テーラーメイドの「SIM2 MAX D」を記事にし、ゴルフ業界恒例の「リリースシーズン」に突入したとお伝えしたのは5分前のこと。ということは、キャロウェイの「Epic Speed(エピックスピード)」ドライバーシリーズもリリースされることも理解しておくべきだ。

もはやキャロウェイ恒例となっているが、USGAの適合リストに掲載されているモデル数は、店頭に並ぶと思われる数の「倍」はある。

そのうち3モデルは皆さん向けで、3モデルはツアー向けだ。



「JAILBREAK(ジェイルブレイク) AIスピードフレーム」

いつものキャロウェイらしく、話の中心は「スピード」だ。だからこそ「スピード」という言葉が3モデルについている。

ソールにある刻印とキャロウェイがリリースしたばかりのティザー動画を見ると、「JAILBREAK(ジェイルブレイク) AIスピードフレーム」により、「Epic Speed(とEpic Max)」が「スピード重視」のクラブとなることは間違いないはず。

ソールとクラウンの接続部分をより強固なものにし、ヘッドの変形を減少させ、最終的にエネルギーロスを抑えるようにAIで構造を改良したことで、より“スピードアップ”するということなのだろう。



ドライバーはスピードアップできるのか?

それはそうと、押さえておきたいこともいくつかある。

・我々の5年間のドライバーテストで明らかになったが、キャロウェイのドライバーは我々がテストした中で大抵は「最速ドライバーのうちの一本」となっていたし、「最速」という時もあった。つまり、キャロウェイの“スピード戦略”に何かがあることは明らかだ。

・USGAによる当初のスピード規制(“反発係数”=“COR値”)と現行のスピード規制(“接触時間”=“CT値”)との間には「スキ」があり、前者の規制を超えても後者の範囲に収まるドライバーが存在し得るということは誰もが知っている。

・テクノロジーや素材が進化すると、メーカーはそれらをより使いこなせるようになり、CT値に対してよりアグレッシブな「目標値」を定めることができる。

・オフセンターヒット時のスピードアップについては、まだ大きな可能性が残されている。これは必ずしもボールスピードの最大値を向上させるとは限らないのだが、多くの人が重要視する「平均ボールスピード」をアップさせることにつながる。


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とは言え、我々が話していることは、「10分の数mph(m/s)」程度のこと。みなさんの期待値もそれに応じた方が良い。

飛距離アップしたいなら、ブライソン・デシャンボーのようにトレーニングによって筋肉隆々になった方がベター。ドライバーを買い換えたからといって10ヤード以上飛距離アップするわけではないのだ。

それはさておき、リストに掲載されたギアを紹介しよう。


キャロウェイ「EPIC SPEED(エピックスピード)V1&V2」

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シングルウェイトの「バージョン1」は、「Epic Speed(エピックスピード)」として発売されるものだろう。昨年の「MAVRIK(マーベリック)(現在399ドル)」でも同様だった。

前作の「Epic(エピック)」は「アジャスタブルウェイト」が特徴だったが、今回は画像を見る限り「固定ウェイト」になっているが、問題ないだろう。

キャロウェイ「Epic Speed」の「バージョン2」は、前部と後部に「ウェイト」が搭載されていることが明らかで、これは正確に弾道を調整したい「ツアープレーヤー向け」。

ホーゼル近くにある「トリプルダイヤモンド」が、「ツアー向けかつ低スピン」であることを表している。


キャロウェイ「EPIC MAX(エピックマックス)」ドライバー

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画像を見るとキャロウェイ「Epic Max(エピックマックス)」ドライバーは、昨年の「MAVRIK MAX(マーベリック マックス)」とは異なり、市場でやや違った部類となりそうだ。

「ビッグバーサ B-21」が発売されているということで、そこまでドローバイアス寄りにする必要はないということなのだろう。

「Epic Max」は、可変ウェイトで十分なドローバイアスを確保できる「高MOIドライバー」というのが私の見立て。

とは言え、超高MOIというわけではなさそうだ。

キャロウェイは、基本的に高MOIを達成するために超高MOIドライバーをリリースして、ピンやPXGと張り合う様なことはしてはいない。

物事には「収穫逓増」がありヘッドに重量(そしてスピン量)をプラスすればするだけ慣性モーメントを押し上げるわけではない、というのがキャロウェイの哲学となっている。

とにかく発売が楽しみだ。


キャロウェイ「EPIC MAX LS」ドライバー

論理的に見ると「LS」は「低スピン」を意味し、キャロウェイ「EPIC MAX LS」は「MAVRIK SZ(399ドル)」に対する“今年度モデル”ということになるだろう。

そして2シーズンほど遡れば、「Epic Flash Sub Zero(エピックフラッシュ サブゼロ)」がややフェードバイアス(そして凄く飛ぶ)だった。「MAX」の立ち位置を考えれば、今回もそうなる可能性は高いだろう。

ソールを見ると超低スピンということは分からないが、USGAの画像は見た目だけで判断できない。キャロウェイがどの程度の低スピン化を目指すのかは不明。

市場の大半のドライバーが超低スピン“もどき”であることを考えると、「LS」が市場におけるロースピンドライバーの一つになると思っても無理はないだろう。


キャロウェイ「EPIC SPEED DS」&「EPIC SPEED LS」ドライバー

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キャロウェイ「Epic Speed」バージョン2と同様、キャロウェイ「Epic Speed DS」と「Epic Speed LS」はホーゼルにある「トリプルダイヤモンド」が特徴。

これら3つのツアーモデルにおけるその他の類似点は、調整可能な「前部と後部のウェイト」と「JAILBREAK(ジェイルブレイク)」の“2本の柱“だろう(新作は4本)。

その年ごとに、市場で発売されるモデルとツアーモデルの違いに明確なルールがあるわけではない。

特定のツアーのニーズに応えるために異なるモデルは存在しており、我々はみんなそうしたレアスペックに憧れるが、小売レベルでは実用的とは言えない。

前述したように「3つが我々向け」で、「3つがツアー向け」なのだ。


「EPIC SPEED」と「EPIC MAX」の価格

大手メーカーの主力ドライバーのコストを考えると、「Epic Speed」と「Epic MAX」は最低でも500ドルはするだろう。

そこまでの費用をかけるつもりはないということなら、キャロウェイの「MAVRIK(マーベリック)」ドライバーシリーズが完売するまで399.99ドルで発売されている。

キャロウェイの「Epic Speed」と「Epic MAX」ドライバーの詳細はあと数週間で明らかになるだろう。


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