オデッセイから新作チッパーが登場しているのをご存じだろうか?

知っているそこの君。

実はこれ、見逃すには惜しいモデルだってわかってるかな?


芝の上に構えたオデッセイ「Chipper」とゴルフボール。フェース面の赤いOdysseyロゴが見える。

たしかに、「スパイダー」や「ジラフビーム」のようなきらびやかな話題性はない。

だがこのチッパーは、パター以上に君の“助けになる”可能性を秘めている。

というのも、「グリーン上では使えないが、グリーンに乗せるまでが劇的にラクになる」それがこのチッパーの役割だからだ。


アプローチでスコアを落としている人、少なくないよね。

芝生の上でヘッドを持ち上げた状態のオデッセイ「Chipper」。ソールに37°のロフト表記が確認できる。

グリーン周りで、ザックリとトップを交互に繰り返してないか?

もし心当たりがあるなら、この「オデッセイ・チッパー」はチェックする価値あり。

数か月前、チッパーの活用法について徹底的に掘り下げたが、結論は明快だった。

「多くのゴルファーが、チッパーをキャディーバッグに加えるだけで、ゴルフの楽しさを知ることができる」ということ。

あなたにチッパーは必要ない?

馬鹿言っちゃいけない!

1ラウンドで何回チップショットをミスしてる?

最初のアプローチをトップしてグリーン奥へ…その反動で、次はザックリ。

そんな“あるある”な展開、昨日のラウンドでも経験しなかったかい?

もし少しでも心当たりがあるなら、この新作「オデッセイ・チッパー」が、その悩みに効くかもしれない。


「オデッセイ・チッパー」のスペック

ゴルファーが手に持つオデッセイ「Chipper」。ソール面には赤いロゴと37°の刻印がある。

新作「オデッセイ・チッパー」のロフト角は37度。これは一般的な9番アイアンとほぼ同じだ。長さは35.5インチ(レディスモデルは34.5インチ)で、通常のパターよりわずかに長めの設計。

グリップはやや長めになっており、状況に応じて長くも短くも握れるようになっている。打ち方に幅を持たせたい人にとって、これはありがたいはずだ。

ソールには、ハイブリッドによく見られる『ステップ・ソールデザイン』を採用。この形状が芝との接地をスムーズにし、いわゆる“ザックリ”を防ぐ助けになる。

「オデッセイ・チッパー」の使い方は、ウェッジというよりパターに近い。目標にフェースを向けて構えたら、あとはパターのように地面を滑らせるイメージで打てばいい。

長めのラフからでもボールがふわっと跳ねて出て、そのままグリーン上を転がっていく、そんなアプローチが狙えるクラブだ。

ひとつ覚えておいてほしいのは、このクラブはフルスイング用じゃない、ということ。高く上げてピタッと止めるようなロブショットや、スピンで止めるアプローチには向いていない。

そういうショットも試せなくはないが、ソフトフィーリングのポリマーインサートの影響で、打ち手の意図とは反する結果になることが多いはずだ。

とはいえ、「オデッセイ・チッパー」を使いこなしていくうちに、寄せの射程は自然と広がっていく。そしてスコアは縮まり、何よりパッティングのスタッツが改善されるだろう。

なぜなら、ファーストパットの距離がぐっと短くなるからだ。


1本抜いて、「オデッセイ・チッパー」をキャディーバッグに入れよう

オデッセイ「Chipper」のクラブヘッドを上から撮影した画像。白いアライメントとフェースラインがはっきり見える。

もしショートゲームでスコアを落としているなら、「オデッセイ・チッパー」がその悩みを解決してくれるかもしれない。

ウェッジやフェアウェイウッドと入れ替えるとき、最初はちょっと気恥ずかしさを感じるかもしれないが、その気持ちは、最初のチップインを決めた瞬間に歓喜へと変わるはずだ。

もし最新モデルに手が届かないという人は、前世代モデル「オデッセイ X-ACT チッパー」を探してみるのもひとつの手。

なお、新作「オデッセイ・チッパー」は6月27日から店頭およびオンライン(Odyssey.CallawayGolf.com)で販売開始。メーカー希望小売価格は179.99ドルとなっている。

「ODYSSEY CHIPPER」2025年6月13日発売

詳細は、オデッセイホームページから。