キャロウェイ「APEX MB」~重要ポイント

・キャロウェイのブレードアイアン発売サイクルは3年。

・調整不可ウェイトポートにより、重心に影響を与えることなく、スイングウェイトを多様に調整できる。

・カスタムオーダーのみ–オリジナルシャフトまたはグリップの用意はない。

通常、商品サイクル3年と聞いてキャロウェイが連想できるだろうか。今回の新「Apex MB」は、まさにスケジュール通り3年前の2017年10月に発売された「Apex MB」の後継として発売される。

もちろん、前作「Apex MB」も2014年8月に発売された元祖「Apex MB」を予定通りアップデートしたものだ。

「Apex MB」が待ち遠しいゴルファーはたくさんいることだろう。しかし、「マッスルバックブレードテクノロジー」自体は非常に遅いテンポで進んでいる。

もちろん、ブレードはブレードだが、全く新たな改良がないという意味ではない。具体的に何をアップデートしたのかといえば、新「Apex MB」ではツアーフィッティングをより簡単にすることが目的だった。

だから、昔のベン・ホーガン(昔のクラブメーカー、Apexは名器)以外に「Apex」と名乗ることが気に入らなかったとしても、ぜひ一緒に新作「Apex MB」の詳細を見ていただきたい。

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キャロウェイ 「APEX MB」~重心に影響を与えないウェイト調節

「Manners makes men(マナーが人を紳士にする)」という古いことわざがあるが、「Blade maketh the OEM(ブレードがメーカーを育てる)」とでも言おうか。

キャロウェイを含むビッグファイブにはあまり当てはまらないが、美しいブレードセットはアイアンメーカーの誠実さが表れる。

2018年「Apex MB」は、クリーンで美しいブレードセットだった。そこから、改良するにはどうしたらいいのか?

そこで思い出すのが、「害(影響)を与えない設計」という設計者の誓いだ。

キャロウェイがその誓いを破ったと思われそうだが、それはマッスルバックのど真ん中に存在する『ウェイトポート』の搭載をどう捉えるかによる。

これは、2012年頃のテーラーメイド「Tour Preferred MB」のウェイトを一部引継いでおり、また同じ目的を果たす。 キャロウェイ,新作,APEX MB,アイアン,ゴルフ,クラブ

「このタイプのアイアンはカスタムが主流であり、各プレーヤーは非常に厳密なスペックを持っている。

彼らに対して可能な限り最もスマートなやり方で対応したいと思っている。」とキャロウェイのアイアン分野での“救世主”、アラン・ホックネル氏は言う。

具体的には、「ウェイトポート」は、フィッターが“重心を乱すことなく”スイングウェイトを調整するためにある。標準のウェイトは8グラムだが、フィッターは4グラムまたは12グラムのウェイトに交換することができる。ウェイトは、ユーザーが交換することはできない。

「以前は、独自のバリエーションと繊細さを備えたライト、ミディアム、ヘビーウェイトヘッドを用意した。

今回は、同じシャーシを使用して、重心に対してニュートラルな位置でヘッドのウェイトを変更できるように改良されている。ヒールにウェイトを詰め込むことなくヘッドウェイトの重量を調整し、満足いくウェイトに仕上げることができる。」(ホックネル氏)

違いが分からない?これは間違いなく一般人向けのアイアンではない。

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キャロウェイ「APEX MB」~ツアー向け

確かに一般人の私達も対象ではあるが、「ApexMB」は基本的にツアープロを念頭に置いて設計されている。

そして、ツアープレーヤーを喜ばせるブレードは、“ゴージャス”でなければならない。“美しい”だけではなく“ゴージャス”な“華”がなければならないのだ。

「アイアンにはクラシックラインも必要だが、プレーヤーが時間をかけて築き上げた微妙な形というものが存在する。」(ホックネル氏)

具体的には、ブレードの長さは番手毎に微妙な違いがあり、薄いトップラインもまたわずかに違うルックスを醸し出す。削るわけにはいかないが、近いものがある。

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新「Apex MB」アイアンは既に春からツアーで使われている。性急に下す第一印象ではなく、十分なツアーフィードバックを得ることが重要であるとホックネル氏は述べる。

「何に取り組むべきか理解する前に、プロに数ヶ月間使ってもらうことが重要。その次に、プロトタイプテストフェーズに進むのだ。」

特にブレードアイアンの場合、そのプロセスを経たところで大規模な改良やアップデートにつながることはないが、僅かでも顕著な改善を生み出すために必要な作業だという。

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「これらは、コンピューター上で簡単に予測できるものでも、ヘッド形状や芝のすべりなどに応用するAI (人工知能)でできるものでもない。」

「ウェイトポート」の搭載は明確な目的があり、フィッティングの観点からは完全に理にかなった考えだ。

さらに、その外観が“ゴージャス”かどうかは人の目に映るものだ。今回の新作「Apex MB」はまだ美しいルックスだが、2018年モデル(2017年10月発売)は更にその上をいく。


カスタムのみ

新作「Apex MB」は、ウェイトスクリューが加わった、一体成形の1025軟鉄鍛造。

完全にカスタム対応のみのため、オリジナルシャフトやグリップなどは用意されていない。追加料金なしの標準キャロウェイシャフトパッケージは利用可能だ。

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スペック的には、新「Apex MB」は前作と実質的に同じだといえる。

オフセットは、新「Apex MB」が易しい設計(オフセットがより入っている)になっており、ロフトはPWとAWはどちらも1度立っており、番手間のロフトピッチは前作と同じである。さらに述べると、ラインナップから2番アイアンは外されている。

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また、「X-Forged CB」とのコンボセットを考えている場合、「MB」の方がオフセットが少ない。例えば8番アイアンでいうと、「CB」と「MB」のオフセット差は約100分の2インチ。実際、大差はないのだが…


キャロウェイ「APEX MB」~価格と販売予定

最後に、キャロウェイ「Apex MB」は2020年10月22日から先行販売とフィッティングを開始する。小売店での販売は10月29日から。

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「Apex MB」アイアンの価格は、スチールで185ドル、グラファイトで200ドル。また、スチール7本セットセットが1,285ドル、グラファイト7本セットで1,400ドルだ。


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