・Toulon Golf 「Small Batch Scottsdale(トゥーロンゴルフ スモールバッチ スコッツデール)」パターは、アリゾナ州の都市スコッツデールにちなんで名付けられた。
・「Toulon Scottsdale(トゥーロンスコッツデール)」は、西部の風情を感じさせる小型マレットデザインを採用。
・2月14日よりToulonGolf.comで販売開始。メーカー希望小売価格は$1,800。
【2025年モデルシリーズ情報】
世界75本限定生産『SMALL BATCH(スモールバッチ)』を販売!
『JAPAN GOLF FAIR 2025』に初参加し、会場限定モデルの販売も決定!
『ショーン・トゥーロン スペシャルトークショー』 3月7日(金)13:00〜
『JAPAN GOLF FAIR 2025』開催情報:2025年3月7日(金)~ 3月9日(日)17:00まで

「やあ、相棒!」
「誰か急いでJellyroll(ジェリー・ロール)に電話を!」
ダラスを訪れたトゥーロンの開発チームは、今月もウェスタンムード全開。「Small Batch Scottsdale(スモールバッチ スコッツデール)」パターとともに、その流れはさらに加速する。
風が吹き抜ける広大な大地、カウボーイの装いが優雅になびく中、「Scottsdale(スコッツデール)」は、まるで夕日に染まる西部の荒野を、静かに転がる風に舞う草のように、なめらかにグリーンを駆け抜けていく。
現実的に考えれば、「Scottsdale」の転がりは、「タンブルウィード(転がる草)」とは比べものにならないほど正確だ。タンブルウィードは風に流されて不規則に転がるが、パットはまっすぐ、正確に転がるべきもの。
まさに、新しいタグライン(キャッチコピー)が誕生した瞬間かもしれない。
「Toulon Scottsdale(トゥーロンスコッツデール)」は、西部の荒野でも完璧な準備が整っている。その転がりは、風に流されるタンブルウィードよりもはるかに正確だ!

アリゾナはゴルフの州なのか?
先週末、多くの人がアリゾナで開催された「WMフェニックスオープン」を観戦したことだろう。しかし、実はスコッツデールのような“砂漠地帯にゴルフコースがある”こと自体が驚きだということを、意外と知らない人も多いかもしれない。
実際のところ、アリゾナには1つや2つどころか、数え切れないほどのゴルフコースが存在し、ゴルフの名所として確立されているのだ。あまり難しく考える必要はないが、アリゾナは砂漠地帯に位置している。とはいえ、一般的にイメージされる砂丘が広がる砂漠ではなく、岩が多い乾燥地帯だ。どちらの砂漠も共通しているのは、“湿気とは無縁の環境” だということ。
それでも、ソノラ砂漠には驚くほど多様な動植物が生息している。「ギラモンスター(毒トカゲ)」、「サソリ」、「カンガルーネズミ」、「ウチワサボテン」、「サワロサボテン」など、さまざまな種類の生き物や植物が、この乾燥した大地にたくましく根付いている。
ハイキングするなら「ジャンピング・チョーヤ(飛びサボテン)」には要注意!まるで攻撃してくるかのように、触れると鋭いトゲが絡みつく厄介なヤツだ(笑)。
ところで、砂漠で「自然に育たないもの」が何か知ってる? そう、「芝生」だ。
アリゾナの人々は、自然の摂理に逆らうかのように、州内に200以上のゴルフコースを作り上げた。さらに、PINGやPXGといった大手ゴルフメーカーの本社もアリゾナに拠点を構えている。
一見ゴルフとは無縁の州に思えるかもしれないが、実はスコッツデールを中心にアリゾナは今やゴルフの一大拠点となっている。
トゥーロンゴルフが取り入れた西部の魅力

スコッツデールの環境を考えれば、ゴルフコースがあるのは意外に思えるかもしれない。しかし、ここには数多くのコースが存在し、今やゴルファーにとって憧れの地となっている。
とはいえ、アリゾナは今もなお「ワイルド・ウエスト(西部開拓時代の面影を残す土地)」。フェニックス周辺のフロンティアの景色は、コンクリートとアスファルトに覆われつつあるが、その西部開拓時代のスピリットは今も息づいている。
ここはかつて、“決闘と無法者たち”が支配した土地だった。アリゾナ準州は、決して気弱な者が生きていける場所ではなかった。この過酷な環境の中で生き抜くには、強さとたくましさが不可欠だったのだ。
「Toulon Scottsdale(トゥーロンスコッツデール)」は、まさに「早撃ちの名手」のためのパター。
信頼のコルト銃を思わせる“精巧なエングレービング”、そして“バックナイフの刃のように研ぎ澄まされたシャープな曲線”が、このモデルの特徴だ。さらに、ダークブラウン仕上げと繊細なペイントが絶妙に調和し、西部劇の雰囲気を見事に演出している。
(仕上げの名前が「ミルクチョコレート」なのは置いておいて、ここでは「ハベリナ・ブラウン」と呼ぶことにしよう。)
「Toulon Scottsdale」は、その環境と同じく独特な形状を持つパターだ。
このモデルは小型のラウンド型マレットで、後方に向かってなだらかに傾斜した形状とプランバーズネック(クランクネック)を採用。現代のパターではあまり見かけない、ユニークなデザインとなっている。
このネックはヒール寄りに取り付けられており、一般的なプランバーズネックのパターよりも深めのトウハング(トウの傾き)を持つ。そのため、フェースの開閉が大きいアーク型ストロークのゴルファーに適している。
これは理にかなっている。なぜなら、アークが大きいプレーヤーほど、パターのフェースを積極的に開閉する動きが求められるからだ。
ソールに刻まれた弾丸のミルドデザインは、ネックの重量バランスを最適化する役割を果たしている。
「Small Batch Scottsdale(スモールバッチ スコッツデール)」でパットをするのに、ニューエラのキャップをテンガロンハットに、ゴルフシューズをカウボーイブーツに履き替える必要はない。
でも、気分を盛り上げるなら、それもアリかも!(笑)。スペック:トゥーロンゴルフ「Small Batch Scottsdale(スモールバッチ スコッツデール) 」パター
素材:904L ステンレススチール
製造方法:CNCミルド加工
仕上げ:ミルクチョコレート(クリーム&ゴールドのペイント)
フェース:Ultra Fine Double Fly
ネック:H1(ヒール寄りに配置)
トウハング:36°
オフセット:ワンシャフト
ロフト角:3°
ライ角:70°
ヘッド重量:355g
シャフト:クロームスチール
グリップ:ブラック&ゴールド Toulon Pistol ミッドサイズグリップ
限定生産数:75本
メーカー希望小売価格(MSRP):$1,800
デイブ(Mygolfspy)の特別コンテンツ:スコッツデールで絶対にやるべき3つのこと

