弾道とスピンに影響を及ぼすなら、シャフトは絶対的に重要と言わざるを得ない。それが先週の短編動画の主旨だった。 私たちは困惑しているわけではないが、シャフトについての議論が続いているという事実は少し気がかりだ。

クラブがスイングからインパクトまでの間にどのように動くかについて、シャフトが直接的かつ定量的な影響を与えているのは事実だ。シャフトを変えると、インパクトロフトやトゥダウン、フェースローテーションのような変数も変わる。直接的な結果として、アタックアングルや軌道、ボールがフェースに当たる場所も変化することがしばしば起こる。 これらの要素は、すべて弾道に影響を与えるのだ。

とはいえ、シャフトの影響はすべてのゴルファーに同じように起こるわけではない。ヘッドスピードやテンポ、パワーの伝達、リリースポイントは各ゴルファーで異なり、それぞれがシャフトへの負荷やねじれに関係する。

シャフトの影響はすべての人にとって同じではないが、それはシャフトが重要ではないという意味ではない。シャフトは重要であり、これについては議論の余地はない。

また、大半の市販クラブは、アベレージゴルファーにフィットするように設計されていることも知っておく必要がある。 驚くべきことではないが、ほとんどの製品は、大多数のゴルファーに役立つように「合理的」に仕事をしている。もし仮に、すべてのゴルファーの腕前が同じだとしたら、シャフトを変えることによる影響はあまり話題にならないはずだ。

しかし、スイング特性が平均から大きく乖離しているゴルファーにとって、この事実は何を意味するだろうか。それは、自分に合わないシャフトを使うことで、アベレージゴルファー向けシャフトを使った場合よりも、さらに影響がシビアになることを意味するのだ。

このビデオを見ればは、スイング特性が平均から大きく乖離しているゴルファー(ヘッドスピードが53.7m/s以上の大学生)が、標準シャフトからそれぞれのスイングに適したシャフトに変えると何が起こるかが分かるだろう。

極端なケースではあるが、この変化はシャフトが重要であるという多くの証拠を示しているのだ。