タイトリスト「TSi」ドライバーの注目点

・タイトリストの「TSi2」と「TSi3」ドライバーの2モデルがUSGA適合リストに掲載。

・「TSi3」は最新のトラック・ウェイティング・システムが特徴。

・「TS1」と「TS4」の後継モデルは今回リスト入りせず。

想像以上に良かった「TS2」と「TS3」は、使い手を選ぶドライバーを作るというタイトリストの評判を振り払う上でたくさんの役割を果たした。

そして今回、タイトリストは、2020年モデルの新作「TSi」ドライバー(TSi2とTSi3)を、キャロウェイとテーラーメイドと同じ土俵に立つゴルファーの試打候補メーカーになる足がかりにしようとしていると考えて良いだろう。

「TSi2」と「TSi3」が、PGAツアーと欧州ツアーに投入されたのは今週のこと。公には、タイトリストの「TSi」ドライバーが、発売前の最終評価を受けているということになっている。

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全てうまく行くことを願うばかりだ。しかし、良い話を現実で台無しにするのは好まないが、最終評価であってもそうでなくても、「TSi」ドライバーシリーズの検証はとっくに終わっている。

タイトリストの工場が、既に発売日に向けてドライバーを製造することに必死になっていることは間違いないだろう。

今回は、ドライバーがツアーに投入されても一般のゴルファーは2021年まで待たなければならないというピンの状況とは異なる。

確かにタイトリストでも、新型コロナウイルスによる「進めるべきか、立ち止まるべきか」という状況は多数あったが、最終的にタイトリストがローンチに踏み切ったことは明白。

発売日まではお伝えできないが、「TSi」ドライバーが店頭に並ぶまで相当待たなければならないということはないだろう。

そして、これ以上の追加モデルはないという保証もないが、USGAの適合リストによれば、タイトリストの「TSi」ドライバーは2モデルが発売されるということが分かる。

タイトリスト 「TSi2」

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タイトリストの「TSi2」が、市場で一番多い層にフィットすることは間違いない。そして、(タイトリストのやや紛らわしいSURE FITホーゼルは継承されているものの)その多彩性は可変ウェイトではなくデザインそのものにより引き出されているようだ。

いつものように、タイトリストは詳細を現時点で明らかにしていないが、写真を見ると他と同じ道を辿っているように見える。

各所に様々な素材を採用しており、クラブ後部にさらなるウェイトが配置されていることも予測できる。こうすることでMOIがより大きくなり(寛容性もアップ)、打ち出しもやや高くなる。

これは、「TSi」ドライバーのロフトが「TS」よりも0.5度ストロングであることを考えると、当然なことだろう。

理想的な弾道を達成するために、「TSi」はよりダイナミックロフトが大きくなり、それにともなって静的ロフトも調整されているというわけだ。


タイトリスト 「TSi3」

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「TSi3」ドライバーは、可変ウェイトが特徴の「TSi」というだけではあるが、2モデルの中ではより魅力的だ。

今回「TSi3」で実装された可変ウェイトには2つの特徴がある。一つは、わかりにくいSURE FIT CGウェイトが、クラブ後部に固定された5つのポジションがある周辺重量システムとなったことだろう。

一見したところ、ここにはキャロウェイ(「エピック」シリーズ)やピン(「G410」/「G425」)との根本的な違いは見られない。とはいえ、この機能に装着された十分に重量があるように見えるウェイトには、注目するべきだろう。

また、スイングウェイト調整も言及されるべきだろうが、私の見立てでは「TS3」よりもかなりのMOIアップが実現されているように感じる。

従来通りなら、「TSi3」は「TSi2」よりも低スピンモデルとなっているはず。

そしてUSGAの写真で判断することは当然不可能だが、両サイズともヘッド体積は460ccかそれに近いことが予想される一方、「TSi2」の方がより大きく、「TSi3」はより小ぶりなヘッドとなっているように思われる。

タイトリスト 「TSi1」と「TSi4」ドライバーはどうなる?

現状では、タイトリストには2つのモデルが存在しておらず、タイトリストやUSGAからは、「TSi1」と「TSi4」ドライバーに関する短期計画が示唆されているということもない。

これで、どちらか、あるいは両モデルが発表されないということではないが、「TS」シリーズではニッチな層が好んだ「TS1」と「TS4」は、「TS2」と「TS3」にだいぶ遅れてローンチされた。

「TSi」シリーズも同様のサイクルを辿る可能性が高く、「TSi1」と「TSi4」はいずれリリースされることになるだろう。

とはいえ、私としては「TSi4」を見たいが、タイトリストがこのモデルの発売を取りやめることになっても驚くことはない。

ツアーでの使用も最小限で、小売市場でもそれ以上に限らはず。「TSi1」の方が2モデルの中では発売される可能性はあるだろう。


価格と発売時期

上述したように、タイトリスト 「TSi」ドライバーに関する公式な情報は少ないし、発売日も発表されていないが、遅くとも10月までにはそれも変わるだろう。価格も不明だが、賭けるなら500ドルというところだ。

それだと高すぎると言うなら、「TS」シリーズ全モデルの値引きは150ドルだ。ならば、もう少しお金をかけても悪くないだろう。

毎度のことだが、詳細は分かり次第お伝えする。


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