PINGのミニドライバーが、ついにUSGA適合リストに姿を現した。

ただし今回確認されたのは、市販モデルではなく「ツアー専用プロトタイプ」だ。

USGAリストに記載されている情報は最小限で、ロフト角は13度のみ。

バックウエイトには「Draw/Fade」の『可変ポジション』(ウエイトの配置を変更することで弾道傾向を調整できる可変式ウエイト)が確認でき、フェースには『SPINSISTENCY(スピンシステンシー)』(スピン量のばらつきを抑えるPING独自の設計思想)」の刻印がある。

右打ち・左打ちの両方が存在する点から見ても、ツアー現場での実戦テストを強く意識したモデルであることがうかがえる。


PINGのプロトタイプ ミニドライバー(13度)のヘッド外観。コンパクトな投影面積とマットブラック仕上げが特徴。

注目すべきは、PINGがこれまで主要ブランドの中で唯一、ミニドライバー市場に参入していなかったという事実だ。

その意味で、この「PROTOTYPE MINI」は「市場の反応を探るための一歩」と見るのが自然だろう。

現時点でPINGは、一般販売を明確に否定している。

だが過去を振り返ると、ツアープロトタイプから市販モデルへと進化した例は少なくない。

タイトリストの「GT280」や、コブラのミニドライバーも、最初は粗削りなプロトタイプからスタートしている。

今回の「PING ROTOTYPE」も、完成形ではなく“方向性を探るための試作段階”と考えるのが妥当だ。

設計思想、ヘッドサイズ、弾道特性、そして市場ニーズ──それらをツアーで検証しながら、PINGなりの答えを模索している最中なのだろう。

結論として、PINGのミニドライバーは「近々出る」と断言できる段階ではない。

しかし、USGA適合リストに載ったという事実そのものが、将来的な市販化の可能性を完全に否定していないことも確かだ。

PINGがどのタイミングで、どんな完成度のミニドライバーを世に送り出すのか──

それはまだ先の話だが、静かに、そして確実に布石は打たれ始めている。


今後の動きに注目

現時点では未確定な部分も多いが、新たな情報が明らかになり次第、詳細が見えてくるはずだ。


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