・テーラーメイド「SIM2」ドライバーは3モデル(「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM2 MAX D」)

・各モデルともシングルピースの「フェースカップ」と「フォージドアルミニウムリング」を採用しクラウンとソールをサポート

・メーカー希望小売価格は529.99ドル。発売は2月19日から


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テーラーメイドが、「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM2 MAX D」のリリースで、昨年の「SIM」ドライバーの特徴である“形状(SHAPE)”(そして、多分、“動き(MOTION)”)に再び注力。

「SIM2」においても、“スピード”は引き続き重要であり(そうは思わない?)、それ故、“空力”も大切であることから、その「形状」が継承されている。

つまり、「SIM」で最初に目についた多くのものが「SIM2」ドライバーにも搭載されているのだ。

とはいえ、ありふれたテーラーメイドのテクノロジーは一区切りとなり、「SIM(今ではSIM2)」で採用された「素材」や「構造」は、「今までと違う」注目を浴びる可能性がある「素材」に置き換えられている。

「SIM2」はある意味“初代とそっくり”。また、他の意味では“大きく違う”とも言えるのだ。


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バラバラにして再構築した「SIM2」

「G425」ドライバーの記事で、ピンは、多くのちょっとした進歩の積み重ねが、ゴルファーの「数値化できる進化」につながることを目指しており、その些細な改良を追い求めていることを伝えた。

テーラーメイドのアプローチも、大枠では同じだが、ちょっと違う。同社では、どんなドライバーにするかを「ゼロベース」で再考。

簡単に言うと、「SIM2」のドライバーの各ピースを「全くの個別部品」としてチェックしたということだ。「SIM2」ドライバーをデザインする上で、テーラーメイドはフェース、ソール、クラウン、スカートを細かくチェックし、各パーツを個別に改善する方法を探ったのだ。

そして、テーラーメイドは、その方法が成功し「SIM2」ドライバーのパーツを合体させて、「数値化できるパフォーマンスの進化」が、初代「SIM」を「超える一品」にしたと考えている。

「さらなるSIM」とすら言えるのかも。(すまない、他の言い方がなかった)

テーラーメイド「SIM2」ドライバーは、チタン、カーボンファイバー、アルミニウムの独自の組み合わせにより、「複合素材構造」を「新しいレベルに引き上げるクラブ」と言える。

モデルによるが後部に配置された「ウェイト」「タングステン」あるいは「スチール」も含まれる。

では、どのようにこれら全てを合体させたのか見ていこう。



カーボンクラウン

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ずいぶん持ち上げたので、ちょっと落としておこうか。

今回はテーラーメイド「SIM2」ドライバーのクラウンは大きく変わっていない。初代「SIM」と同じ「カーボンファイバー」を採用。

一番目を引くのは「SIM」のグレーから「SIM2」ではより黒っぽくなったということだ。自分は少数派だと思うけど、個人的にはグレーの方が良いが、どっちにしても(リーディングエッジの白いラインが嫌いでない限り)嫌な感じはしないだろう。

一方、「SIM2」ドライバーでは「クラウンの形状」がちょっとだけ改良された。「カーボンファイバー」をよりヒール側に設定。ヒールまでの流れが良くなり、アドレスでより対称的に見える。


フルカーボンソール

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テーラーメイド「SIM2」ドライバーのソール全体は、テーラーメイドの新フェースからつながる一部と、それを支えるためのものを除くと、3枚合わせのカーボンファイバーで構成されている。

そして、このようなデザインにした目的は、「軽量化」だけでなく、ゴルファーがどう扱おうが「(強度的に)十分に耐えられる素材」をソールに持たせること。

簡単に言うと、「叩いても良い」デザインになっているということだ。

これが、日常の疲れの蓄積なのか、カッとなる性格が治らないことを曝け出して「叩いても良い」のかはさておき、テーラーメイド「SIM2」ドライバーのカーボンソールは、ゴルファーがある程度、乱暴に扱っても持ち堪えられるようにデザインされている。

