本間は、あなたが本当に実力のあるゴルファーなら、この本格的ブレードを使うべきであると思っている。
ウッズが道具に細かいことは有名な話だ。プロの間でも、ほとんど右に出る者がいない繊細な感覚を持っている。
ピンは広告宣伝において、いい加減ででたらめな謳い文句ではなく、本当に意味のある技術的な改善だけをアピールする控えめなメーカーだ。
ブレードアイアンをどれだけスマートに、セクシーに、ゴージャスに造るかで「真面目なメーカーの真面目度合い」が決まる。
テーラーメイドは、常に高い性能を持つウッドを造ってきた。しかしアイアンは、優れたものとそうでないものがある。
言葉を選ばずに言うと、このアイアンは大成功を収めたテーラーメイドのP790に対するキャロウェイの答えだ。
今私が知っている情報のすべてはお伝えできないのだが、Blueprintアイアンには過去の(少なくとも最近の)ピンのアイアンにはなかった何かがある。
業界では年々ストロングロフト化が進んでいて、初級者向けアイアンはその傾向が最も強いカテゴリーだ。ストロングロフトは「飛距離の方程式」において、必要不可欠な要素なのだ。
今回キャロウェイは、「すべてにおいて前モデルを上回る」と自信満々だが、実際はどうだろうか?
残念ながら、その美しいルックスは写真では伝え切れない。例えるなら、嫌々会ったお見合いの相手が驚くほど魅力的だった、という感じだ。
注目すべきは、新モデルのデザインが最近のピンの「シンプル」「モダン」というトレンドを継承していることだ。
どうやらゴルファーの認識や人気、市場シェアと、実際のクラブの品質との間には明らかなギャップがあるようだ。