テーラーメイドの「MG2」シリーズは以前も記事にしたので特徴についてはそちらをご確認いただきたいし、今回の新作はそれとあまり変化がない。

このテーラーメイド 「MG2 TW」ウェッジも、ミルドソールの誤差は精密。(距離はそれぞれだが)ショートゲームにおいてよりスピンがかかるレーザーエッジングを施したフェースの構造もそのままで、コントロール性をもたらす重量配分も最適化されている。

さらに、当然ながらロウフェーステクノロジーも採用。今回新しくなったのは「TW」という文字と、それにまつわる新たなグラインドくらいだ。

上記の全てを搭載したことで、あなたもウッズが使用するウェッジと(大体)同じものが手に入る。実際、私もこのウェッジはお気に入り。

テーラーメイドによるとウッズのソールデザインは複雑で唯一無二の形状をしているようで、確かにそう思うが、ここで伝えたいのは多才性を実現するミッド/ハイバウンス「MG2」の2モデルだ。

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テーラーメイド「MG2 TW」サンドウェッジ

ロフト56度のSWはバウンスが12度。ウッズの全てから想像できるように、多用性とクリエイティビティを念頭にデザインされている。

ヒールがかなり削られているので、フェースを開いたり閉じたりすることが可能だし、それでいて完璧にスクエアに構えることもできる。

タイガーにとっての多用性は、与えられたどんな状態のライにおいてもショットを操作できることだ。



テーラーメイド「MG2 TW」 ロブウェッジ

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「MG2 TW LW」はロフト角60度でバウンスは11度。リーディングエッジをさらに削ぎ落としたことで、まさにデュアルバウンスソールと呼ぶにふさわしいものとなっている。

またリーディングエッジが削られていることでフェース面と地面が近くなると同時に、56度バージョンとしても使える多用性もあるとのこと。同様に、ウッズがフェースを開いてショットする場面ではよりアグレッシブになれるようだ。

「MG2 TW LW」は、ミッド/ハイバウンスウェッジで、幅広い用途に対応可能とのこと。

グリーン周りやバンカーからフェースを操作することが好きな鋭角に打ち込むプレーヤーにとっては、ミッド/ハイバウンスと多用性の組み合わせは理想的と言えるだろう。

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普通なら、呆れてしまうかも知れない。マス向けの製品にタイガーの名前を利用することが必ずしも受け入れられるとは限らないからだ。

とは言え、商品サイクルの間にラインナップを拡大することはよくあるし、ウェッジのグラインドにおける豊富な選択肢と多用性なら私も望むところだ。

それに、テーラーメイドのグラインドの種類の少なさを批判してきたので、新バージョンにあれこれ言うのは言行不一致にも見えてしまうだろう。

「TW」であろうとなかろうと、「MG2 TW」は万人受けするモデルではないが、「MG2」シリーズにとってはなかなかの拡充であり十分に良いウェッジといえる。

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スペック・価格・発売時期

テーラーメイドの「MG2 TW」ウェッジは56度と60度がラインナップ。標準シャフトはTrue Temperのダイナミックゴールド・ツアーイシューS400で、グリップはゴルフプライドのツアーベルベット・フルコードが装着されている。

価格は169.99ドルで発売日は9月4日。