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黄色い起爆剤 ~タイトリスト Pro V1 「イエロー」ボール~

BY TONY COVEY

August 13, 2018

Pro V1/V1xのセールスは最近少し回復してきてはいるが、カラーやデザインが豊富なキャロウェイのクロムソフトの圧力が強まっていることは確かだ。

2019年の始めに、タイトリストはPro V1ボールのイエローを発売するという。 この週末、新しいPro V1/V1x ボールの発売についてタイトリストの営業担当者が情報共有を始めたという噂を聞いた。 現行モデルに対する性能上のアドバンテージや相違点についてはまだ具体的な説明はないが、今回のニュースの注目すべき点は次期モデルのカラーにイエローが加わることだ。   やっとこの時がやってきた、という感じだ。   現在、カラーボールのシェアはボール市場全体の約20%弱だ。イエローボールを発売することで、売上が伸びることを期待するのも不思議ではない。 イエローのPro V1がタイトリストのシェアを大きく伸ばすことはないと思うが、黄色いツアーボールを好むゴルファーにとっては興味深いニュースであり、少なからず反響はあるだろう。 私は、タイトリストがイエローボールに関して少し遅れを取っていることを指摘したい。なぜなら、スリクソンは既に長年にわたってイエローボールを、またキャロウェイはクロムソフトのカラーバリエーションとしてイエローを提供しているからだ。ブリヂストンのツアーBも同様で、さらに今年の始めにはスネルゴルフもMTBでイエローの販売を始めている。   タイトリストがイエローのPro V1を作るにあたっては、化学的な問題をクリアする必要があった。 熱可塑性ウレタン(イエローボールを提供する他メーカーのほとんどが使用するカバー材料)では、顔料の添加は特に難しくない。 しかし タイトリストが使用する熱硬化性の鋳造ウレタン材料を着色することは容易ではなく、 別の作業工程が必要になる。タイトリストはAVXボールの製造過程でその方法を見い出し、今回のPro V1のイエローボールの開発に生かしたのだ。   技術的な問題はさておき、Pro V1/V1xのセールスは最近少し回復してきてはいるが、イエローやトゥルービス(昔のサッカーボールのようなデザイン)のようなカラーボールを提供するキャロウェイのクロムソフトの圧力が強まっていることは確かだ。 AVXやTour Softのようなラインナップにイエローを加えたことで、市場での勢いを大きく取り戻すきっかけになるかもしれない。 最近発行されたアクシネット(「タイトリスト」ブランドの保有メーカー)の第2四半期の財務報告書は、今のところその戦略が機能していることを示している。   私たちはまだ写真を入手していないが、Pro V1イエローボールの色味はAVXに似ているという。 「光沢あり」と「光沢なし」の中間だが「マット」ではなく、わずかに緑がかったイエローで、キャロウェイよりスリクソンに近いそうだ。   これまでの発売パターンでいくと、新しいPro V1は来年1月のPGAショーでローンチされる可能性が高い。タイトリストが価格を下げる必要性を感じている様子は見られていないので、イエロー・ホワイトともに1ダース52ドル前後で販売されるのではないだろうか。   詳しい情報が入り次第、お知らせすることにしよう。

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著者情報

TONY COVEY

編集長
MyGolfSpy創業初期から参加したメンバーであり、現在は編集部を率いる編集長
記事制作だけでなく、MyGolfSpyのデータ主導型テスト手法の構築にも深く関わってきた。現在も膨大なテストデータを分析し、ゴルファーのクラブ選びやスコアアップにつながる発見を記事として届けている。
トニーが大切にしているのは、「事実とマーケティングを分けて考えること」。メーカーが発信する情報をそのまま伝えるのではなく、実測データや検証結果をもとにゴルファー自身が判断できる情報を提供することを重視している。
流行や話題性よりも実際の性能を優先する姿勢は、MyGolfSpyの編集方針そのものと言える。
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