スリクソンが2027年モデル「ZXi」アイアンをツアー投入
スリクソンでは最近、新製品を正式発表前に”公式リーク”するのが恒例になりつつある。プロ仕様の写真を公開し、「実物はどこで見られるのか」というヒントまで用意するのがお決まりの流れだ。
そして今回、その舞台となったのがPGAツアー「3Mオープン」。スリクソンは、2027年モデルとなる「ZXi5」「ZXi7」アイアンと、「ZXiU」ユーティリティアイアンをツアー投入した。
実はその前兆はすでにあった。全英オープンを制したライアン・フォックスは、新しい「ZXi5」の3番アイアンを実戦投入。さらに「ZXi RKT LS+」ドライバーと「ZXi RKT」フェアウェイウッドもバッグに加えていた。
数週間前には新ドライバーを先行公開して話題を集めたスリクソンだが、今回はいよいよ新アイアンもツアーデビュー。現時点で分かっていることを整理していこう。

現時点で分かっていること
現時点で公開されているのは、ツアー投入の事実と公式画像のみ。スペックや詳細なテクノロジーについては明らかにされていないため、今回は公開された画像から読み取れるポイントを見ていこう。
まず大きく変わっていないのが、「ZXi5」「ZXi7」「ZXiU」の基本形状だ。デザインは2025年モデルを踏襲しており、モデル名も継続。少なくとも外観からは、大幅な変更は見られない。
もっとも、完成度の高いモデルだけに、基本設計を維持しながら細部をブラッシュアップするという開発方針は自然な流れと言えそうだ。

i-FORGEDは継続採用
まず目を引くのが、ホーゼルに刻まれた『i-FORGED』のロゴだ。
『i-FORGED』は、2025年モデルで初めて採用されたスリクソン独自の鍛造技術。「コンデンスド・フォージング(コンデンス鍛造)」と呼ばれる製法により、ヘッドの必要な部分の強度を高めながら、より軟らかい炭素鋼を採用できるという。
2025年モデルでは、「ZXi7」にS15C相当(1015)の軟鉄、「ZXi5」と「ZXiU」にはS20C相当(1020)の炭素鋼を採用していた。
現時点では詳細は明らかになっていないものの、新モデルでも『i-FORGED』が継続採用されることが確認できる。
MAINFRAME iQとPUREFRAME iQ
画像を見ると、3モデルすべてで従来の『MAINFRAME』『PUREFRAME』に、新たに「iQ」の名称が追加されていることが確認できる。
「ZXi5」と「ZXiU」に採用される『MAINFRAME』は、AIを活用してフェースの肉厚を最適化することで、ボール初速や寛容性の向上を図るテクノロジーだ。
一方、「ZXi7」は一体鍛造構造のため、AIによる可変フェース厚は採用していない。その代わり、打点周辺の質量を増やして打感や安定性を高める『PUREFRAME』を搭載している。
現時点では「iQ」が追加された理由や進化の内容は明らかにされていないが、両テクノロジーに何らかのアップデートが施されている可能性がありそうだ。
「iQ」が意味するものは?
現時点では、「iQ」が追加された理由や変更点についてスリクソンからの説明はない。ただ、新たな名称が採用されたことから、『MAINFRAME』と『PUREFRAME』の両テクノロジーにも何らかの改良が施されている可能性がありそうだ。
今回ツアー投入されたのは「ZXi5」「ZXi7」「ZXiU」の3モデルのみだが、「ZXi4」もモデルチェンジするとみられる。ただし、「ZXi4」はPGAツアーで使用される機会が少ないため、今回のツアー投入には含まれていない。
また、2027年モデルの発売が近づくにつれ、各メーカーからも新製品が続々とツアーへ投入されるだろう。
今後はボールやウェッジにも注目
スリクソンは新しい「Z-STAR」シリーズのゴルフボール、クリーブランドは「RTZ」ウェッジの後継モデルも投入するとみられる。
現時点では詳細なスペックや価格などは明らかにされていない。しかし、2027年モデルの発売に向けて、今後もツアーを通じて新たな情報が明らかになっていくだろう。




