フェデックス・セントジュード選手権で見かけたゴルフシューズ5選

先日のフェデックス・セントジュード選手権には、ツアーの強豪たちが集結。

履いていたゴルフシューズもトーナメント同様に激アツだった。プロの中には、シーズンも大詰めのプレーオフ初戦ということで、シューズコレクションを見せられるのもこれが最後というものたちもいる。

ファンが熱い視線を送れば、メディアも注目してくれる。フェデックスカップポイントランキング125位以内なら、アピールする絶好のチャンスというわけだ。

この大会での注目は色合いだ。セントジュード小児病院を支援する大会が、今年一番、色彩に富んでいたのは偶然じゃないだろう。


ザンダー・シャウフェレ - アディダス「TOUR360 22 カスタムゴールドメダル」ゴルフシューズ

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ザンダー・シャウフェレは、東京五輪で金メダルを獲ってからボールマーカーに金メダルのデザインを入れ、これ見よがしにアピールしている。

このオリンピックでの金メダルを記念したアディダス「TOUR360 22 カスタムゴールドメダル」を履いているのも、同じように金メダリストをアピールしたいからだろう。

かなりの自信がなければ、こんなド派手なシューズは履けないだろう。でも、ここで大切なのはゴルフシューズそのものじゃない。シャウフェレは、セントジュード小児病院に入院している5歳のライリーちゃんに、これと同じシューズをプレゼントしていたのだ。

この特別仕様のアディダス「TOUR360 22」ゴルフシューズが当たるのは、グローバルで開催されたプレゼント企画でのみ。ご希望の方は、アディダスのアプリを通じて応募が可能だったが、この企画は8月10日から31日までとなっている。


トニー・フィナウ – 「エアジョーダン1 Low G “Copa”」ゴルフシューズ

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面白い色使いと言ったらこれだろう。最近連続優勝したトニー・フィナウは、普段履いているホワイトとブラックのシューズではなく、「エアジョーダン1 Low G」のミント系の新色に変更したが、これが超イケてる。パステル系のティールグリーンは、 まるでNBAのメンフィス・グリズリーズのユニフォームのようだ。

この手の色合いだと、初代エアジョーダンほど人気は出ないだろうが、私はそれでもエアジョーダンの大ファンであることに変わりはない。他人の考えに聞く耳など持たず、自我を貫く時はやってくるもの。特に「エアジョーダン1 Low G “Copa”」を見た時は。自分の気持ちに嘘はつけない。

このカラーがお気に入りなら、すぐ手にした方が良い。限定シューズというものは、買える時が買い時。もう一度フィナウが勝てば、このカラーがさらに注目されるという、そんな変な予感も漂っている。


ロリー・マキロイ – 癒しのあるラベンダーカラーのナイキ「AIR ZOOM VICTORY TOUR 2(エア ズーム ビクトリー ツアー 2) 」ゴルフシューズ

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マキロイ君、隠そうとしたってそうはいかないよ。ビッグトーナメントでラベンダーカラーのシューズを履く理由は一つしかない。ラベンダー色には鎮静作用があると言われており、マキロイがこのナイキ「エア ズーム ビクトリー ツアー 2」の新色を急に履き始めたのは、まさにそれが理由だろう。

ともかく、私がそう思う理由はあてずっぽうだけど、それでも今年、何度も見てきたシューズのさらに別のカラーリングは感動もの。

フィナウのように、マキロイの今回のシューズ選びは気まぐれだろうけど、それをチェックするのが私の役目。このイケてるシューズとラベンダーカラーのナイキポロの組み合わせはパーフェクトだ。

皆さんには、この手のゴルフシューズを履きこなせる自信なんてないだろう。まあ、好き勝手言えば良いが、マキロイはみなさんより全然イケてる。

ツアープロは無難な色にこだわるべきだと思っている頭でっかちのゴルファーの皆さんは、どんな女子プロよりもイケてると思っているかも知れないが、ぶっちゃけは無理ゲーだ。


ジャスティン・トーマス – カスタムのフットジョイ「ST. JUDE PREMIERE TARLOW(ST. ジュード・プレミア・ターロー)」ゴルフシューズ

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フットジョイが毎年展開している高評価なことの一つが、「セントジュード コレクション」。今年は世界中の子供たちが、この大会でフットジョイの契約プロが履くシューズのデザインを手がけたという。

ジャスティン・トーマスが履いているのはフットジョイの「Premiere Tarlow(プレミア・ターロー)」で、セントジュード小児病院に入院している子供たちのスケッチが可愛らしく描かれている。

このシューズが気に入らないなんてありえない。我々にとってゴルフシューズは…、単にシューズだ。だが、セントジュードの子供たちにとって、このシューズには大きな意味があり、だからこそ彼らが特別な存在となっているのだ。


サム・バーンズ – カーター「THE RINGER(ザ リンガー)」ゴルフシューズ

最近、サム・バーンズに注目してきたが、いよいよ取り上げる時がきたようだ。ほとんどの人は、「カーター」のことを知らないだろう。私も、ツアーでの存在感が薄かったからか、昨年まで知らなかった。

しかし、ここにきてサム・バーンズとジョン・ラームがカーターのシューズを履きこなしているということで、彼らのことも取り上げる時と言える。

バーンズが履いているのは「THE RINGER(ザ リンガー)」というモデルだ。カーターにとっては、二番手に位置するモデル(「THE LEGEND(ザ レジェンド)」の直下のモデル)で、スッキリしたデザインになっている。

ところが、素晴らしい見た目にもかかわらず、その性能は業界基準には遠く及ばず、2021年の『ゴルフシューズテスト』でブービーという結果だった。

バーンズはこのことを気にしているだろうか? ここまでの獲得賞金は1,500万ドル。とにかく、このモデルは是非とも手に入れておきたい。


まとめ

フェデックス・セントジュード選手権のお気に入りのシューズはどれ?ぜひ、コメントを投稿して欲しい。

PGAツアーのシーズンもいよいよ大詰めということで、皆さんのクローゼットを整理する時間がとれる。あなたの古いゴルフシューズを必要としている人はたくさんいるはず。恵まれない人が良い道具に出会えることをサポートすることは、ゴルフを発展させる方法の一つだ。