突き詰めるとどうでも良いのだが、中央に配置された「T」ロゴは、それほど目立つものではないものの大きいのが特徴(テーラーメイドがマジで好きな人のため)。

そして、「TaylorMade」ロゴは、綺麗なままでなおかつスクラッチフリーな傷がつく部分とは別の場所に描かれている。


シングルピース・フェースカップデザイン

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念のためにお伝えしておくが、ドライバーの多くは、ヘッドの土台に隙間がありそこに溶接される楕円形の「フェースインサート」が特徴となっている。そして溶接の跡が磨かれる(研磨される)、というのが大抵だ。

研磨は完全に精密というわけではなく、ロフトやバルジ&ロールなどに影響を与え、個体差など基本的な一貫性にも差が出てくる。

ご存知かも知れないが、コブラの「CNCミーリング」を「フェースの外側」に採用するのは、研磨工程の「精度が低い」ためだ。

今回のテーラーメイド「SIM2」ドライバーでは、「差別化」した、恐らくより積極的な取り組みが実践されている。

「フェース」「ソールとクラウンの枠」「貫通型スロット」「前部のスイングウェイトポート」「ホーゼル」という基本的にフェースに関わるドライバー前方部の「全て」が、チタンの「シングルピース」で作られている。

ドライバーの中身をじっくりと見てみると(実際は、ドライバーを壊さないといけないので無理だけど)、「CNCミルドフェースデザイン」というこのドライバーの「注目ポイント」が見て取れる。

コブラではこれを「外側」にしているが、テーラーメイドではこのミーリングを「内側」でしているわけだ。

ほぼ同じだけど、違うってことだ。


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なぜミーリングを採用するのか?

ミーリングによって、「賢くスイートスポットを最適化する」ことが可能になる。数字で見ると、「SIM2」ドライバーのスイートエリア(CORが最低0.800あるフェース部分)は、「SIM」よりも43%大きいようだ。

これぞ注目点。フェースの「より広い部分でスピードが出る」というメリットがあるわけだ。

「スピードアップ」は詰まるところ、ゴルファーの打点として一番多いエリアの「スピードを最大化」させることを念頭に置き、「CNCミーリング」によりフェースの厚みを正確にコントロールすることで実現される。

なんだかコブラ「E9」のフェースのような感じもするが、トゥ側の高いエリアとヒール側の低いエリアのような「高確率インパクトゾーン」でスピードアップさせる「楕円形状」がベースのアイデアとなっているわけだ。

この「賢い最適化」により、テーラーメイドでは、「スピードインジェクションポート」の数をフェースの2箇所からトゥ部分の一箇所に減らすことに成功している。


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悪いけど、もう「インジェクティッドフェース」じゃないよ。

数字上では、これによりテーラーメイドがスピードを落とす材料(フェースのスピードアップを実現する一方で、USGAの許容範囲までスピードを落とすために“必要な素材の量”を加えるということが“スピード充填材”の基本的な考え)を正確に配置することが制限されているように見える。

しかしながら、テーラーメイドによると「CNCミーリング」による高精度化により、厳密な制御が可能になり、単一のポートでも「スピード(正確に言うとCT値)をコントロール」することができるようになったという。

さて、こうした話は素晴らしいことだが、他のテクノロジーを犠牲にすることになった。「CNC」の機材をフェースの底まで使ったことで、「ウェイトトラック」を諦めなくてはならなくなったのだ。


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重量移動の長い歴史

私の記憶によれば、「R5 TP」以降のテーラーメイドの主力ドライバーは何らかの「可変ウェイト」が特徴になっていた。その記録もここで終わるが、考えすぎは良くない。

テーラーメイドのメタルウッド・シニアディレクターのトモ・ビューステッド氏は、「SIM2」ドライバーに「ウェイト・テクノロジー」がないと言っても、同社がこのテクノロジーを使うことをやめたと受け取らないように、と言い切っている。

