スコッティ・シェフラーが堂々と勝利を飾り、アンソニー・キムが元気な姿を見せた。そんな充実の週末を過ごしたばかりのゴルフ界に、さらなるニュースが飛び込んできた。

新しいタイトリストのゴルフクラブがUSGAの適合リストに掲載されており、これが「TSR」の「ミニドライバー」なのか、それとも「巨大なフェアウェイウッド」のようにも見える…。


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USGAの画像はサイズ感を判断するのに不向きだが、写真を見ると、このモデルは、「TSR」ドライバーシリーズのまさに“ミニ”という感じで、タイトリスト「TSR4」に似ているということが明らかに分かる。

写真では、深重心なら高弾道に、浅重心ならフラットで低弾道のショットとなる重心を変えるための交換可能な2つのウエイトも見られる。

USGAのリストによるとロフト角は13度のみ。それだけに、これがシリーズに追加される“ミニ”ドライバーなのか、あるいは新しいフェアウェイウッドなのかについては、手がかりがほとんどない。


背景を少々

この分野は思わず目が行きがちと言っても良いだろう。現在ミニドライバー市場を独占しているのはテーラーメイドだが、タイトリスト内部では、より簡単、あるいは最低限、真っ直ぐ飛ばすことが簡単な短いシャフトのドライバーに興味を抱いていたのだ。

タイトリストのプレーヤープロモーション担当のJJ・ヴァン・ウェーゼムベーク氏は、新しいことを好む男(ややクラブ業界ではマッドサイエンティスト的な部分がある)で、昨年夏には「TSR1」のヘッドに様々な量のホットメルトを加えたプロトタイプをいくつも持っていた。

それらは驚くほど真っ直ぐ飛んで、飛距離ロスもほとんどなかった。

基本的にティーショットで使うもののために大型ヘッドのメリットを犠牲にすることは理にかなっていない、というのが当時のタイトリストの考えだった。

とはいえ、思考は常に進化するものだ。タイトリストがヘッド体積400cc以下のドライバーという考え方を受け入れているのか?

それとも、この「TSR」はオーバーサイズフェアウェイウッドや「TSR2+」を極端にしたものなのか?まぁ、フェアウェイからは確実に打てるだろうけどね。

サイズを表すものが何もないので、サイズを知るのは困難。

というわけで、USGA適合リストには以下のように記載されている。

ホーゼル:(クラブ番号/文字)

2が番号でWが文字。そう思っただけだけど…。

なお同社の情報筋は、これがプロトタイプであること以外の詳細を明らかにしていない。


「ミニドライバー」というカテゴリーに興味があるだろうか?

もしあるなら、中型からやや小型のドライバー(現在のミニ・ドライバーのようなもの)か、それとも特大のフェアウェイウッドの様なもの(テーラーメイドのSLDRミニのようなもの)か、 どちらに興味があるだろうか?