プレミアムあるいはそれに準ずる高性能のボールに拘っているゴルファーには、このボールは興味がないかもしれない。

しかし、より低価格のボールについて知りたいと思うゴルファーにとっては、ボールを選ぶ選択肢が1つ増えることになるだろう。

それでは、タイトリスト DT TruSoftの後継、TruFeelを紹介しよう。

タイトリストボールTRUFEEL,低価格

TruFeelは価格重視のゴルファーに向けたタイトリストの新製品だ。名前が示す通りソフトな打感を有する。

その点でTruFeelは前作のTruSoftや人気の高かったDT Soloの特性を継承している。ソフトな打感でお手頃価格のツーピースボールというわけだ。

その構造や価格帯からわかるように、TruFeelはPro V1はもちろんAVX使用者のための商品ではない。

TourSoftの市場とぶつかることもないだろう。どちらかというと、Velocityに匹敵するバランスのいい性能だといえる。

ただ、Velocityはただひとつのことだけ(とにかく飛ぶこと)を主題に作られたが、TruFeelは飛距離とショートゲームでの扱いやすさ(ともにソフトな打感のボールの中では)、そしてもちろんソフトな打感を兼ね備えている。

既製品データ部門によると、このカテゴリーには600を超えるボールが存在している。

低価格とソフトな打感の組み合わせは人気が高い。タイトリストの思惑は、そこに飛距離性能とスピン性能が加われば無敵ということ。

もちろんTruFeelは競技志向のゴルファー向けではないが、対象のゴルファーたちが求めるものを、必要な性能を諦めることなく得られるボールである。

タイトリストボールTRUFEEL,低価格
 
 

主要な特徴

TruTouch(トゥルータッチ)コア:低コンプレッションボールの中で最も高速。スピン量を抑えて飛距離増。

TruFlex(トゥルーフレックス)カバー:タイトリスト独自のアイオノマー配合。ソフトな打感をもたらす。

TrueFit(トゥルーフィット)エアロダイナミクス:ロングゲームでの飛距離増を促す新しいディンプルパターンを採用。

タイトリストボールTRUFEEL,低価格

展開は白と黄色の2色。タイトリスト史上初のマットボールとなる、マットレッドは2020年1月に発売予定。タイトリストのオンラインストアで最も人気の高いオプションから着想を得たサイドスタンプ・アライメントをアライメントラインとして採用している。

TruFeelボールはすべて、マサチューセッツ州ノースダートマスにあるボール工場2で作られている。これはつまり、タイトリストが製造の全工程において徹底的に管理しているということで、製品の一貫性が期待できる。

小売価格は22.99ドル。現在入手可能。