2018年、タイトリストは打感を重視するゴルファーに向けて新ボールを発売する。いや、AVXではない。 新ボールはツアーソフト(Tour Soft)と呼ばれ、このカテゴリーの中で打感が最も柔らかいという。

このカテゴリーとは30~40ドルで販売されているボールのことだ。 一般的にこの価格帯のボールを買うゴルファーは飛距離を重視する傾向があるが、ツアーレベルのボールのユーザーよりもやや柔らかい打感を好む傾向がある。

このカテゴリーにはブリヂストンのEシリーズ(特別価格を考慮すればツアーシリーズも)やロングセラーのスリクソン、さらに今週までならキャロウェイのクロムソフトも含まれる。

ツアーソフトが注目される理由は、2ピース構造の低価格ボールにも関わらず、ウレタン配合のカバーを採用しているからだ。タイトリストはこの新モデルが上記の競合ボールよりも、さらにテーラーメイドTP5よりも優れていると信じている。

これは随分と大胆な話だが、2ピース構造であることを考えると、ツアーソフトの機能の特徴はコアとそのカバーにあると考えるのが妥当だろう。

 

コア

特筆すべきは、ツアーソフトが過去最大のコアを採用していることだ。タイトリストが目指すボールスピードとソフトな打感を両立するためには、これまでのコアサイズの限界を超える必要があった。今回実現したサイズによって、タイトリストはボールスピードを損なうことなくコアのコンプレッション(数値が低いほど柔らかい)を下げることに成功した。 これはここで強調すべきポイントである。 ツアーソフトは、ヘッドスピードが速いゴルファーでも(打感と)飛距離を期待できるボールなのだ。

 

カバー

ゴルフボールのサイズには規定があるので、コアを大きくする場合はカバーを薄くする必要がある。

ツアーソフトでは、タイトリストはTCUプロセステクノロジーを使用した超薄型4CEグラフティッドカバーを使用している。 正直よくわからないので、一つづつ「翻訳」してみよう。 4CEはツアーソフトのカバーが4つの異なる素材で作られていることを示している。 そのうちの2つはアイオノマー(一般的な2ピースボールのカバー材)で、他の2つはタイトリストが独占所有する素材だ。4素材が TCUプロセス(均一に薄くする工程)を経ることで、タイトリストはツアーソフトのカバーをほとんどの競合ウレタンボールよりも薄くすることに成功したのだ。

タイトリストによると、より高価な商品に負けない、ツアーソフトが持つ独自のスピン特性をユーザーに提供できるという。

 

安定した空力特性

ストーリーを締めくくるのは、球状にタイル張りされたような立方八面体型の342個のディンプルだ。 おっと、またよくわからない。 要約すると、ボールがどのように放たれたとしても、一定の空力特性を確保してくれるディンプルパターンということだ。さらに目に見えるつなぎ目がないように組み合わされてる。

ディンプルパターンそのものは、低く突き刺すような弾道になるように設計されている。

可能性

30~40ドルの価格帯にはたくさんのボールがあるが、キャロウェイのクロムソフトはその代表と言えるだろう。

確かに、2層構造とウレタンカバーの違いがあるとすれば、2つのボールは正確に同じカテゴリにはないが、むしろそれがポイントかもしれない。 少なくともタイトリストは、クロムソフトが成功したのはただ単に柔らかい打感だったからではなく、その価格で柔らかったからであると考えている可能性がある。もしそれが本当だとすると、安価で柔らかいボールに成功するチャンスがあるということになる。クロムソフトのコストとコンプレッションがともに上昇(価格が上がり、硬くなる)するとすれば、なおさらだ。

少なくともコンプレッションに関して言えば、クロムソフトの打感のストーリーはこれまでとは違う。

また、タイトリストのソフトタイプのツアーボールであるAVXは、今後数か月以内に全面的に販売される可能性が高いだろう。 AVXに対する最初の対応は圧倒的にポジティブであり、小売りが開始すればタイトリストはキャロウェイのフラッグシップボールからシェアを奪い、そこから利益を得るという第2の道が開けるかもしれない。 タイトリストはクロムソフトに対抗し得る2つの新モデルを販売することで、Pro V1ブランドに影響を及ぼすことなく、わずか数ヶ月で打感と価格という優位性の両方を獲得できる可能性があるのだ。

ボール市場は依然として不安定だが、タイトリストが市場に適応し始めている兆候はあらゆるところで見られる。

ツアーソフトは今日から白と黄色の2色展開で$ 34.99で販売される。

 

新ヴェロシティー

また、ヴェロシティーボールの新モデルも今日発表された。 ヴェロシティーを知らないかもしれないので説明すると、タイトリストの中で低価格帯のボールの1つである。 設計コンセプトは、一に飛距離、二に飛距離、三に飛距離、といった具合だ。私は使っていないが、 少しでも遠くに飛ばしたいときに使う友人がいる。

Pro V1と間違う人はいないと思うが、ヴェロシティーはスクランブルボールの1つである。

それを知れば、飛距離重視であることは納得できる。商品特長を見てみよう。

 

・より柔らかいLSXコアは、フルショットで低スピンでより大きな初速を生む。

・新しいNaZ +カバーはボールスピードの向上させる。

・328個のディンプルパターンは、空気抵抗を最適化し、より高い弾道を生む。そしてより遠くへ飛んでいく(より柔らかい着弾で)。

 

前述の通り、ヴェロシティーは距離がすべてなのだ。 もしタイトリストがこれをもう少し柔らかく(打感と、ショートアイアンからの球離れに関して)してくれたらなおいいのだが、いずれにしても、素晴らしい打感やグリーン回りでのコントロール性能を求めるボールでないことは確かだ。

 

カラー

今回のヴェロシティーは4色展開だ。

視認性の高いVISIホワイト、ヴェロシティーオレンジ、ヴェロシティーピンクに白が加わっている。

VISI-ホワイトは側面に入ったオレンジ色のスタンプと2桁の番号(00,22,77,99)が特徴だ。 少し変わった組み合わせに見えるかもしれないが、これはチームタイトリストのメンバーによる投票で決まったという。人々が望むものを提供していることを称賛したい。

ヴェロシティーはの小売価格は$ 26.99だ。