、通常よりやや重めだ。それ以外のスペックはすべて標準に近い。

さらに、ジョンソンのパターと同じく、この記念「Spider」には上部のアライメントラインがない。

このパターの「テーマ（主題）」は「ボックス（化粧箱）」から始まる。外側はオーガスタグリーン、内側はツツジなど春を思わせる花のデザインが描かれている。このボックスがパターコレクターの興味をそそるのだ。

さらに、「マスターズというテーマ」はヘッドカバーにまで続く。DJ（ダスティン・ジョンソン）がトーナメントで使用したものと同じヘッドカバーが採用されている。

パターマニアにとっては、新しいデザインよりもこのデザインの方が嬉しい。試合中ダスティンが使っていたとなれば、さらに「勝利」のテーマにぴったりだ。カスタム「Super Stroke」グリップ、ソールとシャフトバンドに施されたグリーンアクセントがオーガスタの雰囲気をまとっている。

といっても派手さはなく、DJ（ダスティン・ジョンソン）好みの全体的にミニマルなルックスを保っている。

実際、この限定版パターに興味が沸かない人もいるだろうが、コレクターの興味をそそることには違いないだろう。マスターズファン、DJ（ダスティン・ジョンソン）ファン、スパイダーファン、テーラーメイドファンは皆、このパターをコレクションに加えたいはずだ。

とたえ購入しなくても、DJのオーガスタでの勝利を思い出させるパターとして、この春話題の中心になるだろう。そして、彼が前回のようなパットを見せてくれたら、2回目のグリーンジャケットも夢ではないかもしれない。

ちなみに今月初めにテーラーメイドから多くのスパイダーパターがリリースされたことを忘れてはならない。こちらもぜひチェックしてほしい