スコッツデールのすぐ南に住んでいた経験を持つ身として(Go Devils!「サンデビルズ、頑張れ!」)、砂漠のゴルフを楽しむために訪れるなら、ぜひ体験してほしい必須アクティビティを紹介しよう。
カレンダーを確認しよう
冗談のようだけど、本当に注意が必要だ。フェニックス周辺(スコッツデール含む)は、想像を超える猛暑に見舞われることがある。 まるで太陽の表面にワープしたかのような暑さだ。
特に真夏の午後1時のティータイムは、命の危険すらあるレベル。自分が住んでいた頃には、暑さのせいで飛行機が離陸できなかった日すらあった。
そんな日にゴルフをすれば、スコアどころか自分が地面の約1.8m下(=墓の中)に行くことになりかねない。夏に行けば、プロショップの料金は冬より安いかもしれない。ただし、浮いたお金はゲータレード代に消えてしまう可能性大。
快適にプレーしたいなら、春か秋がベスト。暑さを気にせず楽しめるうえ、飲み物代の節約にもなる。
ゴルフの後は、野球観戦へ!
スコッツデールの春といえば「MLBカクタスリーグ」!
この時期、気温はまだ約38℃に達していないはず。日が長いため、ゴルフを1ラウンド回った後にスプリングトレーニングの試合を観戦するという贅沢な楽しみ方もできる。「MLB」15球団が50マイル圏内でプレー!
カクタスリーグでは、メジャーリーグの15チームが約80km圏内で試合を開催。シーズンは2月下旬から3月末まで。チケットは「MLB」本拠地球場より安く、球場もコンパクト。 だからこそ、選手のプレーをより間近で楽しめるのが魅力だ。
美食三昧!気づけば体重増加!?
アリゾナを満喫すれば、ディズニークルーズ並みに体重が増えること間違いなし。スコッツデールには絶品グルメの名店がずらりと並ぶ。
かつて存在した伝説のステーキハウス「Pinnacle Peak Patio」では、ドレスアップしすぎた客のネクタイが切り取られ、天井に釘で打ち付けられるという名物サービスがあったが、残念ながら閉店してしまった。「Amy’s Baking Company」がまだ営業しているかは不明だが、心配無用!
スコッツデールにはゴルフ後に楽しめる南西部の美食スポットが無数にある。特にソノラ風のスパイシーな料理を求めるなら、「Los Dos Molinos」がおすすめ!
ただし、本物の辛さを覚悟するべし。 なんと水道水ですらピリッとするレベルの刺激。個人的に、一番恋しい店かもしれない。
トゥーロンゴルフ「Small Batch Scottsdale(スモールバッチ スコッツデール) 」パターの総括

理屈抜きに、スコッツデール、そしてアリゾナ全体がゴルフの聖地であることは間違いない。砂漠の中に数多くのゴルフコースを築き上げたこと自体、アリゾナの人々のたくましさを象徴している。
夏には、昼はもちろん深夜を過ぎても気温が38℃を下回らないこともあるほどの過酷な環境。それでも、ここでゴルフ文化が根付いているのだから、タフな精神が求められる土地といえる。
アリゾナには、“決闘や無法者たちの歴史”が刻まれ、西部開拓時代の雰囲気が今も色濃く残る。 しかし、それだけでなく、より深い歴史的背景を持つ場所でもある。
ぜひ一度訪れてみる価値があるが、7月の猛暑は要注意。 ただし、夏の砂嵐やモンスーンの豪雨は、一度見れば忘れられないほど壮大な自然現象だ。
Toulonはこの新作『Small Batch(スモールバッチ)』パターで、スコッツデールの本質を捉えたのか?
正直なところ、アリゾナを離れて20年が経つ。それでも、この「Scottsdale(スコッツデール)」パターからは、確かに西部の雰囲気が色濃く感じられる。
さらに言えば、タリアセン・ウエスト(Taliesin West)やアーコサンティ(Arcosanti)のデザイン要素も、さりげなく織り交ぜられているように思える。
気に入ったなら、$20金貨(希少価値が高くプレミア付きで売買されている)より少しお手頃な価格で手に入るぞ。
トゥーロンゴルフ「Small Batch Scottsdale(スモールバッチ スコッツデール)」パターの詳細は [ToulonGolf.com]でチェック!
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