最近ボーケイから新作限定ウェッジ「64W Limited Edition Wedge Works」がリリースされたが、そのストーリーは完全に目新しいわけではない。マスターズの開催が迫る今、もしくは開催予定だった4月であっても、新ウェッジのリリースにはいつも共通のテーマがあるものだ。

オーガスタの“悪名高い”コンディションを考えると、トッププロたちがいつも使うロブウェッジのロフトを寝かせ、より低いバウンスオプションに交換して、硬いライや、起伏の激しいグリーン、オーガスタでは避けられない難しいショートゲームへの対策を講じることは決して珍しいことではない。

今日紹介するウェッジは、まさしく“オーガスタ仕様”というわけだ。

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「ボーケイ64W (Limited Edition Wedge Works)」-インスパイアbyジミー・ウォーカー

時と共に「インスパイアbyジミー・ウォーカー」と謳われるようになったが、新作「ボーケイ64W Limited Edition Wedge Works」は、今年5月にリリースされたシーズン最初の“オーガスタウェッジ”「Special Edition Low Bounce Kグラインド」と根本的には変わらない。

比較するとすれば、「64W」のソールはそれほど広くはなく、キャンバーもやや少なめだ。これらが揃うと、ウェッジが芝から抜けやすくなる。

バウンスが4度しかないため、タイトなライに特に適するが、それ以外はあまり役立たない。そして、もちろんオーガスタのグリーン周りでは、できるだけロフトを寝かせたいという状況に必ず直面する。



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「ボーケイ64W (Limited Edition Wedge Works)」-果たして本当に必要か?

「Arccos」のデータを見れば、通常なら64度を超えるクラブは避けなければならないのは一目瞭然だが、オーガスタでプレーするなら、きっと「ボーケイ64W」は悪い選択ではない。

もちろん、ボーケイの「Wedge Works」シリーズからは常に新しい何かが登場する。「ボーケイ64W」では、斬新なルックス(トゥに描かれた大きなロフト表示)や、新しい仕上げがそれにあたる。今回は、黒の「DLC(ダイヤモンドライクカーボン)仕上げ」だ。

PXGでも同じ仕上げが使用されており、「ブラック仕上げ」よりも耐久性に優れている。

総じて、一般的なボーケイのイメージより少し大胆なルックスだが、同社内でも変化を起こそうという動きがあり、私もお気に入りのデザインだ。

技術的なストーリーはメインラインの「SM8」と同じであるため、「プログレッシブCG」やスピン性能を高める「ミルドグルーブ」の詳細の説明は省くことにする。

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価格と販売予定

ボーケイ「ボーケイ64W Limited Edition Wedge Works」の価格は250ドル。タイトリストがラインナップするカスタムシャフトと、5文字までの「刻印」および「BVウィングのカスタムペイント」が含まれる。

文字通り「限定」なので、早めに手に入れることをお勧めする。