ちょっと立ち止まってみよう。

「SIM2」に「ウェイトトラック」を搭載すると、ある性能が犠牲にされる可能性がある。

特に、「SIM2」のフェース下部をミーリングすることは不可能。これはテーラーメイドが検討する余地すらなかったことで、それ故、今年は「可変ウェイト」がないわけだ。


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結果として、フィッターの柔軟性が少々なくなりゴルファーお気に入りの「調整機能」もないが、前から何度も言っているように、「可変ウェイト」には設計上、そもそものデメリットがある。

「可変ウェイト」がないことで、テーラーメイドはさらに良いドライバーを製造できる可能性があるのだ。

その上、「SIM2」「SIM2 MAX」、そして「SIM2 MAX D」のヘッドには、「ホーゼル調整機能」と「豊富なシャフト」の選択肢があり、同社としてはこれで皆さんのフィッティングのニーズは抑えていると考えている。

さらにテーラーメイドでは、「ウェイトトラック」をなくすことで この「機能がないドライバー」よりも「あるドライバー」の方が例外なく“優れている”というゴルファーの考えを改めることができると考えているようだ。

こうした発想は、時に(性能という点で)お金をかけた割に得たものは小さいということにもなり得る。ジープみたいなもの。

脱線してしまった。

とにかく、「SIM2」「SIM2 MAX」、そして「SIM2 MAX D」には、それぞれに当たり前のテクノロジーが搭載されており、ゴルファーは各モデルが実現するメリットに“完全集中”することができるはずだ。


テーラーメイド「SIM2」ドライバー 「フォージドアルミニウムリング」

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今回のテーラーメイド「SIM2」ドライバーで、もっとも興味深くて目立っているのが、クラウンを囲みドライバー後部のかなりの部分を構成する「フォージドアルミニウムリング」だろう。

陽極酸化処理された「アルミニウムリング」には両側に「ピン」があり、フェース部と組み合わせることが可能。クラウンとソールは、この「リング」の上下にそれぞれ接合されている。

カッコ良くて斬新な見た目は、お店の棚にあると価値がないわけではないが、この「リング」はこの部分で通常使われるチタン以上に「ウェイトを抑制する」ために機能する。

テーラーメイドによれば、このアルミニウムは「40%も軽量」で、カーボンファイバー以上に特定の用途に適しているという。

カーボンファイバーは、主にシート状のものなどで有効に機能するが、テーラーメイドのこの(アルミニウム)リングのように複雑な形状だと、特に上記でお伝えした「耐久性」の面で理想的とは言えないのだ。


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「SIM2」ドライバーの打音(そして打感)とは?

独り言だけど、「SIM2」の複合素材ドライバーの構造に関しては「打音」が気になる。

普通、“規格外の素材は想定外の音がする”ものだ。初期の複合ドライバーを覚えている方なら、全て耳に優しくないものだったことを覚えているだろう。

コブラ「F6」の「カーボントラック」などは、革新的なデザインは「音が悪くなる」という一例だ。

大量のカーボンファイバー、アルミニウム、これらは音を調整する「リブ」にはあまり向いていない、となると、果たしてどうなるのか見ものだ。

参考になるかわからないが、テーラーメイド「SIM2」ドライバー3モデルを含めた「Most Wanted」テストは、数週間前にスタートしたが、これまでにテスト施設から上がってきた「SIM2」の「音」に関するレポートは、「非常に良い」から「最高」の間とのことだ。

個人差はあるが、現状では「音」は問題にならないようだ。

では、共通点は網羅したので、テーラーメイド「SIM2」ドライバー3モデルの違いをチェックしていこう。


テーラーメイド「SIM2」ドライバー

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普通の「SIM2」(ウェイトなど何もついていない)は、「シリーズの中で最も低スピン」のドライバーだ。

