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パットをする時、ピンは抜くべきか? ~プロも知らない新事実~

BY MYGOLFSPY

January 16, 2019

ピンの有無でパット数が増えたり、ミスが減ったりすることはあるのだろうか?

バックボードなしで、バスケットボールをすることを想像してみてほしい。 ノースカロライナ州立大学のエンジニアが、100万回以上のシュートのシミュレーションを行った。それによると、バックボードを使うとシュートが入る確率が20%上がるそうだ。 ネットボール(バスケットボールに似ているがバックボードがないスポーツ)選手の中には「バックボードに当たったシュートは無効だ」と言う人さえいる。 私たちゴルファーはスコアを伸ばすために、あらゆる有利な方法を常に探している。 とはいえ、インチキをしたり、伝統から逸脱したりするのは避けたい人がほとんどだろう。USGAのルール改正により、パット中にピン(ゴルフでいうバックボード)を抜かなくても、ルール違反ではなくなった。 つまりピンを差したままパットできるようになったのだが、実際にピンを抜かないほうがスコアは良くなるのだろうか? パット ピン ゴルフ テスト  

ピンは抜く?抜かない?

この手のテーマは、決定的な答えが出ないがゲームを変える可能性があるため、MyGolfSpyラボでテストを行うことにした。 ピンは抜くほうがいいのか、抜かないほうがいいのか。このテストではっきりさせよう。 このテーマは、ゴルフで生計を立てるプロでも意見が分かれる。ブライソン・デシャンボーは、できるだけピンを差したままにしたいという。 ジャスティン・トーマスは、ピンがあると集中できないらしい。フィル・ミケルソンは、70ヤード以上のショットではキャディーをピンまで向かわせることが多い。誰が正しいのだろう? ピンの有無でパット数が増えたり、ミスが減ったりすることはあるのだろうか? それでは見てみよう。 パット ピン ゴルフ テスト  

テスト方法

この調査の目的は、ピンの有無とパットの結果の関係について理解を深めることだ。そのために「パットの成功率」と「ミスしたパットの距離」を測定した。 最初のリサーチで、以下のことがわかった。 ・スピード:パットの距離や、上り/下り、スライス/フックラインなどのグリーンの状況にかかわらず、重要なのはボールがカップにたどり着くまでの「スピード」であり、それが結果に影響する。 ・ピンの反発力:ピンフラッグの硬さが結果に影響する。ピンが硬いほど、当然ボールが当たった時の反発力が大きい。   コースで使用されるピンは主に2種類ある。標準的な硬さのピンと、硬いピンだ。それを踏まえてテスト方法を見てみよう。 ・最も一般的なピン2種類を使用 ・ピンを抜いた状態と差したままの状態でパットを行う ・ピンに「真正面から当てた場合」「少し斜めから当てた場合」の両方を測定 ・打つ人に向かって、ピンを前方・後方に傾けて測定 ・信頼性の高い結果を得るため、「パーフェクト・パター」と呼ばれるパッティングマシーンを使用 ・各テストにつき、3種類のスピードで測定 ・カップから3、6、9フィートオーバーするパットをスピードの基準として測定 ・入らなかったパットの残りの距離を記録 ・全距離、全パットの成功率を記録  

データ

 

標準的な硬さのピン

パット ピン ゴルフ テスト ※「3’」は3フィート(1フィートは約30.5cm)、「14”」は14インチ(1インチは約2.5cm)を表す。 ※「Speed(スピード)」は障害物がないグリーン上で、パットがカップを越えてどれくらい転がるかを基準にしている。 ※各条件で、20パットのデータを収集。  

硬いピン

パット ピン ゴルフ テスト  

考察

 ・ピンを差したままのほうが、抜いた時より常に成功率が高い ・ピンを差したままのほうが、ミスした時でもカップまでの距離が近い ・標準的なピンのほうが成功率が高く、ミスした時のカップまでの距離が近い ・硬いピンでも、ピンを抜かないほうが成功率は高い ・ピンの真正面に当てたパットの成功率は最も高く、ミスした時のカップまでの距離が最も近い ・ピンに対し、少し斜めから当てたパットの成功率も、ピンを差したままのほうが高い ・有利かどうかは判断できないが、ピンをゴルファー側(前方)に傾けた時は、ピンを抜いた時よりもわずかに結果が良かった  

結論

スコアを伸ばすためには、「パット中はピンを抜く」という伝統は忘れたほうがよさそうだ。 ピンは、差したままパットしよう。 パット ピン ゴルフ テスト

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著者情報

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数多くのテスターと最新の計測企画を用いてテストを行い、ゴルフ用品の本当の価値と実力をデータによって明らかにする記事を提供するアメリカのゴルフメディアサイト。大手ゴルフ用品メーカーからの広告を一切もらうことがない為、中立的な立場でデータを示す事ができる数少ないメディアである。過去には、コストコのKirklandボールがタイトリストPro V1よりも優れているという記事を発表して、全米のコストコで大人気商品となり長期間欠品を招いた事件は全米ゴルフ業界に衝撃を与えた。

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