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ピンがグライド 3.0 ウェッジを発表 会心の作品?

BY JOHN BARBA

July 15, 2019

グライド 3.0 ウェッジは、2018年『MOST WANTED ウェッジ』の1位に輝いた2.0 ステルスモデルのアップグレードという呼び名がふさわしいだろう。

革新的な進化をあなたは見たいだろうか…?

ピンの「グライド2.0ステルス」ウェッジは、2018年初頭に発売されるやいなや評判を呼び、同年の『MOST WANTED ウェッジ』の1位に輝いた。

「2.0ステルス」モデルは、2017年初頭に発売された初代の「グライド2.0」の完全アップグレード版というよりは、ちょっとした修正を加えた改良版といった位置づけだった。

しかし定義がなんであろうと、素晴らしい製品であったことは間違いないが、その「グライド2.0ステルス」も1年半で終了する。

あなたなら、再販を期待するだろうか?

ゴルファーのためにも、失敗は許されない。

ピンは、より低い打ち出し角、より多いスピン量、より良いフィーリングのウェッジを作るために革命を起こしたという。

確かに、初代の「グライド2.0」と比べると、新しい「グライド3.0」は革新的といえる。

ただし、それはあくまで「2.0ステルス」の存在がなければの話だ。「2.0ステルス」と比べた場合、進化よりアップグレードの呼び名がふさわしいだろう。

ピン,グライド 3.0,ウェッジ
 

滑るソールのストライド

ピンのプレスリリースによるとグライド3.0は会心の作品だという。

なにが新しくなったのか早速見てみよう。

まず、カラーはブラックではない。「2.0ステルス」はQPQ仕上げ(ステルスなだけに目立たぬよう)だったが、新しい「グライド3.0」は初代の「2.0」と同じく、疎水性の高い「ハイドロパールクローム仕上げ」を採用している。

また、フェースも初代の「2.0」と同じ「431ステンレススチール」だ。

ちなみにステルスモデルは「8620カーボンスチール」だった。打感に影響があるのではと思う人もいるだろうが、そこはちゃんと考えられているそうなのでご安心を。

ピン,グライド 3.0,ウェッジ

また、「2.0」では4種類のソール形状から選ぶことができた。シンソール(ローバウンス)、スタンダードソール(ミッドバウンス)、ワイドソール(ハイバウンス)そしていわゆるEYEソールだ。

EYEソールは昔ながらのピン・スタイルのソール形状で、ロフト角は54度から60度まで、バウンス角は8度で、バンカーで威力を発揮するウェッジだ。

新しい「3.0」もほぼ同じ布陣だが、「EYEソール」の呼び名は「EYE2」に変わった。ピンのクラシックモデル、40年前の「EYE2」アイアンのハイトゥ形状を継承しており、やはりバンカーショットに最適なデザインだ。

ピンの特許製法、ホイールカット溝も健在。また究極のスピン性能を誇る「2.0ステルス」同様、リーディングエッジ近くに1本の溝が追加された。

ピン,グライド 3.0,ウェッジ



 

打感について

「グライド2.0」と「グライド2.0ステルス」の最も大きな違いは素材だった。

「2.0」は「431ステンレススチール」、「ステルス」は「8620カーボンスチール」。「ステルス」は見た目も打感も高評価で、かたや初代の「2.0」については打感に疑問符をつけるゴルファーが多かった。

「グライド3.0」も「431ステンレス」を採用したが、今回ピンは「i210」アイアンをお手本に、打感を改善している。

「グライド3.0」はより大きくより柔らかいカスタムチューニングポート『(CTP)エラストマー』をキャビティに採用している。

新しいインサートによりフェースを覆う部分を増やし、ソフトでありながらソリッドな打感を実現した。

さらに、この新しいキャビティと大きくなった『CTP』のおかげで外周部の重量配分が増え、重心位置を上げることで、より低い打ち出し角とコントロール性能をもたらすことになった。

ピン,グライド 3.0,ウェッジ

もうひとつ大きな違いは総重量だ。「グライド3.0」は前作に比べて15gも軽い。

それは純正グリップと純正シャフトの重量減によるものが大きい。

ピンの「DYLAWEDGE LITE」グリップは従来のグリップより0.75インチ長いのに6g軽く、また日本シャフト製の「Z-Z115」シャフトは5g軽い。

バランスポイントが低くなるため、より低い打ち出し角とコントロール性能を手に入れた。


 

結論。価格とシャフトオプション、入手法

「ステルス2.0」が選択肢に入っていないなら、それもアリだ。新しい「グライド3.0」は2年半前に登場した「グライド2.0」と比べれば大きく進化している。

ただ「ステルス」の出来がよすぎたせいで驚きを感じないだけなのだ。

新しい「グライド3.0」は先行予約およびピン公認フィッターによるカスタムフィッティングが可能。

ピン,グライド 3.0,ウェッジ

前述の通り、純正グリップは「DYLAWEDGE LITE」(3サイズ展開)、純正シャフトは日本シャフト製の「Z-Z115」。純正カーボンシャフトはピンの「アルタCBレッド」。

他に「ダイナミックゴールド」、「ダイナミックゴールド105」、「ダイナミックゴールド120」、「プロジェクトX LZ」、「トゥルーテンパー XP95」、NSプロの「モーダスツアー105」および「KBSツアー」等、追加料金なしで選べるシャフトオプションもある。

実は前作とは価格面でも違いがある。スチールで160ドル、カーボンで180ドルのメーカー希望小売価格は、「2.0」モデルに比べて2000円高くなっている。


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著者情報

JOHN BARBA

ゴルフジャーナリスト
ゴルフ、ゴルフトラベル、そしてゴルフ文化を長年取材してきたジャーナリスト。
ニューハンプシャー州を拠点に活動し、現在も熱心なゴルファーとしてプレーを続けている。競技ゴルフだけでなく、コースの歴史や旅先で出会うゴルフの魅力、人々のストーリーに強い関心を持つ。
特にクラシックなゴルフ用品や伝統的なゴルフカルチャーへの造詣が深く、最新ギアから名器まで幅広い視点でゴルフを語ることができるのが持ち味だ。
ジョンにとってゴルフはスコアだけを競うものではない。人との出会い、旅、そして人生を楽しむための存在でもある。
「ゴルファーに本当に必要なのは、もっと長い日照時間だ。」
― ベン・ホーガン

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