今年の市場の動向を見てみると、“著しくロフト角を少なくしているメーカー”を除き(ウソをつくメーカーが常に1つか2つある)、「SIM2」とタイトリスト「TSi4」が「今シーズンの中で最も低スピン」のドライバーであることは間違いないだろう。

とは言え「SIM2」ドライバーは、「SIM」よりも低スピンになっているというわけではない。

「SIM」は間違いなく市場のドライバーとして求められる「低スピン」を実現しており、テーラーメイドの目的は、「SIM2」のスピン量を「SIM」と“同等”にすることだったのだ。

とは言えこの事は、“ボディとペイント以外は何も変わっていない”ということではない。

後部には16gの「スチールウェイト」が搭載されており、「SIM2」ドライバーのMOIは9%向上している。

と言っても、「SIM2」ドライバーは「最も寛容性があるドライバー」というわけではない。私の想定では、前後のMOIは4,600-4,700の間。「G425 MAX」には程遠いが、「低スピンドライバー」としては十分なMOIだ。


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また、「SIM2」「SIM2 MAX」どちらを見ても、テーラーメイドが「超高MOI」を追及するメーカーではなく、それを目指したこともないはずだ。

各メーカーにはそれぞれの「設計哲学」がある。この特定分野において、テーラーメイドはキャロウェイに近いと言えるのだ。

第一に「スピードアップ」。易しさは、「MOIの後」に追求するということ。

そのため、「SIM2」ドライバーのフェースは12%大きくなっている。これは通常、ミスヒットに対する寛容性が多少広がることになるが、フェースが大きくても空気抵抗は前作と変わっていない。

「SIM2」ドライバーは、8度、9度、10.5度のロフトがラインナップ。純正シャフトは、三菱の「Tensei AV RAW Blue 60」と「Project X HZRDUS Smoke RDX Black 70」だ。

グリップはゴルフプライドの「Z」を装着。

別のシャフトやグリップも追加料金なしで選べる。


テーラーメイド「SIM2 MAX」ドライバー

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このモデルの進化はシンプルだ。「SIM2 MAX」は「SIM2」よりも投影面積が大きい。ロフトが増えるたびに、打ち出し角が高くなり、スピンが約300rpm増える。

ヘッド後部には24gの「タングステンウェイト」が配置されており、MOIが前作「SIM MAX」より7%アップしている。

誰にでも合うドライバーというものは存在しないが、ゴルフは運次第と思っているなら「SIM2 MAX」が一番のおすすめだ。

またスタンダードの「SIM」同様、「SIM2 MAX」でもMOIに革新的なことはない。とは言え、“低い”ということではない。

繰り返すが、テーラーメイドの「MAX」は、ピンの「MAX」と違うし、そうなろうとも思っていない。異なる哲学は全く違うデザインを生み出し、最終的にはゴルファーに多くの選択肢を与えることになる。


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なお、「一貫性」という点では「SIM2 MAX」ドライバーのフェースは「SIM」よりも5%大きくなっている。

「SIM2 MAX」ドライバーは、9度、10.5度、12度のロフトがラインナップ。純正シャフトは、フジクラの「Ventus Blue 5」(「VeloCore」なし)と三菱の「Kuro Kage Silver」だ。

グリップはゴルフプライドの「Z」を装着。

別のシャフトやグリップも追加料金なしで選べる。


テーラーメイド「SIM2 MAX D」ドライバー

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まずはテーマに沿って、数字を出してみよう。テーラーメイドは「SIM2 MAX D」でMOIとフェースサイズを9%アップさせた。これはあくまで数字の話。シンプルなことだ。

意図したターゲット(スライサー)にとって注目すべきは、「イナーシャジェネレーター」(ソールを横切る突起)を再デザインして、後部のウェイトをヒール寄りに配置したことにある。

これに(ヘッド)内部のウェイトが組み合わさることで、ヘッドがややターンしやすくなり、結果的により明確にドローさせることが可能になるのだ。

では、どのくらいドローするのか?

