新モデルは素晴らしい。私達消費者は、新しいものは良いと考える傾向にある。今週の始め、私たちは2015年テーラーメイドの新モデルR15ドライバーを読者にお披露目し、昨晩はニューヨークで行われたメディア向けの発売イベントに参加してきた。今日は2015年モデルが2014年モデル同様に優れているかどうかをお伝えしよう。

パフォーマンスの点では、MyGolfSpyが以前行ったMost Wantedシリーズで、2014年テーラーメイドSLDRはNo.1にランクインした。またSLDRは飛距離だけでなく、総合でも高評価を得ている。R15は優秀だった前モデルの後任として、確実に重責を担う事になった。

 

データ

私たちは新モデルR15と旧モデルのSLDRを交互に試打した。ロフトは10.5°にセットし、可動ウェイトはニュートラルポジションに設定した。

こちらがデータの結果だ。

 

結果

見ての通り、新モデルR15は、打ち出し角がSLDRより低いが、ボールスピードとスピン量に関しては、旧モデルより改善されている。特筆すべきは、R15のボールスピードの方が、わずかにに一貫性(標準偏差に基づき算出)が見られた。

両モデル共に460㏄だが、R15の白いヘッドは、SLDRよりも大きく見える。科学的に白が大きくみえる効果を再認識した。

私の意見としては、見た目は旧モデルのSLDRが好みだが、フィーリングはSLDRに比べてR15はわずかだが改善されていると感じた。

 

要約

飛距離 = R15の方が長い
精度 = R15の方がより中央から離れた
ボールスピード = R15の方が高い
打ち出し = R15の方が低い
フィーリング = R15の方がわずかに優れている

 

考察

正直なところ今回の比較テストには、もっと多くの試験者に参加してもらい、更に多くの時間をかけるべきだったと感じている。データではR15のボーススピードはSLDRより上がっているものの、SLDRユーザーにとっては、この理由だけでクラブを買い替える必要はなさそうだ。それよりむしろR15の安定性の高い設計に加えて、ヒールからトゥにかけてウェイトを動かせる機能のほうが、弾道補正が必要なゴルファーがより魅力を感じるポイントではないかと思う。