2020年の「Most Wanted」テストにおいて、「SIM2 MAX D」はちょっと謎だった。

際立って「ドローバイアス」ということを示す結果はなく、分かったことは、ドローバイアスはわずかで非常に扱いやすく(飛ぶし、真っ直ぐ打てる)、テストの結果も上々だったということだ。


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その時点で「SIM2 MAX D」は、「ややスライス気味」だったり、たまに「右に曲がる」ゴルファーには素晴らしいチョイスになると感じたほどだ。

だから、この「SIM2 MAX D」が前作よりも「スライス矯正向け」かと言われると疑問に感じるが、「SIM2」シリーズの他の要素と同様、このクラブがテーラーメイドのアイデンティティにマッチするようなレベルにあることは間違いないだろう。

「SIM2 MAX D」ドライバーは、9度、10.5度、12度のロフトがラインナップ。純正シャフトは、フジクラの「Air Speeder」だ。

グリップはゴルフプライドの「Z」を装着。

テーラーメイド「SIM2」ドライバーシリーズのメーカー希望小売価格は529.99ドルとなっている。


テーラーメイド「MYSIM2」カスタムドライバープラン

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ここ数年に渡り、テーラーメイドは「MySpider」「MyMD2」、そして「MyTP(パター)」のカスタムプログラムを立ち上げてきた。そして早くも、「MySIM2」の「カスタムドライバープログラム」が追加されている。

そして、確かにキャロウェイの「UDesign」に似ているが、(カスタマイズできるかと言って)それとは違う。正直、誰が最初にしたかなんてどうでも良いが、他メーカーがやらないのはショック以外ない。

既にカスタムプログラムの基本原則は周知となっているだけに、多くのオプションには馴染みがあるはず。私の見解だと、「アルミニウムリング」がこのプログラムをより興味深いものにしてくれていると思う。

完璧なカスタマイズにするために、以下のオプションがあるので紹介する。

アルミニウムリング:カラーオプションはレッド、ブルー、ゴールド、オレンジ、グリーン、シルバー、ブラック、ライトブルー

・トップラインのペイントカラー:チャーク、またはマットブラック

・クラウンデカル:カラーオプションはレッド、ブルー、ゴールド、オレンジ、グリーン、シルバー、ブラック、ライトブルー

・ソールデカル(転写):カラーオプションはレッド、ブルー、ゴールド、オレンジ、グリーン、シルバー、ブラック、ライトブルー

・フェースピン:カラーオプションはレッド、ブルー、ゴールド、オレンジ、グリーン、シルバー、ブラック、ライトブルー

ラインナップは「SIM2」が8度、9度、10.5度、「SIM2 MAX」は12度もある。「SIM2 MAX D」は対象外。

シャフトとグリップのカスタマイズも可能でプレオーダーは1月19日からスタートする。

「MySIM2」の料金は629.99ドルから。


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最後に

テーラーメイドの「SIM2」ドライバーが、「SIM」とそこまで変わらないことは明らかなように思う。

フェース自体は“かなり違う”が、言いたいのは「SIM2」ドライバーは「SIM」に見た目では似た感じでも、その「性能」はかなり異なるということだ。

デザイン自体はウケが良く、「SIM2」が2021年の売れ筋モデルになることはほぼ間違いないだろう。(私としては、改めてテーラーメイドが「売上No.1」になると考えている)

それも結構なことだが、もっと興味深いのはテーラーメイドのこの先のこと。テーラーメイドは「SIM2」でさらに大きなことを成し遂げようとしているのではないだろうか。

テーラーメイドの「最高SIM」は、これからなのかも?


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テーラーメイド「SIM2」の価格と発売時期

テーラーメイド「SIM2」「SIM2 MAX」、そして「SIM2 MAX D」ドライバーの価格は529.99ドル。発売は2月19日からだ。